注:この機能は、組織のライセンスおよび管理者権限によっては使用できない場合があります。
HDX Insightにより、EdgeSightのネットワーク分析およびパフォーマンス管理機能がDirectorに統合されます。
- EdgeSightネットワーク分析機能では、HDX Insightを使用してネットワークのアプリケーションおよびデスクトップのコンテキストビューを提供します。 これにより、環境内のICAトラフィックをDirectorで詳細に分析できます。
- EdgeSightのパフォーマンス管理機能により、履歴保持および傾向に関するレポートを生成できます。 データの履歴保持とリアルタイム評価により、管理者はサーバーのキャパシティとヘルスに関する傾向レポートを作成できます。
Directorでこの機能を有効にすると、HDX Insightにより以下の追加情報がDirectorに提供されます。
- [傾向]ページには、展開環境全体におけるアプリケーション、デスクトップ、ユーザーに対する遅延と帯域幅の影響が表示されます。
- [ユーザーの詳細]ページには、特定のユーザーセッションに特化した遅延と帯域幅情報が表示されます。
制限事項
- ICAセッション往復時間(RTT)には、Receiver for Windows 3.4以降およびReceiver for Mac 11.8以降のデータが正確に表示されます。 これらのバージョンよりも前のバージョンのReceiverについては、正確なデータが表示されません。
- [傾向]ビューでは、XenDesktop 7よりも前のバージョンのVDAについてはHDX接続のログオンデータが収集されません。 以前のバージョンのVDAについては、チャートデータが0として表示されます。
Director上でEdgeSightネットワーク分析機能を構成するには
EdgeSightでは、NetScaler HDX Insightによるネットワーク分析が実行されます。これにより、Citrixアプリケーションおよびデスクトップの管理者は、ネットワークパフォーマンスを低下させる問題のトラブルシューティングおよび関連付けを行えます。
NetScaler Insight CenterをインストールしてDirectorで構成し、EdgeSightネットワーク分析を有効にする必要があります。 NetScaler Insight Centerは、Citrix.comからダウンロード可能な仮想マシン(アプライアンス)です。 Directorでは、EdgeSightネットワーク分析により、環境のトラフィック情報を収集します。 この情報に基づいて、HDX InsightはクライアントとバックエンドのCitrixインフラストラクチャ間のICAプロトコルの高精度な分析機能を提供します。