環境のアップグレード

注:

製品名の変更についてはこちらを、バージョン番号の変更点についてはこちらを参照してください。

はじめに

重要:

ファイル名に1808_2(またはスタンドアロンVDAの場合は1808.2)が含まれるISOおよびスタンドアロンVDAをダウンロードし、使用してください。詳しくは、CTX237835を参照してください。

新しいバージョンのマシンやサイトをセットアップせずに、一部の環境をアップグレードすることができます。このプロセスはインプレースアップグレードとも呼ばれます。アップグレード可能なバージョンの一覧は、「アップグレード」を参照してください。

アップグレードを開始するには、新しいバージョンでインストーラーを実行して、以前にインストールされたコアコンポーネント、VDA、およびその他の特定のコンポーネントをアップグレードします。その後に、データベースとサイトをアップグレードします。

この製品バージョンでサポートされていないオペレーティングシステム上のコンポーネントをアップグレードしようとすると、ある記事を案内するメッセージが表示されます。その記事の情報は、このトピックにも記載しています。「以前のオペレーティングシステム」を参照してください。

全製品インストーラーでインストールできるコンポーネントの新しいバージョンが提供されている場合は、そのコンポーネントをアップグレードできます。全製品インストーラーでインストールされていない他のコンポーネント(Citrix ProvisioningやProfile Managementなど)については、そのコンポーネントのマニュアルを参照してください。ホストのアップグレードについては、該当するドキュメントを参照してください。

アップグレードを開始する前に、この記事の情報をすべて確認してください。

アップグレードの順序

次の図に、アップグレードの順序の概要を示します。詳細については、「アップグレード手順」を参照してください。たとえば、サーバーに複数のコアコンポーネントがインストールされている場合、そのサーバーマシンでインストーラーを実行すると、新しいバージョンが存在するすべてのコンポーネントがアップグレードされます。マスターイメージで使用されているVDAをアップグレードしてから、このマスターイメージを更新することもできます。その後、このマスターイメージを使用するカタログと、このカタログを使用するデリバリーグループを更新します。手順の詳細では、サイトデータベースとサイトを自動または手動でアップグレードする方法についても説明しています。

アップグレード手順のフローチャート

事前サイトテスト

Delivery Controllersおよびサイトをアップグレードする場合は、実際のアップグレードが開始される前に事前サイトテストが実行されます。このテストでは、次のことが確認されます:

  • サイトデータベースにアクセスでき、バックアップされている
  • 基本的なCitrixサービスへの接続が正しく機能している
  • Citrixライセンスサーバーのアドレスが使用可能である
  • 構成ログデータベースにアクセスできる

テストの実行後に、その結果のレポートを表示できます。検出された問題を修正し、テストを再実行できます。事前サイトテストを実行して問題を解決できない場合、サイトの仕組みに影響を与える可能性があります。

テスト結果が含まれているレポートは、インストールログと同じディレクトリにあるHTMLファイル(PreliminarySiteTestResult.html)です。そのファイルが存在しない場合は作成されます。ファイルが存在する場合は、その内容が上書きされます。

テストの実行

  • インストーラーのグラフィカルインターフェイスを使用してアップグレードする場合、ウィザードにはテストを開始してレポートを表示できるページがあります。テストの実行後、レポートを表示して見つかった問題が解決されたら、テストを再実行できます。テストが正常に完了したら、[次へ]をクリックしてウィザードを続行します。
  • コマンドラインインターフェイスを使用してアップグレードする場合、テストは自動的に実行されます。デフォルトでは、テストが失敗した場合、アップグレードは実行されません。レポートを表示して問題を解決したら、コマンドを再実行します。

Controllerおよびサイトのアップグレードを続行する前に、事前サイトテストを実行して問題を解決しておくことをお勧めします。テストを実行する時間に比べて十分な利点があります。ただし、この推奨アクションは無効にできます。

  • グラフィカルインターフェイスを使用してアップグレードする場合、テストをスキップしてアップグレードを続行できます。
  • コマンドラインでアップグレードする場合、テストはスキップできません。デフォルトでは、サイトテストが失敗すると、インストーラーが失敗し、アップグレードは実行されません。/ignore_site_test_failureオプションを指定すると、テストの失敗は無視され、アップグレードが続行されます。

複数のControllerをアップグレードする場合

1つのControllerでアップグレードを開始した後、(最初のアップグレードが完了する前に)同じサイトの別のControllerのアップグレードを開始した場合:

  • 最初のControllerで事前サイトテストが完了した場合、他のControllerのウィザードに事前サイトテストページは表示されません。
  • 他のControllerでアップグレードを開始したときに、最初のControllerでテストが進行中の場合、他のControllerのウィザードにサイトテストページが表示されます。ただし、最初のControllerのテストが終了すると、最初のControllerのテスト結果のみが保持されます。

サイトの正常性に関係しないテストの失敗

  • メモリ不足のために事前サイトテストが失敗した場合は、使用可能なメモリを増やしてからテストを再実行してください。
  • ユーザーにアップグレードの権限があり、サイトテストを実行していない場合は、事前サイトテストが失敗します。これを解決するには、テストを実行する権限を持つユーザーアカウントでインストーラーを再実行します。

制限事項

アップグレードには以下の制限があります。

  • コンポーネント選択インストール: コンポーネントを新しいバージョンをインストールまたはアップグレードしていて、アップグレードが必要な他のコンポーネント(別のマシン上)をアップグレードしないことを選択している場合、Studioによって確認メッセージが表示されます。たとえば、アップグレードにControllerとStudioの新しいバージョンが含まれるとします。Controllerをアップグレードしますが、Studioがインストールされているマシン上でインストーラーを実行しません。Studioをアップグレードするまではサイトを管理できません。

    VDAをアップグレードする必要はありませんが、利用できる機能をすべて使用できるようにするために、すべてのVDAをアップグレードすることをお勧めします。

  • バージョン7.5より前のXenApp: バージョン7.5より前のXenAppからアップグレードすることはできません。XenApp 6.xの環境を移行することはできます。「XenApp 6.xからの移行」を参照してください。
  • バージョン7.xより前のXenDesktop: バージョン5.6より前のXenDesktopからアップグレードすることはできません。XenDesktop 5.6をこのリリースにアップグレードするには、まず7.6 LTSR(最新CUを使用)にアップグレードしてから、Citrix Virtual Desktopsのこのリリースにアップグレードします。
  • XenDesktop Express Edition: XenDesktop Express Editionをアップグレードすることはできません。現在サポートされているエディションのライセンスを入手し、インストールしてからアップグレードしてください。
  • Early ReleaseまたはTechnology Previewバージョン: Early Release、Technology Preview、プレビューバージョンからアップグレードすることはできません。
  • 以前のオペレーティングシステム上のコンポーネント: MicrosoftまたはCitrixでサポートされなくなったオペレーティングシステムに、現行のVDAをインストールすることはできません。詳しくは、「以前のオペレーティングシステム」を参照してください。
  • 製品選択: 以前のバージョンからアップグレードする場合、最初のインストール時に設定されていた製品(Citrix Virtual AppsまたはCitrix Virtual Desktops)を選択または指定しないでください。
  • 混在環境またはサイト: 以前のバージョンのサイトと現行バージョンのサイトの実行を継続する必要がある場合は、「混在環境での考慮事項」を参照してください。
  • 7.13より前のDelivery Controller: 7.13より前のDelivery Controllerをアップグレードする場合、[クライアントの自動再接続のタイムアウト]設定が構成されているポリシーがあると、エラー(例外)が表示されることがあります。このエラーは、バージョン7.13から導入された[クライアントの自動再接続のタイムアウト]設定の値が、許容範囲0~300の範囲外である場合に発生します。このエラーを回避するには、Citrix Group Policy PowerShell Providerを使用して設定を構成解除するか、指定された範囲内の値に設定します。例については、CTX229477を参照してください。

準備

アップグレードを開始する前に、次の情報を確認し、必要な作業を完了してください。

インストーラーとインターフェイスを選択する

製品ISOから全製品インストーラーを使用して、コンポーネントをアップグレードします。

全製品インストーラーまたはスタンドアロンのVDAインストーラーを使用して、VDAをアップグレードできます。

すべてのインストーラーで、グラフィカルおよびコマンドラインインターフェイスが提供されます。詳しくは、「インストーラー」を参照してください。

アップグレードできるバージョンからデータをインポートまたは移行することによってアップグレードすることはできませんもっと以前のバージョンは、アップグレードするのではなく移行する必要があります。アップグレード可能なバージョンの一覧については、「アップグレードと移行」を参照してください。

デスクトップVDAの最初のインストールにVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用した場合は、アップグレードするときもそのインストーラーを使用することを推奨しています。全製品VDAインストーラーまたはVDAWorkstationSetup.exeインストーラーを使用してVDAをアップグレードする場合、明示的にアップグレードを省略または除外していない限り、元は除外されていたコンポーネントがインストールされることがあります。

たとえば、最初にVDAWorkstationCoreSetup.exeを使用してバージョン7.14 VDAをインストールしたとします。その後、全製品インストーラーを使用して、そのVDAをアップグレードします。全製品インストーラーのデフォルト設定を受け入れると、元のインストールで除外されていたコンポーネント(Profile Managementなど)がアップグレード時にインストールされる可能性があります。

VDAを現行リリースにアップグレードする場合、アップグレード処理中にマシンの再起動が発生します(この要件は7.17リリースから導入されました)。この再起動は回避できません。再起動後に、アップグレードが再開されます(コマンドラインで/noresumeを指定していない場合)。

サイトの状態を確認する

サイトに問題がある場合、アップグレードしても問題は解決されません。実際には、アップグレードによってサイトが復旧困難な複雑な状態になる可能性があります。

Controllerをアップグレードするために全製品インストーラーを起動した場合、実際のアップグレードが始まる前に事前サイトテストが実行されます。テストの実行後に、その結果のレポートを表示できます。問題が見つかった場合は、アップグレードを中止して問題を修正できます。その後、問題を解決してから、アップグレードを再開できます。

詳しくは、「事前サイトテスト」を参照してください。

データベースをバックアップする

サイト、監視、およびConfiguration Loggingデータベースをバックアップします。CTX135207の指示に従います。アップグレード後に問題を検出した場合は、バックアップを回復できます。

その他の準備作業

  • Citrixライセンスが最新であることを確認する: アップグレードする前に、Customer Success Services、Software Maintenance、およびSubscription Advantageの日付が新しい製品バージョンで有効であることを確認してください。7.x以前の製品バージョンからアップグレードする場合、この日付は2018.0815以降である必要があります。
  • アプリケーションとコンソールを終了する: アップグレードを開始する前に、ファイルロックが発生する可能性があるすべてのプログラム(管理コンソールやPowerShellのセッションなど)を終了してください(マシンを再起動すると、ファイルロックがすべてクリアされていること、および保留中のWindows更新がないことが確認されます)。アップグレードを開始する前に、サードパーティの監視エージェントサービスを停止して無効にしてください。
  • 適切な権限を持っていることを確認する: ドメインユーザーであることに加えて、製品コンポーネントをアップグレードするマシンのローカル管理者である必要があります。

    サイトデータベースおよびサイトは、自動または手動でアップグレードできます。データベースの自動アップグレードでは、SQL Serverデータベーススキーマを更新できる権限(db_securityadminまたはdb_ownerデータベースロールなど)がStudioユーザーに必要です。詳しくは、「データベース」を参照してください。Studioユーザーにこれらの権限がない場合は、データベースの手動アップグレードを開始するとスクリプトが生成されます。StudioユーザーはStudioが生成したスクリプトをいくつか実行します。データベース管理者は、SQL Server Management Studioなどのツールを使用して、その他のスクリプトを実行します。

  • 必要に応じて、テンプレートをバックアップし、ハイパーバイザーをアップグレードします。
  • 他の準備タスクが事業継続計画に記載されていれば、それも完了します。

混在環境に関する考慮事項

環境内に製品バージョンが異なるサイトやファームがある(たとえば、XenDesktop 7.14のサイトとCitrix Virtual Desktops 1808のサイト)場合は、StoreFrontを使用して、異なる製品バージョンからアプリケーションとデスクトップを集約することをお勧めします。詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。

  • 混在環境では、異なるバージョンのStudioやDirectorを同一マシン上にインストールすることはできません。
  • Citrix Provisioning(旧称Provisioning Services)を使用するXenDesktop 7.xおよびXenDesktop 5.6のサイトを同時に運用する場合は、XenDesktop 7.xサイト用に新しいCitrix Provisioningを展開するか、Citrix Provisioningを最新バージョンにアップグレードしてください。ただし、これらの操作を行うと、XenDesktop 5.6サイトではワークロードをプロビジョニングできなくなります。

各サイト内ですべてのコンポーネントをアップグレードすることをお勧めします。コンポーネントによっては以前のバージョンを使用できますが、最新バージョンの機能を一部使用できない場合があります。たとえば、以前のバージョンのControllerを含む環境で最新のVDAを使用できますが、最新リリースの新機能を使用できない場合があります。最新でないバージョンを使用すると、VDA登録で問題が発生する可能性もあります。

  • バージョン5.xのControllerと以降のバージョンのVDAを使用しているサイトがある場合は、できるだけ早くすべてのコンポーネントのアップグレードを完了してください。
  • スタンドアロンのStudioは、新しいバージョンを使用する準備ができるまでアップグレードしないでください。

以前のオペレーティングシステム

コンポーネントの以前のバージョンを、サポートされているオペレーティングシステム(OS)バージョンを実行していたマシンにインストールしたとします。新しいコンポーネントバージョンを使用したいが、現行バージョンのコンポーネントでそのOSが有効ではなくなっています。

たとえば、Windows 7 SP1を実行しているマシンにVDA for Desktop OS 7.14をインストールしたとします。そのVDAを現行リリース(Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1808など)にアップグレードしたいが、デスクトップVDAではWindows 7は有効なOSではなくなっています。

無効なOSは「サポートされていない」OSよりさらに不適切な状態です。サポートされていないOSは非推奨ですが、許容されています。無効なOSとは、Citrix Virtual Apps and Desktopsのインストーラーが、そのOSバージョンを実行しているマシンでコンポーネントをインストールまたはアップグレードすることを許容していないことを意味します。

許容されなくなったオペレーティングシステム上にコンポーネントをインストールまたはアップグレードしようとすると、「このオペレーティング システムにはインストールできません。」などのエラーメッセージが表示されます。

次の図は、影響を受けるインストーラーコンポーネントを示しています(画像では全製品インストーラーグラフィカルインターフェイスを示していますが、グラフィカルインターフェイスやコマンドラインインターフェイス、スタンドアロンのVDAインストーラーのいずれを使用した場合も、無効なオペレーティングシステムが検出されます)。

インストーラーを使用してインストールできるコンポーネントと機能

有効なオペレーティングシステム

リリースで対応しているOSについては、リンク先を参照してください。

無効なオペレーティングシステム

次の表に、現行リリースのコンポーネントのインストールまたはアップグレードに対して有効でない、以前のオペレーティングシステムの一覧を示しています。記載されている各OSでサポートされている最新の有効なコンポーネントのバージョンと、インストールおよびアップグレードが無効になったときのコンポーネントのバージョンを示しています。

表のオペレーティングシステムには、サービスパックと更新プログラムが含まれています。たとえば、Windows 7にはWindows 7 SP1が含まれていて、Windows 8にはWindows 8.1が含まれています。アップグレードする場合は、7.xバージョンから以降のバージョンにアップグレードするものと想定しています。

オペレーティングシステム コンポーネント/機能 最新の有効バージョン インストール/アップグレードが不可能になるバージョン
Windows 7およびWindows 8 VDA 7.15 LTSR 7.16
Windows 7およびWindows 8 その他のインストーラーコンポーネント 7.17 7.18
1607より前のWindows 10バージョン VDA 7.15 LTSR 7.16
Windows Server 2008 R2 VDA 7.15 LTSR 7.16
Windows Server 2008 R2 その他のインストーラーコンポーネント 7.17 7.18
Windows Server 2012 VDA 7.15 LTSR 7.16
Windows Server 2012 その他のインストーラーコンポーネント 7.17 7.18
Windows Server 2012 R2 サーバーVDI 7.15 LTSR 7.16

Windows XPおよびWindows Vistaは、7.xのコンポーネントまたはテクノロジでは無効です。

対処方法

選択肢があります。以下の選択肢を検討してください。

現在のOSを引き続き使用する:

この方法は、VDAでは実現可能です。

以前のOSのマシンを引き続き使用する場合は、次のいずれかを選択できます。

  • インストールされているコンポーネントバージョンを使用し続ける
  • 最新の有効なコンポーネントバージョンをダウンロードし、コンポーネントをそのバージョンにアップグレードする(最新の有効なコンポーネントバージョンがまだインストールされていないことを前提としています)

たとえば、Windows 7 SP1マシンで7.14 VDAを使用しているとします。Windows 7 OSマシン上で最新の有効なVDAバージョンは、XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSRです。7.14を使用し続けるか、または7.15 LTSR VDAをダウンロードしてVDAをそのバージョンにアップグレードします。以前のバージョンのVDAは、新しいバージョンのDelivery Controllerがある展開で動作します。たとえば、7.15 LTSR VDAは、Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1808のControllerに接続できます。

マシンを再イメージ化またはアップグレードする:

これらの方法は、VDA、およびコアコンポーネント(Delivery Controllerなど)がインストールされていない他のマシンで実現可能です。次のいずれかのオプションを選択します:

  • メンテナンスモードをオンにしてすべてのセッションを終了できるようにして、マシンのサービスを停止した後に、サポートされているWindows OSバージョンにマシンを再イメージ化してから、コンポーネントの最新バージョンをインストールできます。
  • 再イメージ化せずにOSをアップグレードするには、OSをアップグレードする前にCitrixソフトウェアをアンインストールします。そうしないと、Citrixソフトウェアがサポートされていない状態になります。次に、新しいコンポーネントをインストールします。

サポートされているオペレーティングシステムを実行している新しいマシンを追加し、古いマシンを取り外します。

この方法は、Delivery ControllerなどのコアコンポーネントがあるマシンでOSをアップグレードする必要がある場合に適しています。

サイト内のすべてのControllerでOSを同じにすることをお勧めします。次のアップグレードシーケンスでは、複数のControllerのOSが異なる間隔を最小限に抑えています。

  1. サイト内のすべてのDelivery Controllerのスナップショットを作成し、サイトデータベースをバックアップします。
  2. サポートされているオペレーティングシステムを搭載したクリーンなサーバーに新しいDelivery Controllerをインストールします。たとえば、2台のWindows Server 2016マシンにControllerをインストールします。
  3. 新しいControllerをサイトに追加します。
  4. 現行リリースで有効でないオペレーティングシステムを実行しているControllerを取り外します。たとえば、2台のWindows Server 2008 R2マシン上の2台のControllerを取り外します。「Delivery Controller」に記載されている、Controllerを取り外すための推奨事項に従います。

サービスオプション:

このトピックのほとんどの例は、現行リリース(CR)サービスオプションを使用する展開に適用できます。この概念は、長期サービスリリース(LTSR)サービスオプションを使用する展開にも適用できます。

  • XenAppおよびXenDesktop 7.6 LTSRと7.15 LTSRのリリースの間に、無効になった、サポートされているOSはありませんでした。したがって、以前のLTSRバージョンから次のバージョンへ移行する際に、アップグレードの問題は発生しませんでした。
  • 将来(たとえば、7.15 LTSRから次のLTSRバージョンに移行する場合)、その間に無効と特定されたOSが原因で問題が発生する可能性があります。

VDAの混在環境のサポート

製品バージョンをアップグレードするときには、すべてのコアコンポーネントおよびVDAをアップグレードすることをお勧めします。そうすることにより、そのエディションで追加および強化された機能をすべて使用できるようになります。

環境のすべてのVDAを同時にアップグレードできない場合は、マシンカタログを作成する際に、マシンにインストールされているVDAバージョンを指定できます。デフォルトでは、この設定は推奨される最新のVDAバージョンを指定します。マシンカタログに以前のVDAがあるマシンが含まれる場合のみ、この設定を変更してください。マシンカタログで複数のバージョンのVDAを混在させることは推奨されていません。

VDAバージョンで推奨されているデフォルト設定を使用してカタログが作成されていて、以前のVDAバージョンのマシンが複数のある場合は、それらのマシンはController に登録できず、動作しません。

詳しくは、「VDAバージョンと機能レベル」を参照してください。

アップグレード手順

製品インストーラーのグラフィカルインターフェイスを実行するには、マシンにログオンし、インストールメディアまたはISOファイルのAutoSelectをダブルクリックします。コマンドラインインターフェイスを使用するには、該当するコマンドを発行します。「コマンドラインを使ったインストール」を参照してください。

  1. 複数のコアコンポーネント(Controller、Studio、ライセンスサーバーなど)が同じサーバーにインストールされていて、そのいくつかで新しいバージョンが使用可能である場合、インストーラーを実行するとそのすべてのコンポーネントがアップグレードされます。

    コアコンポーネントがController以外のマシンにインストールされている場合は、各マシン上でインストーラーを実行します。推奨される順番は次のとおりです。 License Server、StoreFront、Director。

  2. Citrix Provisioningを使用している場合は、Citrix Provisioningサーバーとターゲットデバイスをアップグレードします。「Citrix Provisioning」の手順に従ってください。

  3. アップグレードするVDAのマシン上で製品インストーラーを実行します。(マスターイメージおよびMachine Creation Servicesを使用する場合は、手順12を参照してください)。

  4. 半数のController上で製品のインストーラーを実行します(インストーラーを実行すると、それらのサーバー上にインストールされている他のすべてのコアコンポーネントもアップグレードされます)。たとえば、4つのControllerがある場合は、そのうちの2つでインストーラーを実行します。

    • 半分のControllerをそのまま残すことで、ユーザーはそのサイトを引き続き使用できます。VDAはこれらの残りのControllerに登録されます。動作するControllerの数が減少するため、サイトの処理能力が低下する場合があります。データベースのアップグレードの最終段階で新しいクライアント接続を確立するときに、ほんの短い間だけサイトの動作が中断されます。アップグレード済みのControllerでは、サイト全体がアップグレードされるまで要求を処理できません。
    • サイトにControllerが1つしかない場合、アップグレード中はサイトが動作しなくなります。

    実際のアップグレードが開始される前に、最初のControllerで事前サイトテストが実行されます。詳しくは、「事前サイトテスト」を参照してください。

  5. 既にアップグレードしたControllerとは別のマシンにStudioがインストールされている場合は、そのマシン上でインストーラーを実行します。

  6. 新しくアップグレードされたStudioで、サイトデータベースをアップグレードします。詳しくは、「データベースとサイトのアップグレード」を参照してください。

  7. アップグレードしたStudioのナビゲーションペインで、[Citrix Studio (サイト名)]を選択し、[よく使用するタスク]タブの[残りのDelivery Controllerのアップグレード]を選択します。

  8. アップグレードが完了したら、Studioをいったん閉じてから再度開きます。Controllerのサービスをサイトに登録するため、またはゾーンIDがだ存在しない場合に作成するために、追加のサイトアップグレードを要求するメッセージがStudioによって表示されることがあります。

  9. [よく使用するタスク] ページの [サイト構成] セクションで、[登録の実行]を選択します。Controllerを登録すると、サイトで使用できるようになります。

  10. アップグレードの完了時に [完了] を選択すると、Citrixの利用統計情報プログラムに登録するかどうかを選択できるページが表示されます。このプログラムでは、使用環境に関する情報が収集されます。収集された情報は、弊社製品の品質、信頼性、およびパフォーマンスの向上のために使用させていただきます。

  11. コンポーネント、データベース、およびサイトのアップグレードが完了したら、新しくアップグレードされたサイトをテストできます。Studioのナビゲーションペインで、[Citrix Studio (サイト名)]を選択し、[よく使用するタスク] タブの [サイトのテスト] を選択します。これらのテストはデータベースのアップグレード後に自動的に実行されますが、必要に応じて再実行できます。

    サイトデータベースにローカルのSQL Server Expressを使用している場合に、SQL Server Browserサービスが開始されてないと、Windows Server 2016上のControllerに対するサイトのテスト機能が失敗する可能性があります。これを回避するには、以下のタスクを行います。

    1. SQL Server Browserサービスを有効にして開始します(必要な場合)。

    2. SQL Server(SQLEXPRESS)サービスを再開始します。

  12. Machine Creation Servicesを使用しておりアップグレード後のVDAを使用する必要がある場合:アップグレードと環境のテスト後に、マスターイメージで使用するVDAを更新します(まだ更新していない場合)。これらのVDAを使用するマスターイメージを更新します。「マスターイメージの更新または新しいマスターイメージの作成」を参照してください。次に、それらのマスターイメージを使用するマシンカタログを更新します。カタログを更新したら、それらのカタログを使用するデリバリーグループをアップグレードします。

データベースとサイトのアップグレード

コアコンポーネントとVDAをアップグレードしたら、アップグレードしたStudioを使ってデータベースとサイトの自動または手動アップグレードを開始します。

注意: 権限要件に関して「準備」を確認してください。

  • データベースの自動アップグレードでは、SQL Serverデータベーススキーマを更新できる権限がStudioユーザーに必要です。
  • 手動アップグレードの場合、StudioユーザーはStudioが生成したスクリプトをいくつか実行します。データベース管理者は、SQLCMDユーティリティ、またはSQL Server Management StudioをSQLCMDモードで使用し、そのほかのスクリプトを実行します。このようにしないと、エラーが発生することがあります。

アップグレードする前にデータベースをバックアップしておくことを強くお勧めします。CTX135207を参照してください。データベースのアップグレード中は製品サービスが無効になります。その間はControllerでサイトへの接続要求を仲介できなくなるため、慎重な計画が必要です。

データベースのアップグレードが完了し、製品サービスが有効になると、Studioにより環境と構成がテストされてHTMLレポートが生成されます。問題が見つかった場合は、データベースのバックアップを復元できます。問題を解決した後で、データベースのアップグレードを再試行します。

データベースとサイトの自動アップグレード:

アップグレードしたStudioを起動します。サイトのアップグレードを自動的に開始することを選択して、準備ができていることを確認すると、データベースとサイトのアップグレードが開始されます。

データベースとサイトの手動アップグレード:

  1. アップグレードしたStudioを起動します。サイトの手動アップグレードを選択します。ウィザードによってライセンスサーバーの互換性がチェックされ、確認メッセージが表示されます。データベースをバックアップしてあることを確認すると、スクリプトとアップグレード手順のチェックリストが生成されて表示されます。

    製品バージョンのアップグレード後にデータベースのスキーマが変更されていない場合、該当するスクリプトは生成されません。たとえば、App Orchestrationログデータベーススキーマが変更されていない場合、UpgradeLoggingDatabsae.sqlスクリプトは生成されません。

  2. 以下のスクリプトを順番に実行します。

    • DisableServices.ps1: 製品サービスを無効にするために、Controller上のStudioユーザーが実行するPowerShellスクリプト。
    • UpgradeSiteDatabase.sql: サイトデータベースがあるサーバー上でデータベース管理者が実行するSQLスクリプト。
    • UpgradeMonitorDatabase.sql: 監視データベースがあるサーバー上でデータベース管理者が実行するSQLスクリプト。
    • UpgradeLoggingDatabase.sql: 構成ログデータベースがあるサーバー上でデータベース管理者が実行するSQLスクリプト。このスクリプトは、このデータベースが変更された場合にのみ実行します(Hotfixの適用後など)。
    • EnableServices.ps1: 製品サービスを有効にするために、Controller上のStudioユーザーが実行するPowerShellスクリプト。
  3. チェックリストのタスクを完了したら、[アップグレードを完了する]を選択します。