Product Documentation

新機能

May 16, 2016

このリリースについて

XenAppおよびXenDesktopの7.8リリースは、WindowsおよびLinux VDAの新規バージョンと、複数のXenAppおよびXenDesktopコアコンポーネントの新規バージョンで構成されています。 マシンの追加方法 

  • XenAppまたはXenDesktopサイトのインストールまたはアップグレード

このリリースのISOを使用して、すべてのコアコンポーネントとVDAをインストールまたはアップグレードします。 これにより、以下に示すすべての最新機能を使用できます。 手順については、「インストールの準備」または「展開のアップグレード」を参照してください。

  • 既存のサイトでのVDAのインストールまたはアップグレード

XenAppまたはXenDesktopの環境でコアコンポーネントをアップグレードする準備が整っていない場合でも、新しいVDAをインストール(またはアップグレード)することで、最新のHDX機能とそのほかの最新機能のいくつかを使用できます。 これは、通常、強化された機能を実稼働環境以外の環境でテストするのに役立ちます。 VDAの新機能と更新された機能は以下の通りです。 手順については、以下の記事を参照してください。

スタンドアロンVDAインストーラーのグラフィックインターフェイスを使用してVDAをインストールまたはアップグレードする

スタンドアロンVDAインストーラーのコマンドラインインターフェイスからVDAをインストールまたはアップグレードする

このリリースのXenAppおよびXenDesktopのダウンロードページでは、以下のソフトウェアの更新版もダウンロードできます。 機能の情報とインストーラーの説明については、各コンポーネントのドキュメントを参照してください。

XenApp/XenDesktop 7.8

この製品リリースでの新機能、および強化された機能は以下のとおりです。

  • XenApp Secure Browser 

アプリケーションのWebへの移行が進むにつれて、Webベースのアプリケーションに対応するために、ユーザーは複数のベンダーおよびバージョンのブラウザーを使用する必要があります。  アプリケーションを社内でホストしていると、多くの場合、組織はリモートユーザーにアクセスを提供するために複雑なVPNソリューションをインストールして構成する必要があります。 一般的なVPNソリューションには、クライアント側のエージェントが必要ですが、このエージェントもさまざまなオペレーティングシステムで維持する必要があります。 

XenApp Secure Browserを使用すると、ユーザーにWebベースのアプリケーションのエクスペリエンスをシームレスに提供することができます。ホストしているWebベースのアプリケーションは、ユーザーが希望するローカルブラウザーに表示されます。  たとえば、ユーザーがブラウザーにMozilla Firefoxを希望しても、アプリケーションが対応しているのはMicrosoft Internet Explorerのみという場合があります。  XenApp Secure Browserを使用すると、Internet Explorerに対応するアプリケーションが、Firefoxブラウザーのタブに表示されます。

詳しくは、「XenApp Secure Browser」を参照してください。 

  • AppDisk

新機能のAppDiskでは、アプリケーションとアプリケーションのグループがマスターイメージのOSから分離されるため、それらを個別に管理できます。 アプリケーションを、AppDiskという別個のエンティティとして管理できるようになります。

AppDiskは、隔離と変更管理という2つの面において、ほかのアプリケーションプロビジョニングテクノロジとは異なります。 Microsoft App-Vとは異なり、AppDiskではアプリケーションは隔離されず、分離されます。 変更管理(マスターイメージを更新し、その変更がインストール済みのアプリケーションと互換性があるかどうかをテストすること)は、企業にとって非常にコストがかさむ可能性があります。 AppDiskとAppDNAを併用することで、この変更管理機能が提供されます。 AppDNAでは、イメージの更新に伴う潜在的な問題が特定され、修復手順が提案されます。 

詳しくは、「AppDisks」を参照してください。

  • Microsoft Application Virtualization(App-V)のサポートの強化

Microsoft App-Vアプリケーションをユーザーに提供する場合に、Microsoft App-V Management serverと公開サーバーをStudioで構成および管理する必要がなくなりました。 代わりに、App-Vパッケージをネットワーク共有からCitrix Studioのアプリケーションライブラリに直接インポートできます。 App-Vアプリケーションは、マスターイメージやMicrosoft App-Vサーバーで検出されたほかのアプリケーション(存在する場合)と同様に、デリバリーグループ経由でこのライブラリからユーザーに提供されます。 既存の「デュアル」管理方式の代わりに、またはこの管理方式に加えて、新しい「シングル」管理方式を使用できます。

詳しくは、「App-V」を参照してください。

  • Studioの[アプリケーション]ノード

Studioのナビゲーションペインに新規追加された[アプリケーション]ノードを使用して、デリバリーグループの割り当てにかかわらず、すべてのアプリケーションを一元的に管理できるようになりました。 この主な利点の1つに、一度にアプリケーションを複数のデリバリーグループに追加できる機能が挙げられます。

これまでのリリースでは、アプリケーションを管理するには、Studioのナビゲーションペインでデリバリーグループを選択し、次に中央ペインで[アプリケーション]タブを選択する必要がありました。 このリリースでは、ナビゲーションペインで[アプリケーション]を選択するだけで済みます。

アプリケーションを複数のデリバリーグループに追加する場合、各デリバリーグループの優先順位(0が最も高い優先順位)を指定できます。XenAppまたはXenDesktopでは、まず最も優先順位の高いデリバリーグループのアプリケーションの起動が試行されます。起動できない場合は、次の優先順位のデリバリーグループのアプリケーションが起動されます。

アプリケーションの追加ウィザードには、アプリケーションのソースを選択するボックスが表示され、そのボックスの一覧から、マシンカタログで作成されたマシン、App-Vパッケージ、既にサイトに追加した(おそらく別のデリバリーグループの)アプリケーション、または手動で定義されたアプリケーションを選択します。

詳しくは、「アプリケーションの管理」および「デリバリーグループの作成」を参照してください。

  • デリバリーグループの作成ウィザードと[デリバリーグループの編集]インターフェイスの更新

これまでのバージョンでは、デリバリーグループの作成ウィザードに、配信の種類(アプリケーションとデスクトップ、アプリケーションのみ、またはデスクトップのみ)を指定するページがありました。 このバージョンでは、[配信の種類]ページは、割り当て済みのデスクトップOSマシンを含むマシンカタログを選択した場合にのみ表示されます。表示された場合は、そのカタログのマシンがデスクトップを配信するか、またはアプリケーションを配信するかを指定できます。 そのほかのすべてのマシンの種類では、そのグループのマシンはアプリケーションとデスクトップを配信できます。 デリバリーグループを編集することで、配信の種類を後で変更できる場合もあります。

これまでのバージョンでは、デリバリーグループの作成ウィザードに、StoreFrontアドレスを指定するページがありました。 このバージョンでは、StoreFrontのページはデリバリーグループの作成ウィザードには表示されません。 StoreFrontサーバーアドレスは、Studioの[StoreFront]ノードから指定します。また、デリバリーグループを編集することで、StoreFrontに関する情報を後で指定することもできます。

デリバリーグループの作成ウィザードの[アプリケーション]ページで、デリバリーグループに追加するアプリケーションのソースを選択する新しいボックスが表示されるようになりました。そのボックスの一覧から、選択したマシンカタログで作成されたマシン、App-Vパッケージ、既にサイトに追加した(おそらく別のデリバリーグループの)アプリケーション、または手動で定義されたアプリケーションを選択します。 

[デスクトップ](または[デスクトップ割り当て規則])ページから、どのユーザーまたはグループが、仮想マシンの起動、デスクトップの使用、またはデスクトップの割り当てを行うことができるかを指定できます。 デリバリーグループに静的割り当て済みカタログのマシンが含まれる場合、ユーザーあたりの最大デスクトップ数も指定できます。

[概要]ページに、Citrix Receiverに表示されるオプションの説明フィールドが追加されました。 デリバリーグループを編集することで、この説明を後で変更できます。

詳しくは、「デリバリーグループの作成」および「アプリケーションの管理」を参照してください。

  • Studioのタグインターフェイスの改良

タグは、マシン、アプリケーション、デリバリーグループ、ポリシーなどといった項目を識別する文字列です。 タグを項目に追加すると、検索クエリやポリシーの割り当てを、指定されたタグのある項目のみに適用するように調整できます。

これまでのバージョンでは、1つのダイアログボックスのみでタグの追加と編集を行い、タグはポリシーにのみ割り当てることができました。 このバージョンでは、より堅牢で使い勝手が良く、適応性の広いユーザーインターフェイスが提供されます。

詳しくは、「タグ」を参照してください。

  • 要件、インストール、および構成の更新

7.8 VDAにおける変更とVDAインストーラーについては、以下の項目に加えて、この記事の「Virtual Delivery Agent(VDA)」セクションを参照してください。

Citrix DirectorおよびHDX Flashのリダイレクト機能をサポートするInternet Explorerのバージョンが更新されました。 「システム要件」に記載されるすべてのバージョンが使用できますが、Microsoft社はバージョン11をサポートしており、Citrixもバージョン11を使用することを推奨しています。

Microsoft .NET Frameworkが必要なコンポーネントでは、マシンに.NET Framework 4.5.1またはそれ以前のバージョンがインストールされていた場合(または.NET Frameworkがインストールされていない場合)、.NET 4.5.2がインストーラーによって展開されます。 このようなコンポーネントには、Delivery Controller、Studio、Director、VDAなどがあります。

Delivery Controller、Studio、Director、およびWindows VDAは、Windows Server 2016 Technology Previewを実行しているサーバーにインストールできますが、サポートの提供は試験的なものであり、実稼働環境での使用は想定していません。

サイトの作成ウィザードが変更されました。 新しい[追加機能]ページには、サイトをカスタマイズする場合に選択できる項目が一覧表示されます。 情報の入力が必要な項目のチェックボックスをオンにすると、構成ボックスが開きます。 これまでのリリースでは、App-Vに関する情報は、サイトの作成ウィザードの別のページにありました。 AppDNAとAppDiskの統合は、このリリースの新機能です。 

AppDNAの統合:今後AppDiskを使用する予定であり、AppDNAが既にインストール済みの場合、この機能を有効にすると、アプリケーションとOSを分析し、互換性問題を確認し、修復操作を実行してそれらの問題を解決できます。 詳しくは、「AppDisks」を参照してください。

App-Vの公開:App-Vサーバーにあるパッケージのアプリケーションを使用する場合は、この機能を有効にします。 ネットワーク共有上にあるApp-Vパッケージのアプリケーションのみを使用する場合は、この機能を有効にする必要はありません。 この機能は、後でStudioから有効/無効にする、または構成することもできます。 詳しくは、「App-V」を参照してください。

ハイパーバイザーまたはクラウドサービスプロバイダーのマスターイメージを使用するマシンカタログを作成する場合、VDAをイメージにインストールするよう促す通知がStudioに表示されるようになりました。 VDAのインストールが省略されると、通常は長い時間が経過したあとに、カタログの作成が失敗します。

  • Call Home

Citrix Call Homeでは、システムや製品の構成、パフォーマンス、エラーなどの情報が定期的に収集されます。 収集された情報は、事前分析や問題解決のために、Citrix Insight Servicesに転送さます。

詳しくは、「Citrix Insight Services」を参照してください。

  • DirectorへのCitrix Insight Servicesのリンクの追加

Directorの[ユーザー]ボックスからCitrix Insight Services(CIS)にアクセスすることで、診断からさらなる洞察を得ることができます。 CISで提供されるデータは、Call HomeやCitrix Scoutなどのソースから取得されます。

  • VMware SSLの拇印機能

VMware SSLの拇印機能は、VMware vSphereハイパーバイザーへのホスト接続を確立するときに頻繁に報告されるエラーに対処するためのものです。 これまでは、接続を確立する前に、管理者がサイトのDelivery Controllerとハイパーバイザーの証明書の信頼関係を手動で作成する必要がありました。 VMware SSLの拇印機能により、この手作業が不要になりました。信頼性されていない証明書の拇印がサイトのデータベースに保管されるようになったため、ハイパーバイザーは、Controllerから信頼されているとみなされない場合も、XenAppやXenDesktopからは常に信頼できるとみなされます。

StudioでvSphereのホスト接続を確立する場合、接続しようとしているマシンの証明書をダイアログボックスで見ることができます。 その証明書を見て、信頼するかどうかを選択できます。

Virtual Delivery Agent(VDA)7.8

VDA for Server OSおよびVDA for Desktop OSのバージョン7.8で強化された機能は以下のとおりです。

  • 以下の機能、および強化された機能を備えたLinux VDA Version 1.2
    • Linux用HDX 3D Pro
    • ローカル印刷のサポート
    • HDXリアルタイムオーディオの再生と入力
    • Tier 1およびTier 2言語でのローカリゼーション
  • App-VおよびFramehawkインストーラーのオプション: VDAインストーラーに2つの項目が追加されました。これらは、グラフィックインターフェイスの[機能]ページで選択するか、またはコマンドラインで指定できます。

Framehawk: UDPポート3224~3324を開放します。 Framehawkでは、双方向のUDPポート範囲(デフォルトは3224~3324)を使用して、FramehawkディスプレイチャネルデータがCitrix Receiverと交換されます。 詳しくは、「Framehawk仮想チャネル」を参照してください。

Citrix App-V公開コンポーネント: Microsoft App-Vパッケージのアプリケーションを使用する場合に必要なコンポーネントをインストールします。 詳しくは、App-Vを参照してください。

  • 製品エディションでのHDX 3D Proのサポート: HDX 3D Proを、すべてのXenApp 7.8およびXenDesktop 7.8製品エディションのVDA for Windows Desktop OSおよびLinux VDAで使用できるようになりました。 これまでのリリースでは、3D Pro VDAは特定の製品エディションのみでサポートされていました。 ただし、現在HDX 3D ProはWindows 10ではサポートされていません。
  • VDAパッケージへのKACD .MSIファイルの追加: このファイルは、将来的な認証のカスタマイズをサポートするために組み込まれています。 これまでのリリースには組み込まれていませんでした。

HDXテクノロジ

VDAでは、以下に示すHDXテクノロジの新機能および強化された機能が提供されます。

  • FramehawkでのHDX 3D Pro VDIのサポート: HDX 3D ProでのFramehawk仮想チャネルのサポートが、XenAppからXenDesktop VDIに拡張されました。 これにより、ユーザーは移動中に社内ネットワークや公共のワイヤレスネットワークを使用する場合や、国外や接続の遅い環境で作業を行う場合も、より柔軟に大規模なCADモデルを表示できます。 Framehawkについて詳しくは、「Framehawk仮想チャネル」を参照してください。
  • Framehawkサーバーのスケーラビリティの向上: メモリ占有領域が平均40%以上削減され、 中央処理装置の効率性が最大で20%向上しました。 
  • Framehawkのタッチスクロールの改善: タッチ入力でスクロールした場合の帯域幅の効率性が50%以上向上しました。 フレームレートが大幅に向上したことで、ユーザーエクスペリエンスがより滑らかになりました。
  • Windows 10 VDAにおけるDirectXウィンドウ化アプリケーション向けのGPUアクセラレーション: このリリースでは、Windows 10 VDAにおけるDirectX 10、11、および12のウィンドウ化アプリケーション向けのGPUアクセラレーションがサポートされるようになりました。
  • Thinwireの「操作時は低品質」モードの改善: Thinwireの「操作時は低品質」モードの表示品質が更新され、XenAppおよびXenDesktop 7.6 FP3で提供されていたよりも速い速度で、不鮮明な画像をシャープにできるようになりました。また、非可逆圧縮または無損失圧縮のどちらがフレームに適用されているかについての検出機能が改善されました。 Thinwireについては、「Thinwire互換モード」を参照してください。 
  • ThinwireにおけるVDAメモリ占有領域の削減: グラフィックエンコーダー処理パイプラインでは、ビデオコーデック圧縮なしでThinwireが実行されている場合、中間フレームバッファーを使用する必要がなくなりました。
  • ダブルホップセッションにおけるクライアント名のパススルー: アプリケーションでは、更新されたWFAPI SDKを使用してクライアントのエンドポイント名が検索され、この情報がCitrix Receiverから公開デスクトップ(XenApp/XenDesktop)へ、さらにXenAppアプリケーションへと渡されます(「ダブルホップ」)。 XenAppセッションでクライアント名が認識されるようになったことで、ユーザーはシームレスにロケーションからロケーションにローミングでき、クライアント名の変更はセッションを切断または再接続することなく「ダブルホップ」アプリケーションに通知されるようになりました。 適合アプリケーションの作成方法について詳しくは、WFAPI SDKに関するドキュメントを参照するか、アプリケーションのソフトウェアベンダーまたは独立系ソフトウェアベンダーにお問い合わせください。

Session Recording

Session Recording 7.8.0では、Platinum XenApp 7.8およびXenDesktop 7.8がサポートされるようになりました。  次のものがサポートされます:

  • デスクトップOS VDAからのSession Recordingのサポート。 企業ポリシーおよび規制順守に従い、あるあらゆる種類の接続で、デスクトップOSのVDAでホストされるユーザーセッションの画面上のアクティビティを録画します。
  • Remote PCのセッションの録画。 リモートPCアクセスのセッションの録画をサポートします。
  • デリバリーグループの規則。
  • 規則構成時のキーワードのフィルタリング。
  • サポートされないグラフィックモデルに対する特殊処理。
  • Windows 10のサポート。
  • Thinwire互換モードのサポート。

詳しくは、「Session Recording」を参照してください。