Citrix Virtual Apps and Desktops

ユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ

ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリについて詳しくは、以下のMicrosoft社のドキュメントを参照してください。

要件および制限事項

Citrix Virtual Apps and Desktops™は、次のWindowsマシンでVDAでのUWPアプリの使用をサポートしています:

  • Windows 10以降のバージョン
  • Windows Server 2016以降のバージョン

VDAのバージョンは7.11以上である必要があります。

以下のCitrix Virtual Apps and Desktops機能は、UWPアプリの使用時にはサポートされないか、または制限されます:

  • ファイルタイプの関連付けはサポートされません。
  • ローカルアプリケーションアクセスはサポートされません。
  • 動的プレビュー:セッションで実行中のアプリが重複している場合、プレビューにはデフォルトのアイコンが表示されます。 動的プレビューに使用されるWin32 APIは、UWPアプリではサポートされません。
  • アクションセンターリモート:UWPアプリでは、アクションセンターを使用して、セッションでメッセージを表示することができます。 これらのメッセージは現在、エンドポイントにリダイレクトされてユーザーに表示されることはありません。

同じサーバーからのUWPアプリと非UWPアプリの起動は、サポートされません。 代わりに、UWPアプリと非UWPアプリは別のデリバリーグループまたはアプリケーショングループに配置する必要があります。

マシンにインストールされるUWPアプリはすべて列挙されるため、Windowsストアへのユーザーアクセスを無効にすることをお勧めします。 これにより、1人のユーザーによってインストールされたUWPアプリが他のユーザーによってアクセスされるのを防ぐことができます。

サイドローディングの実行中に、UWPアプリはマシンにインストールされ、他のユーザーが使用できるようになります。 別のユーザーがアプリを起動すると、アプリがインストールされ、OSはそのAppXデータベースを更新して、そのユーザーによって「インストール済み」であることを示します。

固定ウィンドウまたはシームレスウィンドウで起動された公開UWPアプリから正常にログオフすると、VDAセッションが終了せず、ユーザーが強制的にログオフされる場合があります。 この問題が発生すると、VDAセッションに残っているいくつかのプロセスにより、セッションが適切に終了できなくなります。 これを解決するには、CTX891671のガイダンスに従って、VDAセッションの終了を阻止しているプロセスを特定し、そのプロセスを「LogoffCheckSysModules」レジストリキーの値に追加します。

UWPアプリのアプリケーション表示名や説明の名前が正しくないことがあります。 アプリケーションをデリバリーグループに追加するときに、これらのプロパティを編集および修正してください。

その他の問題については、「既知の問題」を参照してください。

現時点では、複数のUWPアプリに透過性が有効になった白いアイコンがありますが、これによってStoreFrontのディスプレイの白い背景でアイコンが見えなくなるという問題があります。 これを回避するために、背景の色を変更できます。 たとえば、StoreFrontマシンで、ファイルC:\inetpub\wwwroot\Citrix\StoreWeb\custom\style.cssを編集します。 このファイルの末尾に、.storeapp-icon {background-image: radial-gradient( circle at top right, yellow, red ); }を追加します。 以下の図は、この例の編集前と編集後を示しています。

透過性を有効にした、背景変更前のアイコンと背景変更後のアイコン

Windows Server 2016以降のバージョンでは、UWPアプリを起動するとサーバーマネージャーも起動されることがあるという問題がありました。 こ唸らないようにするには、HKLM\Software\Microsoft\ServerManager\DoNotOpenServerManagerAtLogonレジストリキーを使用して、ログオン時にサーバーマネージャーが自動的に起動しないように無効にすることができます。 詳しくは、「https://blogs.technet.microsoft.com/rmilne/2014/05/30/how-to-hide-server-manager-at-logon/」を参照してください。

UWPアプリのインストールと公開

UWPアプリのサポートは、デフォルトで有効になっています。

1つまたは複数のUWPアプリをVDA(またはマスターイメージ)にインストールするには、以下のいずれかの方法を使用します:

Citrix Virtual AppsまたはCitrix Virtual Desktops™にUWPアプリを1つまたは複数追加(公開)するには、次の手順を実行します:

  1. UWPアプリがマシンにインストールされたら、UWPアプリをデリバリーグループまたはアプリケーショングループに追加します。 この処理は、グループの作成時、またはその後に行うことができます。 [アプリケーション] ページの [追加] メニューで、[[スタート]メニューから]を選択します。

  2. アプリケーションの一覧が表示されたら、公開するUWPアプリを選択します。

  3. ウィザードを先に進めるか、編集ダイアログを閉じます。

VDAでユニバーサルアプリを使用できないようにするには、HKLM\Software\Citrix\VirtualDesktopAgent\FeatureToggleに、EnableUWASeamlessSupportレジストリキーを追加して0に設定します。

UWPアプリのアンインストール

UWPアプリをRemove-AppXPackageなどのコマンドでアンインストールする場合、アイテムは管理者に対してのみアンインストールされます。 アプリを起動して使用した可能性のあるユーザーのマシンからアプリを削除するには、各マシンで削除コマンドを実行します。 すべてのユーザーのマシンから1つのコマンドでAppXパッケージをアンインストールすることはできません。

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