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Broker PowerShell SDKコマンド

Broker PowerShell SDKを使用してデリバリーグループのAutoscaleを構成できます。PowerShellコマンドを使用してAutoscaleを構成するには、Remote PowerShell SDKバージョン7.21.0.12以降を使用する必要があります。Remote PowerShell SDKについて詳しくは、「SDKおよびAPI」を参照してください。

Set-BrokerDesktopGroup

既存のBrokerDesktopGroupの有効化と無効化を切り替えるか、またはグループの設定を変更します。このコマンドレットについて詳しくは、https://citrix.github.io/delivery-controller-sdk/Broker/Set-BrokerDesktopGroup/を参照してください。

PowerShellコマンドレットの使用方法について詳しくは、以下の例を参照してください:

Autoscaleの有効化

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対してAutoscaleを有効にする場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -AutoscalingEnabled $true

ピーク時とオフピーク時で個別に処理能力バッファを構成する

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対して、ピーク時には処理能力バッファを20%に、オフピーク時には10%に設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -PeakBufferSizePercent 20 -OffPeakBufferSizePercent 10

切断時のタイムアウト設定の構成

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対して切断時のタイムアウトの値を、ピーク時には60分に、オフピーク時には30分に設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -PeakDisconnectTimeout 60 -OffPeakDisconnectTimeout 30

ログオフ時のタイムアウト設定の構成

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対してログオフ時のタイムアウトの値を、ピーク時には60分に、オフピーク時には30分に設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -PeakLogOffTimeout 60 -OffPeakLogOffTimeout 30

電源オフの遅延設定の構成

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対して、電源オフの遅延を15分に設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -PowerOffDelay 15

電源オフの遅延が有効にならない期間の構成

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対して、電源オフの遅延を30分が経過してから有効に設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • C:\PS> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -SettlementPeriodBeforeAutoShutdown 30

マシンインスタンスコスト設定の構成

  • 「MyDesktop」という名前のデリバリーグループに対して、1時間あたりのマシンインスタンスコストを0.2ドルに設定する場合、PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:
    • PS C:\> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -MachineCost 0.2

New-BrokerPowerTimeScheme

デリバリーグループ用にBrokerPowerTimeSchemeを作成します。詳しくは、https://citrix.github.io/delivery-controller-sdk/Broker/New-BrokerPowerTimeScheme/を参照してください。

UID値が3のデリバリーグループに対して、電源時間スキームを作成する場合、新しいスキームで週末、月曜日、火曜日を指定します。これらの曜日で、午前8:00から午後6:30の時間枠をピーク時間として定義します。ピーク時のプールサイズ(電源をオンにしたままにするマシンの数)は20で、オフピーク時は5です。PowerShellコマンドのSet-BrokerDesktopGroupを使用できます。例:

  • PS C:\> $ps48=(0..47 | %{ if ($_ -lt 16 -or $_ -gt 37) { 5 } else { 20 } } )
  • PS C:\> $pt48=(0..47 | %{ if ($_ -lt 16 -or $_ -gt 37) { $false } else { $true } } )
  • PS C:\> New-BrokerPowerTimeScheme -Name 'First Half Week' -DaysOfWeek Weekend,Monday,Tuesday -DesktopGroupUid 3 -PeakHalfHours $pt48 -PoolSize $ps48

動的セッションタイムアウトのパラメーター

次のBroker PowerShell SDKコマンドレットは、動的セッションタイムアウト用に拡張され、複数の新しいパラメーターをサポートします:

  • Get-BrokerDesktopGroup
  • New-BrokerDesktopGroup
  • Set-BrokerDesktopGroup

これらのパラメーターには次が含まれます:

  • DisconnectPeakIdleSessionAfterSeconds - ピーク時にアイドル状態のセッションが切断されるまでの時間を秒単位で表します。このプロパティのデフォルト値は0です。これは、関連する動作がピーク時に無効になっていることを示します。0より大きい値は、ピーク時のデリバリーグループの動作のみを有効にします。

  • DisconnectOffPeakIdleSessionAfterSeconds - オフピーク時にアイドル状態のセッションが切断されるまでの時間を秒単位で表します。このプロパティのデフォルト値は0です。これは、関連する動作がオフピーク時に無効になっていることを示します。0より大きい値は、オフピーク時のデリバリーグループの関連する動作のみを有効にします。

  • LogoffPeakDisconnectedSessionAfterSeconds - ピーク時に切断されたセッションが終了するまでの時間を秒単位で表します。このプロパティのデフォルト値は0です。これは、関連する動作がピーク時に無効になっていることを示します。0より大きい値は、ピーク時のデリバリーグループの関連する動作のみを有効にします。

  • LogoffOffPeakDisconnectedSessionAfterSeconds - オフピーク時に切断されたセッションが終了するまでの時間を秒単位で表します。このプロパティのデフォルト値は0です。これは、関連する動作がオフピーク時に無効になっていることを示します。0より大きい値は、オフピーク時のデリバリーグループの関連する動作のみを有効にします。

「MyDesktop」という名前のデリバリーグループについて、ピーク時のアイドル状態セッションタイムアウトを3,600秒に設定するとします。PowerShellコマンドSet-BrokerDesktopGroupを使用します。例:

  • C:\PS> Set-BrokerDesktopGroup "MyDesktop" -DisconnectOffPeakIdleSessionAfterSeconds 3600

これにより、「MyDesktop」という名前のデスクトップグループで、オフピーク時に1時間を超えてアイドル状態になっているセッションが切断されます。

Broker PowerShell SDKコマンド