IPv4/IPv6サポート

このリリースでは、IPv4のみまたはIPv6のみ(ピュアIPv4またはピュアIPv6)の環境がサポートされ、重複するIPv4とIPv6のネットワークを使用した「デュアルスタック」環境がサポートされます。

IPv6通信は、Virtual Delivery Agent(VDA)接続関連の2つのCitrixポリシー設定で制御されます。

  • IPv6を強制的に使用するプライマリ設定:IPv6 Controller登録のみを使用する。
  • IPv6ネットマスクを定義する従属設定:コントローラー登録のIPv6ネットマスク。

[IPv6 Controller登録のみを使用する]設定を有効にすると、VDAはIPv6アドレスで接続を受信するようにDelivery Controllerに登録されます。

デュアルスタックIPv4/IPv6展開

次の図は、デュアルスタックIPv4/IPv6展開を示しています。このシナリオで、「ワーカー」とはハイパーバイザーまたは物理システム上にインストールされたVDAを指し、主にアプリケーションやデスクトップへの接続を可能にするために使用されます。デュアルIPv6およびIPv4をサポートするコンポーネントは、トンネリングまたはデュアルプロトコルソフトウェアを使用するオペレーティングシステム上で実行されます。

デュアルスタックIPv4/IPv6展開

次のCitrix製品、コンポーネント、および機能ではIPv4のみがサポートされます。

  • Citrix Provisioning
  • XenServer
  • [IPv6 Controller登録のみを使用する] ポリシー設定が設定されていないVDA
  • Version 7.5よりも古いバージョンのXenApp、Version 7よりも古いバージョンのXenDesktop、およびDirector

この展開は、以下のように管理されます。

  • ユーザーによるIPv6ネットワークの使用頻度が高く、管理者がユーザーにIPv6トラフィックの使用を求める場合、管理者はプライマリのIPv6ポリシー設定(つまり[IPv6 Controller登録のみを使用する])が有効な組織単位(OU)またはワーカーイメージを使用してIPv6デスクトップとアプリケーションを公開します。
  • ユーザーによるIPv4ネットワークの使用頻度が高い場合、管理者はプライマリのIPv6ポリシー設定(つまり[IPv6 Controller登録のみを使用する])が無効(デフォルト)なOUまたはワーカーイメージを使用してIPv4デスクトップとアプリケーションを公開します。

ピュアIPv6展開

次の図は、ピュアIPv6展開を示しています。このシナリオの内容は以下のとおりです。

  • 各コンポーネントは、IPv6ネットワークのサポートが構成されたオペレーティングシステム上で実行されている。
  • すべてのVDAに対してプライマリのIPv6ポリシー設定([IPv6 Controller登録のみを使用する])が有効になっている。つまり、VDAをIPv6アドレスを使ってControllerに登録する必要がある。

ピュアIPv6展開

IPv6用のポリシー設定

Citrixポリシーには、ピュアIPv6環境やIPv4/IPv6デュアルスタック環境をサポートするための2つのポリシー設定があります。次の接続関連ポリシーを構成します。

  • IPv6 Controller登録のみを使用する: Delivery Controller登録でVirtual Delivery Agent(VDA)により使用されるアドレスの形式を制御します。デフォルトでは、無効に設定されています。
    • VDAがControllerと通信を行うときに、グローバルIPアドレス、ユニークローカルアドレス(ULA)、リンクローカルアドレス(ほかのIPv6アドレスを使用できない場合のみ)の順で単一のIPv6アドレスが選択されます。
    • この設定が無効な場合、そのマシンのIPv4アドレスを使用してVDAがControllerと登録および通信を行います。
  • コントローラー登録のIPv6ネットマスク: 1つのマシンが複数のIPv6アドレスを保持することがあります。このポリシー設定では、VDAで使用されるサブネットを指定できます。この場合、グローバルIPは使用されません。これにより、VDAが登録するネットワークが、指定されたネットマスクに最初にマッチしたアドレスのみに限定されます。この設定項目を使用する場合は、[IPv6 Controller登録のみを使用する]設定を有効にする必要があります。デフォルトでは空文字が設定されています。

重要:

これらの設定項目によってのみ、VDAで使用されるアドレスの形式(IPv4またはIPv6)が決定されます。つまり、VDAでIPv6アドレスが使用されるようにするには、 [IPv6 Controller登録のみを使用する]設定を有効にしたポリシーを適用する必要があります。

展開に関する考慮事項

環境内にIPv4とIPv6の両方のネットワークがある場合、IPv4のみのクライアントとIPv6ネットワークにアクセスできるクライアントに対して、別個のデリバリーグループ構成が必要です。ユーザーを区別するために、名前付け、手動Active Directoryグループ割り当て、またはSmartAccessフィルターの使用を検討してください。

IPv6ネットワークで接続されたセッションにIPv4アクセスのみの内部クライアントから再接続する場合、再接続に失敗することがあります。