Citrix DaaS

マシンカタログの管理

注:

この記事では、StudioとPowerShellコマンドを使用してカタログを管理する方法について説明します。[クイック展開]ノードを使用してカタログを作成し、このノードを引き続き使用してカタログを管理する場合は、「クイック展開でのカタログ管理」の手順に従ってください。

はじめに

マシンカタログにマシンを追加したり、カタログからマシンを削除したり、マシンカタログの名前や説明を変更したりすることができます。また、カタログのActive Directoryコンピューターアカウントを管理できます。

カタログの管理には、最新のOSアップデート、アンチウイルスプログラムのアップデート、オペレーティングシステムのアップグレード、または構成の変更が、各マシンに適用されていることの確認作業も含めることができます。

  • Machine Creation Services(MCS)を使用して作成されたプール(ランダム)マシンが含まれるカタログは、カタログで使用されるイメージを更新してからマシンを更新することにより、マシンを管理できます。この方法により、多数のユーザーマシンを効率的に更新することができます。
  • 静的で永続的に割り当てられたマシンが含まれるカタログの場合、それらのカタログが現在使用しているイメージまたはテンプレートを管理できますが、後でカタログに追加するマシンのみが新しいイメージまたはテンプレートを使用して作成されます。
  • リモートPCアクセスカタログの場合は、ユーザーのマシンに対する更新をStudio外で管理します。サードパーティ製のソフトウェア配信ツールを使用して、個々のデスクトップまたはデスクトップのグループを管理します。

ホストハイパーバイザーおよびクラウドサービスへの接続の作成と管理については、「接続の作成と管理」を参照してください。

注:

MCSでは、Windows 10 IoT CoreおよびWindows 10 IoT Enterpriseはサポートされていません。詳しくは、Microsoft社のサイトを参照してください。

永続インスタンスについて

永続マシンを含むMCSカタログのマスターイメージを更新すると、カタログに追加された新しいマシンは更新されたイメージを使用します。既存のマシンは引き続き元のマスターイメージを使用します。他の種類のカタログでも、イメージの更新プロセスは同様です。以下に注意してください:

  • 永続ディスクカタログでは、既存のマシンは新しいイメージに更新されませんが、追加されたマシンは新しいイメージを使用します。
  • 永続ディスクカタログではない場合、次回、StudioまたはPowerShell内でマシンが再起動された場合にのみ、マシンイメージが更新されます。Studioの外部のハイパーバイザーからマシンを再起動した場合、ディスクはリセットされません。
  • 永続的ではないカタログの場合、マシンごとに異なるイメージを使用するには、個別のカタログ内にイメージが存在する必要があります。

マシンカタログの管理

マシンカタログは次の2つの方法で管理できます:

Studioの使用

このセクションでは、Studioを使用してカタログを管理する方法について説明します:

カタログの詳細の表示

  1. 検索機能を使用して、特定のマシンカタログを見つけます。手順については、「インスタンスの検索」を参照してください。
  2. 検索結果から必要に応じてカタログを選択します。
  3. カタログ列の説明については、次の表を参照してください。
  4. このカタログの詳細については、下部の詳細ペインのタブをクリックしてください。
説明
マシンカタログ

カタログ名と割り当ての種類。以下は割り当ての種類です:
  • ランダム:カタログ内のマシンはユーザーにランダムに割り当てられます。
  • 無期限:カタログ内のマシンはユーザーに無期限で割り当てられます。
  • マシンの種類




    カタログ内のマシンでサポートされているセッションの種類。設定可能な値は次のとおりです:
  • OSの種類:マルチセッションOS(仮想)。ユーザーデータ:破棄。
  • OSの種類:マルチセッションOS(仮想)。ユーザーデータ:ローカルディスク上
  • OSの種類:シングルセッションOS(リモートPCアクセス)
  • OSの種類:シングルセッションOS(仮想)。ユーザーデータ:破棄
  • OSの種類:シングルセッションOS(仮想)。ユーザーデータ:ローカルディスク上
  • マシンの数 カタログ内のマシン数とプロビジョニング方法。使用可能なプロビジョニング方法には、Machine Creation Services(MCSマシン)、手動、およびCitrix Provisioning Servicesが含まれます。
    割り当て済み(個) デリバリーグループに割り当てられたカタログ内のマシンの数。
    フォルダー マシンカタログツリー内のカタログの場所。カタログが含まれているフォルダーの名前(末尾のバックスラッシュを含む)、またはカタログがルートレベルにある場合は-が表示されます。
    VDAのアップグレード VDAのアップグレードの状態。設定可能な値には、未構成、スケジュール設定済み、使用可能、および、最新です、が含まれます。
    イメージの状態 カタログのイメージの更新状態。非永続マシンカタログにのみ適用されます。設定可能な値は次のとおりです:完全に更新されました、一部更新されました、更新保留中、準備中

    カタログへのマシンの追加

    以下の点に注意してください:

    • 追加するマシンの数に応じて十分なプロセッサ、メモリ、ストレージが仮想化ホスト(ハイパーバイザーまたはクラウドサービスプロバイダー)上にあることを確認してください。
    • 十分な数のActive Directoryコンピューターアカウントが使用可能であることを確認してください。既存のアカウントを使用している場合、使用可能なアカウントの数により、追加できるマシンの数が制限されることに注意してください。
    • 追加するマシン用にStudioでActive Directoryコンピューターアカウントを作成する場合は、適切なドメイン管理者権限も必要です。

    ヒント:

    マシンカタログへのマシンの追加に使用されるCitrix DaaSアカウントでAD権限が制限されている場合は、[..にログイン] 画面で使用する予定のすべてのCloud Connectorを追加します。

    マシンカタログにマシンを追加するには、以下の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンの追加] を選択します。
    3. [仮想マシン] ページで、追加する仮想マシンの数を選択します。
    4. [マシンID] ページで、次のように設定を構成します:

      • 一覧からIDを選択します。

      • 該当する場合は、アカウントを作成するか既存のアカウントを選択して、アカウントの場所(ドメイン)を指定します。

        追加する仮想マシンの数に対し、既存のActive Directoryアカウントの数が不足している場合は、作成するアカウントのドメインと場所を選択します。

        既存のActive Directoryアカウントを使用する場合、アカウントを参照するか、[インポート] を選択してアカウント名の一覧の.csvファイルを指定します。追加するマシンに十分な数のアカウントをインポートする必要があります。Studioはこれらのアカウントを管理 します。すべてのアカウントのパスワードのリセットを[完全な構成]インターフェイスに許可するか、アカウントのパスワードを指定します(すべてのアカウントで同じパスワードを使用する必要があります)。

      • このIDプールが他のカタログで使用されている場合、Studioを使用して別のプールに変更することはできません。代わりに、Set-ProvScheme PowerShellコマンドレットを使用してください。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktops SDKドキュメントを参照してください。

      • アカウント名前付けスキームを指定します。番号記号(#)により、名前に追加される連番または文字とその位置が定義されます。たとえば、名前付けスキームとして「PC-Sales-##」を指定して[0~9]を選択すると、PC-Sales-01、PC-Sales-02、PC-Sales-03などのコンピューターアカウント名が作成されます。

      • オプションで、アカウント名の先頭を指定できます。

        アカウント名の先頭を指定するときは、次のシナリオに注意してください:開始の数字または文字が既に使用されている場合、最初に作成されるアカウントは、その後の最も近い未使用の数字または文字で名前付けされます。

        MCSを使用して展開されるマシンのシーケンス番号をPowerShellコマンドでカスタマイズするには、「マシン名のシーケンス番号の管理」を参照してください。

    5. [ドメイン資格情報] ページで [資格情報の入力] を選択し、マシンアカウントを作成するために十分な権限を持つユーザー資格情報を入力します。

    マシンの作成はバックグラウンドプロセスとして実行され、多くのマシンを追加する場合には時間がかかることがあります。Studioを終了してもマシンの作成処理は続行されます。

    CSVファイルを使用してマシンをカタログに一括追加する

    CSVファイルを使用してマシンを一括で追加できます。この機能は、MCS(Machine Creation Services)でプロビジョニングされるカタログを除いて、すべてのカタログで使用できます。

    マシンをカタログに一括追加するには、次の手順を実行します:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンの追加] を選択します。[マシンの追加] ウィンドウが開きます。
    3. [CSVファイルの追加] を選択します。[マシンを一括で追加] ウィンドウが開きます。
    4. [CSVテンプレートのダウンロード] を選択します。
    5. テンプレートファイルに入力します。
    6. ファイルをドラッグまたは参照してアップロードします。
    7. [検証] を選択して、インポートの検証チェックを実行します。
    8. [インポート] を選択して処理を完了します。

    CSVファイルを使用してマシンを追加する場合の考慮事項

    注:

    • Active Directory以外のユーザーの場合は、次の形式で名前を入力する必要があります:<identity provider>:<user name>。例:AzureAD:username
    • 仮想マシン名では大文字と小文字が区別されます。仮想マシンパスを入力するときは、仮想マシン名を正しく入力してください。

    CSVテンプレートファイルを編集するときは、次の点に注意してください:

    • この機能により、CSVファイルを使用してマシンを一括追加する柔軟性が得られます。このファイルでは、(ユーザーの自動割り当てで使用するために)マシンのみを追加するか、ユーザーの割り当てとともにマシンを追加することができます。次の形式でデータを入力します:

      • マシンアカウントとユーザー名(samName)のペアの場合:

        • Domain\ComputerName1, Domain\Username1
        • Domain\ComputerName2, Domain\Username1;Domain\Username2
        • Domain\ComputerName3, AzureAD:username
      • マシンアカウントのみの場合:

        • Domain\ComputerName1
        • Domain\ComputerName2
      • VMとユーザー名のペアの場合:

        • XDHyp:\Connections\ConnectionName\RegionName\vm.folder\VMName1.vm,Domain\ComputerName1,Domain\Username1
        • XDHyp:\Connections\ConnectionName\RegionName\vm.folder\VMName2.vm,Domain\ComputerName2,Domain\Username2
      • VMのみの場合:

        • XDHyp:\Connections\ConnectionName\RegionName\vm.folder\VMName1.vm,Domain\ComputerName1
        • XDHyp:\Connections\ConnectionName\RegionName\vm.folder\VMName2.vm,Domain\ComputerName2

        例: XDHyp:\Connections\xpace-scale\East US.region\vm.folder\wsvdaV3-2.vm

        各項目の意味は次のとおりです。

        • xpace-scaleは接続名です([ホスト]>[接続およびリソースの追加] に入力した接続名)。詳しくは、「接続とリソースの作成」を参照してください。
        • East US.regionはリージョン名です(拡張子として.regionを含むリージョンの名前)。
        • wsvdaV3-2.vmはVM名です(拡張子が.vmの仮想マシンの名前)。
    • ファイルに含めることができるマシンの最大数は、1,000です。1,000台を超えるマシンをインポートするには、複数のファイルに分割してから、ファイルを1つずつインポートします。インポートするマシンは1,000台を超えないようにすることをお勧めします。そうしないと、マシンカタログの作成が完了するまでに時間がかかる場合があります。

    同じ [マシンの追加] ページのカタログからマシンをエクスポートすることもできます。エクスポートされたマシンのCSVは、マシンを一括で追加するときにテンプレートとして使用できます。マシンをエクスポートするには:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンの追加] を選択します。[マシンの追加] ウィンドウが開きます。
    3. [CSVにエクスポート] を選択します。マシン一覧を含むCSVファイルがダウンロードされます。
    4. CSVファイルを開き、必要に応じてマシンを追加または編集します。保存したCSVファイルを使用してマシンを一括で追加するには、前のセクション「CSVファイルを使用してマシンをカタログに一括追加する」を参照してください。

    注:

    • この機能は、リモートPCアクセスカタログおよびMCSプロビジョニングカタログでは使用できません。

    • CSVファイルでのマシンのエクスポートとインポートは、同じ種類のカタログ間でのみサポートされます。

    WebSocket VDA登録ツールを使用してマシンをカタログに登録する

    WebSocket VDA登録ツールによって、VDAマシンのトークンベースの登録が容易になります。このツールは、登録トークンを使用してVDAをマシンカタログに追加することで、接続をWebSocket接続に変換することができます。

    注:

    このツールは、どのマシンカタログにも登録されていないVDAマシンを登録するために設計されています。

    登録ツールを実行するには、次の手順に従います:

    1. VDAにログインします。
    2. C:\Program Files\Citrix\Virtual Desktop Agent\Web Socket Vda Enrollment Tool内でツール(EnrollMachine.exe)を見つけます。
    3. 適切な入力パラメーターを使用してツールを実行します。たとえば、 EnrollMachine.exe -websocket_token_string:xxxxxxxxx

    次の表は、登録ツールの入力パラメーターについて説明しています:

    パラメーター名 必須 説明
    -websocket_token_stdin はい

    登録トークンを読み取ります。 .\EnrollMachine.exe -websocket_token_stdin
    -websocket_token_string コマンドラインパラメーターから直接登録トークンを読み取ります。 .\EnrollMachine.exe -websocket_token_string:<token>
    -websocket_token_file:[token-file-path] 指定されたパスから登録トークンを読み取ります。 .\EnrollMachine.exe -websocket_token_file:C:\token\test2.txt
    log:[log-file-path] いいえ 登録ツールのログを表示します。 .\EnrollMachine.exe log:[C:\ProgramData\Citrix\EnrollMachine\EnrollMachine.txt]
    -help いいえ 簡単なヘルプテキストを表示します。 .\EnrollMachine.exe -help

    登録が成功すると、ツールとログに成功メッセージが表示されます。必ずStudioにサインインして、VDAマシンがカタログに追加され、マシンのステータスが登録されていることを確認してください。

    トラブルシューティング

    デフォルトでは、登録ツールのログは次の場所にあります:

    C:\ProgramData\Citrix\EnrollMachine\EnrollMachine.txt

    ログに別のパスを指定した場合は、log:[log-file-path]を使用してログを取得できます。

    次の表は、登録ツールによって返されるコードの一覧です:

    コード 文字列 説明
    0 成功 VDAがマシンカタログに正常に追加されました。
    -1 InvalidArgument 登録トークンの入力パラメーターが無効です。
    -2 BrokerAgentNotFound ブローカーエージェントサービスが見つかりません。
    -3 TokenInvalid 入力されたトークンは無効です。
    -4 TokenMissingRequiredClaims トークンに必要なクレーム(CustomerIdやEnrollment URIなど)がありません。
    -5 InternalError 一般的なエラーが発生しました。
    -6 TimedOut タスクがタイムアウトになりました。
    -7 FailedToDetermineMachineADJoinedStatus マシンのAD参加状態を返すサービスが失敗しました。
    -8 ADMachineFailedToFindSid ADマシンのSIDを返すサービスが失敗しました。
    -9 EnrollRequestFailed HTTPエラーのため要求は失敗しました。
    -10 EnrollResponseMissingRequiredFields 登録ツールの応答にパラメーターVirtualSiteIdがありません。
    -11 InsufficientPermission タスクを実行するために必要な権限がありません。
    -12 FailedToDetermineMachineAadJoinedStatus マシンのAD参加状態をチェックするサービスがエラーをスローします。
    -13 AadMachineFailedToFindDeviceId システムによって追加された追加パラメーターAAD device idが空です。
    -14 AadDeviceIdNotValid システムによって追加された追加パラメーターAAD device idは有効なGUIDではありません。
    -15 NoValidMacAddress 無効なMACアドレスです。
    -16 FailedToGetComputerHostNameForVdaInstanceName 追加パラメーターVdaInstanceNameを設定するためのコンピューターのホスト名を取得できませんでした。
    -17 VirtualDesktopAgentRegistryKeyFailedToOpen Delivery Controllerの一覧を書き込むためにVDAレジストリキーを開くことができませんでした。
    -18 Failed Token reached the max count 失敗したトークンが最大数に達しました。

    カタログからのマシンの削除

    マシンをマシンカタログから削除すると、ユーザーはそのマシンにアクセスできなくなります。そのため、マシンを削除する前に以下の点について確認してください:

    • マシン上に重要なユーザーデータがなく、データがある場合はバックアップ済みであること。
    • すべてのユーザーがログオフしていること。メンテナンスモードをオンにすると、マシンに新たに接続できなくなります。
    • マシンの電源がオフになっていること。

    カタログからマシンを削除するには、以下の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンの表示] を選択します。
    3. 1台または複数のマシンを選択し、操作バーの [削除] を選択します。
    4. 永続マシンをカタログから削除する場合は、ハイパーバイザーまたはクラウドサービスのどちらからも削除するかを選択します。両方を削除する場合は、それらのActive Directoryアカウントを保持するか、無効にするか、削除するかを指定します。

    Azure Resource Managerカタログから永続マシンを削除すると、マシンと関連するリソースグループを保持するように指定しても、Azureから削除されます。

    非永続マシンをカタログから削除すると、ハイパーバイザーまたはクラウドサービスから自動的に削除されます。

    カタログの編集

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンカタログの編集] を選択します。
    3. [スコープ] ページで、スコープを変更します。
    4. [NIC] ページで、次の操作を実行します:

      • NICのサブネットマッピングを変更するには、[割り当て済みネットワーク] フィールドからネットワークを選択します。
      • サブネットマッピングを追加するには、[NICを追加] を選択し、[割り当て済みネットワーク] フィールドからネットワークを選択し、[保存] をクリックします。

      カタログに関連付けられたホストに存在するサブネットのみが、[割り当て済みネットワーク] フィールドに表示されます。

      マシンプロファイルがない場合のみ、AzureマシンカタログにNICを追加できます。

      注:

      • AWSマシンカタログの場合、同じサブネットを複数のNICにマッピングすることはできません。
      • マシンプロファイルを含むマシンカタログの場合、カタログ上のNICの数は、マシンプロファイル上のNICの数と同じである必要があります。
      • この機能は、IBM Cloudハイパーバイザーではサポートされていません。
      • この機能は、Nutanixハイパーバイザーの場合、Nutanix Prism Elementでのみサポートされます。
    5. [VDAのアップグレード] ページで、アップグレード先のVDAバージョンを変更または選択します。詳しくは、「VDAのアップグレード」を参照してください。
    6. カタログの種類によっては、別のページが表示されることがあります。

      Azure Resource Managerイメージを使用して作成されたカタログの場合、以下のページが表示されます。変更は、後でカタログに追加したマシンにのみ適用されることに注意してください。既存のマシンは変更されません。

      • [仮想マシン] ページで、マシンサイズと、マシンを作成するアベイラビリティゾーンを変更します。

        注:

        • カタログがサポートするマシンサイズのみが表示されます。
        • 必要に応じて、[ほかのマシンカタログで使用されるマシンサイズのみを表示する] を選択して、マシンサイズ一覧をフィルタリングします。
      • [マシンプロファイル] ページで、マシンプロファイルを使用するか変更するかを選択します。

      • (カタログが専用グループホストで構成されている場合のみ)[専用ホストグループ] ページで、ホストグループを変更するかどうかを選択します。

      • [ストレージとライセンスの種類] ページで、ストレージの種類、ライセンスの種類、およびAzure Compute Gallery設定([準備されたイメージをAzure Compute Galleryに配置します] が使用中の場合のみ利用可能)を変更するかどうかを選択します。

        注:

        新しく選択した設定が現在のマシンサイズをサポートしていない場合、設定を変更するとマシンサイズ設定がリセットされることを通知する警告ダイアログボックスが表示されます。続行を選択すると、仮想マシンメニューの横に赤い点が表示され、新しいマシンサイズを選択するよう求められます。

      これらのページで使用可能な設定について詳しくは、「Azure Resource Managerイメージを使用してマシンカタログを作成する」を参照してください。

      リモートPCアクセスカタログの場合、次のページが表示されます:

      • [電源管理] ページでは、電源管理設定の変更、および電源管理接続の選択を行います。
      • [組織単位] ページでは、Active Directory組織単位を追加または削除します。
    7. [説明] ページでは、カタログの説明を変更します。
    8. [適用] をクリックして変更を適用し、[保存] をクリックして終了します。

    カタログ名の変更

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンカタログの名前を変更] を選択します。
    3. 新しい名前を入力します。

    カタログの削除

    カタログを削除する前に、以下の点について確認してください:

    • すべてのユーザーがログオフしており、実行中の切断セッションがないこと。
    • カタログ内のすべてのマシンのメンテナンスモードがオンで、新たに接続できないこと。
    • カタログ内のすべてのマシンの電源がオフになっていること。
    • そのカタログがデリバリーグループに関連付けられていないこと。すなわち、そのカタログのマシンがデリバリーグループに含まれていないこと。

    カタログを削除するには、以下の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択し、操作バーの [マシンカタログの削除] を選択します。
    3. カタログに永続マシンが含まれている場合は、ハイパーバイザーまたはクラウドサービスのどちらからも削除するかを指定します。削除する場合は、それらのActive Directoryアカウントを保持するか、無効にするか、削除するかを指定します。
    4. 必要に応じて [進行状況を隠す] を選択して、バックグラウンドで削除を実行します。

    注:

    • Azure Resource Managerカタログを削除すると、関連するマシンとリソースグループを保持するように指定しても、Azureから削除されます。
    • 非永続マシンを含むカタログを削除すると、それらのマシンはハイパーバイザーまたはクラウドサービスから削除されます。
    • カタログの削除中にハイパーバイザーまたはクラウド サービスに到達できない場合、カタログと仮想マシンは両方とも削除に失敗します。必要に応じて、Citrixサイトデータベースから仮想マシンレコードのみを削除することができます。これを行うには、[マシンカタログ] ノードでマシンカタログを選択し、[トラブルシューティング] タブに示されている削除を実行します。この操作により、仮想マシンはホスト上にそのまま残ることに注意してください。

    カタログにおけるActive Directoryコンピューターアカウントの管理

    マシンカタログのActive Directoryアカウントについて、次の操作を行えます:

    • シングルセッションカタログおよびマルチセッションカタログからActive Directoryコンピューターアカウントを削除して未使用のマシンアカウントを解放する。解放したアカウントは、ほかのマシンで使用可能になります。
    • カタログに追加するマシン用のコンピューターアカウントを追加しておく。組織単位名にはスラッシュ(/)を使用しないでください。

    Active Directoryアカウントを管理するには、以下の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択し、操作バーの [Active Directoryアカウント管理] を選択します。
    3. 必要に応じてコンピューターアカウントを追加または削除します。アカウントを追加する場合は、すべてのアカウントのパスワードをリセットするか、すべてのアカウントに適用されるパスワードを入力するかを選択します。

      アカウントの現在のパスワードがわからない場合は、すべてのアカウントのパスワードをリセットするオプションを選択します。パスワードをリセットするための権限が必要です。パスワードを指定する場合は、アカウントのインポート時にパスワードが変更されます。アカウントを削除する場合は、そのアカウントをActive Directory内で保持するか、無効にするか、削除するかを選択します。

    カタログからマシンを削除するか、カタログを削除する場合にも、Active Directoryアカウントを保持するか、無効にするか、削除するかを指定することができます。

    カタログのマスターイメージの変更

    カタログのマスターイメージを変更する前に、イメージのコピーまたはスナップショットを保存しておくことをお勧めします。データベースには、各マシンカタログで使用されたイメージの履歴記録が保持されます。デスクトップに展開した新しいイメージによりユーザーの操作に問題が発生した場合は、カタログ内のマシンをロールバックして以前のバージョンのマスターイメージに戻し、ユーザーのダウンタイムを最小限に抑えることができます。イメージの削除、移動、または名前変更を行わないでください。そうしないと、マスターイメージをロールバックできません。

    重要:

    永続カタログのマスターイメージを変更するときは、次の点を考慮してください:後でカタログに追加するマシンのみが新しいイメージを使用して作成されます。新しいイメージはカタログ内の既存のマシンにロールアウトされません。

    マシンは、更新後に自動的に再起動されます。

    イメージの更新または作成

    既存のイメージを更新するか新しく作成することで、ホストハイパーバイザー上に新しいイメージを準備してから、カタログのマスターイメージを変更します。

    1. ハイパーバイザー上またはクラウドサービスプロバイダー上で、現在の仮想マシンのスナップショットを作成してわかりやすい名前を付けます。このスナップショットを使用して、マスターイメージをロールバックできます。
    2. 必要に応じて、イメージをオンにしてログオンします。
    3. 更新をインストールするか、イメージに対して必要な変更を加えます。
    4. イメージでPersonal vDiskが使用される場合は、インベントリを更新します。
    5. 仮想マシンの電源を切ります。
    6. 仮想マシンのスナップショットを作成してわかりやすい名前を付けます。この名前はマスターイメージの変更時に使用されます。

    注:

    スナップショットは管理インターフェイスを使用して作成することもできますが、ハイパーバイザー側の管理コンソールでスナップショットを作成し、そのスナップショットをStudioで選択することをお勧めします。これにより、スナップショットに自動生成される名前を付けるのではなく、わかりやすい名前と説明を指定できます。GPUの仮想化機能を使用したイメージを更新する場合は、XenServerのXenCenterコンソールを使用する必要があります。

    マスターイメージの変更

    新しいマスターイメージをカタログ内のすべてのマシンにロールアウトするには:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択し、操作バーの [マスターイメージの変更] を選択します。
    3. [イメージ] ページで、ホストおよびロールアウトするイメージを選択します。

      ヒント:

      MCSで作成したカタログの場合、イメージにメモを追加することで、そのイメージに注釈を付けることができます。メモには最大500文字を含めることができます。マスターイメージを変更するたびに、メモを追加するかどうかに関係なく、メモ関連のエントリが作成されます。メモを追加せずにカタログを更新すると、エントリはnull(-)として表示されます。イメージのメモ履歴を表示するには、カタログを選択し、下のペインで [テンプレートのプロパティ] をクリックしてから、[メモ履歴の表示] をクリックします。

    4. [ロールアウト方法] ページで、マシンカタログ内のマシンを新しいイメージによって変更するタイミング:次回シャットダウン時または即時を選択します。

      注:

      ロールアウトは非永続的なVMにのみ適用されるため、永続的なVMでは [ロールアウト戦略] ページを使用できません。

    5. [概要] ページの情報を確認し、[完了] を選択します。各マシンは、更新後に自動的に再起動されます。

      更新の進行状況を追跡するには、[マシンカタログ] でカタログを見つけて、インラインの進行状況バーと手順ごとの進行状況グラフを表示します。非永続カタログの場合は、[イメージを更新] 列を通じて、完全に更新されている部分的に更新されている更新が保留中であるなどのイメージ更新状態を追跡できます。

      ヒント:

      [イメージを更新]列を表示するには、操作バーの[表示する列]を選択し、 [マシンカタログ]>[Image Status]を選択し、[保存]をクリックします。

    PowerShell SDKを使用してカタログを更新する場合、イメージまたはそのスナップショットの代わりに、ハイパーバイザーテンプレート(VMTemplates)を指定できます。

    ロールアウト方法

    次回のシャットダウン時にイメージを変更すると、現在使用されていないマシン、つまりアクティブなユーザーセッションのないマシンにも即座に反映されます。現在アクティブなセッションが終了すると、使用中のシステムも更新を受け取ります。

    注:

    ロールアウト戦略は、非永続的なVMにのみ適用されます。

    以下に注意してください:

    • 新しいセッションは、該当するマシンで更新が完了するまで起動できません。
    • シングルセッションマシンでは、マシンが使用されていないとき、またはユーザーがログインしていないときに、即座にマシンが更新されます。
    • 子マシンがあるマルチセッションOSの場合、再起動は自動的に行われません。手動でシャットダウンし、再起動する必要があります。

    ヒント:

    ホスト接続の詳細設定を使用して、再起動するマシンの数を制限します。これらの設定を使用して、特定のカタログに対して実行されるアクションを変更します。詳細設定はHypervisorによって異なります。

    マスターイメージのロールバック

    更新後または新規のイメージは、ロールアウトした後にロールバックすることができます。ロールバックは、新たに更新されたマシンで問題が発生した場合に必要になることがあります。ロールバックした場合、カタログ内のマシンは前回の動作イメージまでロールバックされます。より新しいイメージを必要とする新機能は、利用できなくなりました。ロールアウトと同様に、ロールバックでもマシンは再起動されます。

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択し、操作バーの [マスターイメージのロールバック] を選択します。
    3. ロールアウト処理について前述したとおり、古いイメージをマシンに適用するタイミングを指定します。

    ロールバックは、復元が必要なマシンにのみ適用されます。たとえば、イメージの変更時にログアウトしなかったユーザーなど、新しいまたは更新したイメージに変更されていないマシンのユーザーは、通知メッセージを受信したり強制的にログオフされたりすることはありません。

    ロールバックの進行状況を追跡するには、[マシンカタログ] でカタログを見つけて、インラインの進行状況バーと手順ごとの進行状況グラフを表示します。

    次のような場合、ロールバックできません([マスターイメージのロール バック] オプションは表示されません)。

    • ロールバックする権限がない。
    • カタログがMCSを使用して作成されていない。
    • カタログが、OSディスクのイメージを使用して作成されている。
    • カタログの作成に使用されたスナップショットが破損した。
    • カタログ内のマシンに対してユーザーが行った変更が保持されない。
    • カタログ内のマシンが実行中である。

    機能レベルを変更するか変更を元に戻す

    マシン上のVDAを新しいバージョンにアップグレードした場合は、マシンカタログの機能レベルを変更する必要があります。すべてのVDAを最新バージョンにアップグレードして、最新の機能をすべて使用できるようにすることをお勧めします。

    マシンカタログの機能レベルを変更する前に:

    • アップグレードしたマシンを起動して、Citrix DaaSが登録できるようにします。このときに、そのマシンカタログ内のマシンについてアップグレードが必要かどうかが管理インターフェイスによりチェックされます。

    カタログの機能レベルを変更するには:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択します。下ペインの [詳細] タブにバージョン情報が表示されます。
    3. [機能レベルの変更] を選択します。管理インターフェイスにより機能レベルの変更が必要なことが検出されると、メッセージが表示されます。画面の指示に従って操作します。変更できないマシンがある場合は、その理由を説明する以下のようなメッセージが表示されます。すべてのマシンが適切に機能することを確認するため。これらの問題を解決した上で [変更] をクリックすることをお勧めします。

    カタログをアップグレードした後でマシンを以前のVDAバージョンに戻すには、カタログを選択し、操作バーで [機能レベルの変更を元に戻す] を選択します。

    カタログの複製

    カタログを複製する前に、次の考慮事項に注意してください:

    • オペレーティングシステムマシンの管理に関連する設定は変更できません。複製されたカタログは、元のカタログからこれらの設定を継承します。
    • カタログの複製は、完了するまでに時間がかかることがあります。必要に応じて [進行状況を隠す] を選択して、バックグラウンドで複製を実行します。
    • 複製されたカタログは元のカタログの名前を継承し、サフィックスとして「Copy」が付きます。この名前は変更できます。「カタログ名の変更」を参照してください。
    • 複製が完了したら、複製したカタログを必ずデリバリーグループに割り当ててください。
    • 複製することによって空のカタログを作成できます。カタログの複製中に、MCSでプロビジョニングされたカタログのマシン数をゼロに設定し、MCS以外でプロビジョニングされたカタログのマシンを追加しないようにすることができます。
    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択し、操作バーの [複製] を選択します。
    3. [選択したマシンカタログの複製] ウィンドウで、複製されたカタログの設定を表示し、必要に応じて設定を構成します。[次へ] を選択して、次のページに進みます。
    4. [概要] ページで、設定の概要を表示し、[完了]を選択して複製を開始します。
    5. 必要に応じて [進行状況を隠す] を選択して、バックグラウンドで複製を実行します。

    フォルダーを使用したカタログの整理

    カタログを整理するためのフォルダーを作成して、アクセスを簡単にすることができます。たとえば、イメージの種類や組織構造ごとにカタログを整理できます。

    ヒント:

    操作バーの右上にあるフォルダーアイコンをクリックすると、マシンカタログノードの優先デフォルトビュー(フォルダービューまたはリストビュー)を設定できます。

    必須の役割

    デフォルトでは、カタログフォルダーを作成および管理するために、クラウド管理者、すべての管理権限を実行できる管理者、またはマシンカタログ管理者という組み込みの役割が必要です。必要に応じて、カタログフォルダーを作成および管理するための役割をカスタマイズできます。詳しくは、「必要な権限」を参照してください。

    カタログフォルダーの作成

    始める前に、まずカタログを整理する方法を計画します。以下に注意してください:

    • 最大で5レベルまでの階層構造でフォルダーをネストできます(デフォルトのルートフォルダーを除く)。
    • カタログフォルダーには、カタログとサブフォルダーを含めることができます。
    • バックエンドのフォルダーツリーは、Studioのすべてのノード([マシンカタログ][アプリケーション] ノードなど)で共有されます。フォルダーの名前変更や移動時に他のノードと名前が競合しないように、異なるノードの第1レベルのフォルダーには異なる名前を付けることをお勧めします。

    カタログフォルダーを作成するには、次の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. フォルダー階層でフォルダーを選択し、[アクション]バーで [フォルダーの作成] を選択します。
    3. 新しいフォルダーの名前を入力し、[完了]をクリックします。

    ヒント:

    意図しない場所にフォルダーを作成した場合は、それを正しい場所にドラッグできます。

    カタログの移動

    フォルダー間でカタログを移動できます。詳細な手順は次のとおりです:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. フォルダーごとにカタログを表示します。フォルダー階層の上にある [すべて表示] をオンにして、一度にすべてのカタログを表示することもできます。
    3. カタログを右クリックし、[マシンカタログの移動]を選択します。
    4. カタログの移動先のフォルダーを選択し、[完了]をクリックします。

    ヒント:

    カタログをフォルダーにドラッグできます。

    カタログフォルダーの管理

    カタログフォルダーの削除、名前変更、および移動を行うことができます。

    フォルダーの削除は、フォルダーとそのサブフォルダーにカタログが含まれていない場合にのみ可能となります。

    フォルダーを管理するには、次の手順に従います:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. フォルダー階層でフォルダーを選択し、必要に応じて [アクション] バーでアクションを選択します:

      • フォルダーの名前を変更するには、[フォルダーの名前変更]を選択します。
      • フォルダーを削除するには、[フォルダーの削除]を選択します。
      • フォルダーを移動するには、[フォルダーの移動]を選択します。
    3. 画面の指示に従って、残りの手順を完了します。

    必要な権限

    次の表に、カタログフォルダーでアクションを実行するために必要な権限を示します。

    アクション 必要な権限
    カタログフォルダーの作成 マシンカタログフォルダーの作成
    カタログフォルダーの削除 マシンカタログフォルダーの削除
    カタログフォルダーの移動 マシンカタログフォルダーの移動
    カタログフォルダーの名前変更 マシンカタログフォルダーの編集
    カタログをフォルダーに移動 マシンカタログフォルダーの編集とマシンカタログプロパティの編集

    VDAの自動アップグレードの構成

    重要:

    • スムーズにアップグレードするには、VDAをCRまたはLTSR CUバージョンにアップグレードする前に、前提条件を満たしていることを確認し、既知の問題を確認してください。「Studioを使用したVDAのアップグレード」を参照してください。
    • LTSR VDAをLTSR累積更新プログラム(CU)バージョンにアップグレードする場合は、VDA上で実行されているCitrix VDA Upgrade Agentのバージョンが7.36.0.7以降であることを確認してください。詳しくは、「Studioを使用したVDAのアップグレード」を参照してください。
    • 以前のバージョンから新しいバージョンに切り替えれば、CR VDAとLTSR VDAを切り替えることができます。ダウングレードと見なされるため、新しいバージョンから以前のバージョンに切り替えることはできません。たとえば、2212 CRから2203 LTSR(任意のCU)にダウングレードすることはできませんが、2112 CRから2203 LTSR(任意のCU)にアップグレードすることはできます。
    • PowerShellを使用してVDAをアップグレードすることもできます。「PowerShellを使用したVDAのアップグレード」を参照してください。

    この機能では、以下を実行できます:

    • カタログごとにVDAをアップグレードする
    • スケジュールされたVDAアップグレードを編集またはキャンセルする
    • カタログ作成後にVDAアップグレード設定を構成する
    • マシンごとにVDAをアップグレードする

    注:

    • カタログのVDAアップグレードをスケジュールする場合、アップグレードできるのは、VDA Upgrade Agentがインストールされているカタログ内のVDAのみです。
    • マシンがメンテナンスモードの場合、またはマシンでセッションが実行されている場合、VDAのアップグレードは失敗します。

    サポートされているマシンの種類

    この機能は、次のマシンの種類に適用されます:

    • MCSでプロビジョニングされた永続的なマシン(AD参加、Azure AD参加、およびドメイン非参加)。カタログの作成中に、[マシン管理] ページの [Citrix Machine Creation Services] を使用してそれらを展開します。
    • Remote PCアクセスマシン
    • Citrix HDX Plus for Windows 365マシン
    • Citrix Provisioning Service以外または関連テクノロジ以外を使用してプロビジョニングされたその他の永続的なマシン。カタログの作成中に、[マシン管理] ページの [ほかのサービスまたはテクノロジ] を使用して、管理のためにDaaSにこれらのマシンを追加します。

    Citrix Machine Creation Servicesおよびその他のサービスまたはテクノロジのオプションについて詳しくは、「マシン管理」を参照してください。

    注:

    MCSでプロビジョニングされたマシンの場合、静的な永続マシンのみがサポートされます。ランダムマシンは永続的であってもサポートされません。

    カタログごとにVDAをアップグレードする

    注:

    カタログのVDAアップグレードをスケジュールするときは、カタログ内のすべてのマシンがアップグレード対象に含まれることに注意してください。したがって、アップグレードを開始する前に、これらのマシンのバックアップを作成することをお勧めします。

    カタログのVDAアップグレードを有効にした後、カタログ内のVDAをすぐにアップグレードする、またはカタログのアップグレードをスケジュールすることができます。そのためには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択してから、コンテキストメニューまたは操作バーで [VDAのアップグレード] を選択します。(右クリックしてコンテキストメニューを表示します。)[VDAのアップグレード]ウィンドウが表示されます。

      VDAのアップグレード

    3. 環境内の追加コンポーネントをアップグレードするかどうかを選択します。また、アップグレードだけでなく、特定のコンポーネントをインストールすることもできます。コンポーネントを構成する必要がある場合は、[構成] をクリックして行います。構成後に構成を変更するには、[編集] をクリックします。

      重要:

      • 追加コンポーネント機能を使用するには、VDA Upgrade Agentがバージョン7.34以降であることを確認してください。このバージョンは、VDAインストーラーバージョン2206以降に含まれています。

      注:

      • コンポーネントをアップグレードしない場合は、環境内でコンポーネントが現行バージョンのままになります。
      • 追加コンポーネントを網羅した一覧については、「VDAのインストール」を参照してください。

      追加のコンポーネント

    4. [次へ] をクリックします。
    5. 一覧に表示された機能のいずれを有効にするかを選択します。[次へ] をクリックします。

      注:

      デフォルトでは、[クリーンアップの復元を有効にする] チェックボックスがオンにされています。この復元機能を有効にすることをお勧めします。この機能を有効にすると、アップグレードの開始前にシステムの復元ポイントが作成されます。VDAのインストールが正常に完了すると、復元ポイントは削除されます。詳しくは、[ 「インストールまたはアップグレードの失敗時の復元」を参照してください。

      機能

    6. VDAをすぐにアップグレードするか、スケジュールされた時間にアップグレードするかを選択します。

      • VDAをすぐにアップグレードするには、[今すぐアップグレード] を選択して、期間を指定します。

        期間とは、VDA Upgrade Serviceが追加のアップグレードを開始しなくなるまでの時間(時間単位)です。進行中のアップグレードは完了するまで実行されます。その期間、DaaSは(アクティブなセッションがなくなった場合など)VDAが適格になると、VDAのアップグレードを開始します。

        アップグレードが必要なVDAが多いほど、この期間は長くなります。大きな値(たとえば、12時間)を選択することをお勧めします。そうしないと、VDAの数によっては、一部のVDAがこの期間内にDaaSでアップグレードできないままの可能性があります。

      • アップグレードをスケジュールするには、[後でアップグレード] を選択し、アップグレードをいつ実行するかを指定します。

        アップグレードは、今後7日間のみスケジュールできます。スケジュールしたアップグレードは、現在カタログにあるマシンにのみ適用されます。後でカタログにマシンを追加し、それらもアップグレードしたいという場合は、スケジュールされたアップグレードをキャンセルしてから、スケジュールを再作成します。

      VDAのアップグレード

    7. [Stop upgrade after the failure limit (Tech Preview)] オプションを選択します。

      動作の詳細

      • 失敗のしきい値と同時実行レベルはゼロより大きい値である必要があります。

      • 失敗のしきい値と同時実行レベルは、アップグレードがスケジュールされているマシンの合計数以下である必要があります

      失敗のしきい値(FailureThreshold) 同時実行レベル(ConcurrencyLevel) 動作
      指定されている 指定されていない、または0 FailureThresholdが適用され、ConcucrrencyLevelは以前と同様にロードバランサーによって決定されます。
      指定されていない、または0 指定されている FailureThresholdのデフォルトは10000(カタログあたりの最大マシン数)で、ConcucrrencyLevelはバッチ処理に使用されます。
      指定されていない、または0 指定されていない、または0 デフォルトの動作は、ロードバランサーによって更新された同時実行レベルに適用されます。
    8. FailureThresholdを入力します。

      注:

      失敗のしきい値は、アップグレードエージェントによって取得されない後続のバッチの保留中のアップグレードインストールを、VUSが停止するまで失敗できる回数です。

    9. Concurrencyを入力します。

      注:

      同時アップグレードとは、アップグレード期間中の任意の時点で同時にアップグレードできる仮想マシンの数です。

    10. [次へ] をクリックします。

      注:

      ExitOnErrorは、Enable RestoreまたはEnable Restore and Cleanupと互換性がないため、意図したとおりに動作しない可能性があります。

    11. [概要] ページで選択内容を確認し、[完了] をクリックして設定を適用し、ウィンドウを終了します。

    注:

    • [VDAのアップグレード] オプションは、カタログのVDAアップグレードを有効にした後でのみ使用できます。VDAアップグレードを有効にするには、カタログを編集します。
    • アップグレードが展開されている間、カタログ内のすべてのマシンはメンテナンスモードになります。アップグレードは、開始まで最大30分かかる場合があり、指定した期間中にのみ実行されます。

    [マシンカタログ] ノードの [VDAアップグレード] 列には、カタログのVDAアップグレード情報が表示されます。表示される情報には、次のようなものがあります:

    ヒント:

    [VDAのアップグレード] 列を表示するには、操作バーの [表示する列] を選択し、[マシンカタログ]>[VDAのアップグレード] を選択して、[保存] をクリックします。

    • 利用可能:新しいVDAバージョンが利用可能です。
    • スケジュール設定済み:VDAのアップグレードはスケジュール設定済みです。
    • 未構成:カタログのVDAアップグレードを有効にしていない場合に表示されます。
    • 最新:カタログのVDAは最新です。
    • 不明:VDAのアップグレードに必要な情報を取得できません。考えられる理由は次のとおりです:
      • VDAがアップグレード期間中に使用されていた。
      • 進行中のアップグレード数が上限の500に達した。
      • アップグレード期間中、VDA Upgrade Agentが応答しなかった。エージェントがVDAで実行中で、Citrix DaaSと通信できることを確認してください。
      • アップグレードの検証チェックを実行できない。「VDAのアップグレード要件」を参照してください。

    カタログのVDAアップグレードのステータスを表示することもできます。これを行うには、カタログをクリックしてから、[詳細] タブの [VDAアップグレード状態] の情報を確認します。表示される情報には、次のようなものがあります:

    • スケジュール未設定:カタログのVDAアップグレードを有効にしましたが、アップグレードスケジュールが設定されていません。
    • スケジュール設定済み:カタログのアップグレードスケジュールを作成済みです。たとえば、スケジュールを09:00 PM, December 14, 2030開始に設定すると、情報は次のように表示されます:「December 14, 2030 09:00 PM UTCでスケジュール設定済み」。
    • 進行中:VDAアップグレードが開始しています。
    • キャンセル済み:スケジュールされたアップグレードをキャンセルしました。
    • 失敗:カタログには、VDAが正常にアップグレードされなかったマシンが1つまたは複数含まれています。
    • 成功:カタログ内のすべてのVDAが正常にアップグレードされました。

    カタログの推奨操作を実行して、VDAアップグレードの問題をトラブルシューティングすることもできます。これを行うには、カタログをクリックしてから [トラブルシューティング] タブに移動します。

    特定のVDAアップグレード状態のカタログにすばやくドリルダウンするために、フィルターを使用できます。詳しくは、「Studioでの検索の使用」を参照してください。

    次の考慮事項に注意してください:

    • [VDAアップグレード] または [VDAアップグレード状態] フィルターは、次のフィルターでのみ使用できます:[名前] および [マシンカタログ]
    • [VDAアップグレード] または [VDAアップグレード状態] フィルターを使用すると、右上隅の [エラー][警告] が使用できなくなります。

    スケジュールされたVDAアップグレードを編集またはキャンセルする

    カタログのアップグレードをスケジュールした後、スケジュールされたアップグレードを編集またはキャンセルする必要が生じることがあります。そのためには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択してから、操作バーで [スケジュールされたVDAアップグレードの編集] を選択します。[VDAアップグレードの編集]ウィンドウで、インストールされているVDAバージョンとアップグレードするVDAバージョンに関する情報が表示されます。
    3. スケジュールされたアップグレードを編集するかキャンセルするかを選択します。

      • アップグレードをキャンセルするには、[スケジュールされたアップグレードのキャンセル] をクリックします。注意事項:スケジュールされたアップグレードをキャンセルしても、進行中のアップグレードは強制的に停止されません。
    4. [完了] をクリックしてウィンドウを終了します。

    カタログを編集してVDAアップグレード設定を構成する

    カタログの作成後、カタログを編集してVDAアップグレード設定を構成できます。編集を開始する前に、次のことを考慮してください:

    • カタログ内のすべてのマシンが同じVDA(CRまたはLTSR)トラック上にあることを確認してください。そうしないと、特定のVDAアップグレードが失敗します。たとえば、[最新のLTSR VDA] を選択した場合、CR VDAのアップグレードが失敗します。

    • カタログ内の一部のマシンのアップグレードが既に開始されている場合があります。既に進行中のアップグレードは変更できません。進行中のアップグレードは続行されます。まだ開始していないアップグレードは、指定のバージョンにアップグレードされます。

    マシンごとにVDAをアップグレードする

    カタログのVDAアップグレードを有効にした後、カタログのVDAを1つずつ、またはバッチで、アップグレードできます。そのためには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [検索] を選択します。
    2. 1つまたは複数のマシンを選択し、コンテキストメニューまたは操作バーの [VDAのアップグレード] を選択します。(右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。)

      VDAのアップグレード

      注:

      • [VDAのアップグレード] オプションを使用できるようにするには、選択したマシンが存在するカタログに対してVDAアップグレードを有効にし、それらのマシンにVDA Upgrade Agentがインストールされていることを確認してください。VDAアップグレードを有効にするには、カタログを編集します。
      • アップグレードが展開されている間、マシンはメンテナンスモードになります。アップグレードは、開始まで最大30分かかる場合があります。
      • 使用できるVDAアップグレードがない、またはアップグレードが保留中(スケジュール設定済み、進行中、またはアップグレード待機中)のマシンが選択に含まれている場合、それらのマシンのアップグレードはスキップされます。

    [検索] ノードで、[VDAアップグレード] 列を追加できます。カスタム列を追加する方法については、「表示する列のカスタマイズ」を参照してください。カスタム列は便利です。マシンのVDAアップグレード情報を確認できます。表示される情報には、次のようなものがあります:

    • 利用可能:新しいVDAバージョンが利用可能です。
    • スケジュール設定済み:VDAのアップグレードはスケジュール設定済みです。
    • 未構成:マシンのVDAアップグレードを有効にしていない場合に表示されます。
    • 最新:VDAは最新です。
    • 不明:VDAのアップグレードに関する情報はまだ利用できません。

    マシンのVDAアップグレードのステータスを表示することもできます。これを行うには、マシンをクリックしてから、[詳細] タブの [VDAアップグレード状態] の情報を確認します。表示される情報には、次のようなものがあります:

    • 不明:VDAのアップグレードに必要な情報を取得できません。考えられる理由は次のとおりです:
      • VDAがアップグレード期間中に使用されていた。
      • 進行中のアップグレード数が上限の500に達した。
      • アップグレード期間中、VDA Upgrade Agentが応答しなかった。エージェントがVDAで実行中で、Citrix DaaSと通信できることを確認してください。
      • アップグレードの検証チェックを実行できない。「VDAのアップグレード要件」を参照してください。
    • スケジュール済み:アップグレードスケジュールを設定しました。たとえば、スケジュールを09:00 PM, December 14, 2030開始に設定すると、情報は次のように表示されます:「December 14, 2030 09:00 PM UTCでスケジュール設定済み」。
    • アップグレード待機中:アップグレードの待機中、マシンはメンテナンスモードになります(アップグレードを続行できるように、ユーザーがセッションからログアウトしていることを確認してください)。
    • 進行中:VDAアップグレードが開始しています。
    • アップグレード失敗:VDAをアップグレードしようとして失敗しました。
    • 検証失敗:VDAアップグレード設定を検証しようとして失敗しました。
    • キャンセル済み:マシンのアップグレードはキャンセルされました。
    • 成功:VDAが正常にアップグレードされました。

    マシンの推奨操作を実行して、VDAアップグレードの問題をトラブルシューティングすることもできます。これを行うには、マシンをクリックしてから [トラブルシューティング] タブに移動します。

    特定のVDAアップグレード状態のマシンにすばやくドリルダウンするために、フィルターを使用できます。詳しくは、「Studioでの検索の使用」を参照してください。次の考慮事項に注意してください:

    • [VDAアップグレード] または [VDAアップグレード状態] フィルターは、次のフィルターでのみ使用できます:[名前] および [マシンカタログ]
    • [VDAアップグレード] または [VDAアップグレード状態] フィルターを使用すると、右上隅の [エラー][警告] が使用できなくなります。

    カタログの構成セットの管理

    開始する前に、WEMサービス環境がセットアップされていることを確認します。詳しくは、「Workspace Environment Managementサービスの開始」を参照してください。

    注:

    デフォルトで、クラウド管理者、フルアクセス権管理者、またはマシンカタログ管理者の役割がある場合は、カタログの構成セットを管理できます。必要に応じて、役割に構成セットの管理権限を付与することで、構成セットの管理を許可できます。

    構成セットへのカタログのバインド

    重要:

    Citrix DaaSとWEMサービスのインスタンスが同じリージョンに存在しない場合、カタログを構成セットにバインドすることはできません。その場合は、WEMサービスをCitrix DaaSと同じリージョンに移行してください。

    カタログを構成セットにバインドするには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [マシンカタログ] を選択します。

    2. マシンカタログを選択してから、アクションバーで [構成セットの管理] を選択します。[構成セットの管理] ウィンドウが開きます。

    3. カタログをバインドするWEM構成セットを選択します。

      注:

      選択した構成セットにWEMの基本構成に関連する設定が含まれていない場合は、[基本設定を構成セットに適用します] が表示されます。基本設定を構成セットに適用するオプションを選択することをお勧めします。

    4. [保存] をクリックして変更を保存します。

    別の構成セットへの切り替え

    カタログの別の構成セットに切り替えるには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択してから、アクションバーで [構成セットの管理] を選択します。[構成セットの管理] ウィンドウが開きます。
    3. カタログをバインドする別のWEM構成セットを選択します。
    4. [保存] をクリックして変更を保存します。

    構成セットからのカタログのバインドの解除

    構成セットからカタログのバインドを解除するには、次の手順を実行します:

    1. Studioで [マシンカタログ] を選択します。
    2. マシンカタログを選択してから、アクションバーで [構成セットの管理] を選択します。[構成セットの管理] ウィンドウが開きます。
    3. 選択した構成セットの右側にあるXアイコンをクリックします。
    4. [保存] をクリックして変更を保存します。

    カタログの作成の再試行

    注:

    この機能はMCSカタログにのみ適用されます。

    失敗したカタログにはエラーアイコンが表示されます。詳細を確認するには、各カタログの [トラブルシューティング] タブに移動します。カタログの作成を再試行する前に、次の考慮事項を確認してください:

    • まずトラブルシューティング情報を確認してから、問題を解決します。この情報は、見つかった問題について説明し、それらを解決するための推奨事項を提供します。
    • オペレーティングシステムマシンの管理に関連する設定は変更できません。カタログは、元のカタログからこれらの設定を継承します。
    • 作成が完了するまでに時間がかかる場合があります。必要に応じて [進行状況を隠す] を選択して、バックグラウンドで作成を実行します。

    カタログの作成を再試行するには、次の手順を実行します:

    1. Studioの左側のペインで [マシンカタログ] を選択します。
    2. カタログを選択し、[トラブルシューティング] タブに移動します。
    3. 再試行のハイパーリンクをクリックして、カタログの作成を再試行します。
    4. 表示されるウィザードで、必要に応じて設定を変更します。変更を加える必要がない場合は、[概要] ページに直接移動できます。
    5. 完了したら、[完了] を選択して作成を開始します。

    (Citrix以外でプロビジョニングされたVDAのみ)登録トークンの生成と管理

    Citrixでプロビジョニングされていないマシンに対してトークンベースの登録を選択した場合、マシンカタログごとにトークンを生成し、それをVDAインストール管理者と共有する必要があります。

    登録トークンの特徴は次のとおりです:

    • 登録範囲:1~100台のVDAマシン
    • 有効期間:最大14日間

    Studioを使用してカタログのトークンを生成するには、次の手順を実行します:

    1. [マシンカタログ] でMCS以外でプロビジョニングされたカタログを見つけます。[マシンの数] 列に [プロビジョニング方法:手動] が表示されています。
    2. カタログを右クリックし、[登録トークンを管理する] を選択します。
    3. 表示された [登録トークンを生成する] ページで、次のトークン情報を指定します:
      • トークンの名前を入力します。
      • 有効期間を入力します。期間は14日以内でなければなりません。トークンは指定された期間のみ有効です。
      • (オプション)トークンに登録されたVDAの電源管理のホスト接続を選択します。オプションには、このカタログのゾーンにあるすべてのホスト接続が含まれます。
      • トークンの使用制限を入力します(1~100)。
    4. [生成] をクリックします。
    5. 表示された [トークンが生成されました] ウィンドウでトークンをコピーして安全な場所に保存するか、[ダウンロード] をクリックしてダウンロードフォルダーにダウンロードします。

      トークンのレコードがトークン一覧に表示されます。

      トークンの生成

    6. トークンをVDAインストール管理者と共有します。

      マシンへのVDAおよびトークンのインストール方法について詳しくは、「VDAのインストール」を参照してください。

    トークンを管理する

    トークンを取り消して、VDA登録に利用できないようにするには、2つのオプションがあります:

    • 取り消し:トークンを取り消しますが、ログ記録のために一覧に保持します。
    • 削除:トークンを取り消し、一覧から削除します。

    注:

    期限切れのトークンは14日後に自動的に削除されます。

    PowerShellの使用

    このセクションでは、PowerShellを使用してカタログを管理する方法について説明します。

    PowerShellを使用してVDAのアップグレードステータスとVDAバージョンを確認する

    Get-VusCatalog PowerShellコマンドを使用して、VDAのアップグレードステータスを確認します。カタログ名をwuhanTestMC1とした場合、コマンドプロンプトで次のように入力できます:

    • PS C:\> Get-VusCatalog -Name wuhanTestMC1

    PowerShellコマンドを使用して、VDAのアップグレードステータスを確認

    この例では、UpgradeStateUpgradeAvailableであるため、カタログに対してVDAのアップグレードが有効になっていることを意味します。StateIdUpgradeSuccessfulであるため、カタログが2112.0.0.32068(UpgradeVersion)に正常にアップグレードされたことを意味します。

    Get-BrokerMachine PowerShellコマンドを使用して、現在のVDAのバージョンを取得します。

    現在のVDAのバージョンを取得するためのPowerShellコマンド

    Get-VusAvailableVdaVersion PowerShellコマンドを使用して、最新のVDAのバージョンを取得します。

    最新のVDAのバージョンを取得するためのPowerShellコマンド

    マシン名のシーケンス番号の管理

    MCSを使用して展開されるマシンのシーケンス番号をPowerShellコマンドでカスタマイズするには、次の手順を実行します:

    1. Delivery Controllerで管理者としてPowershellを開きます。
    2. コマンドasnp citrix*を実行してCitrixのPowerShellモジュールをロードします。
    3. 次のコマンドを実行して、カタログのIDプールに当初含まれるマシンの数(StartCount)を確認します:

      Get-AcctIdentityPool -IdentityPoolName xxx
      <!--NeedCopy-->
      

      IdentityPoolNameはカタログ名です。

    4. StartCountを別の値(X)に設定するには、StartCountにXを指定し、次のコマンドを実行します:

      Set-AcctIdentityPool -IdentityPoolName xxx -StartCount X
      <!--NeedCopy-->
      
    5. 必要な数のマシンが作成されるように、それらのマシンをカタログに追加します。
    6. マシンを作成したら、次のコマンドを実行してStartCountを元の値Yに戻します:

      Set-AcctIdentityPool -IdentityPoolName xxx -StartCount Y
      <!--NeedCopy-->
      

    イメージへの説明の追加

    マシンカタログイメージの更新に関連した変更に関する説明を追加できます。カタログを作成するとき、またはカタログの既存のマスターイメージを更新するときに、この機能を使用して説明を追加します。カタログ内の各マスターイメージの情報を表示することもできます。この機能は、カタログで使用されるマスターイメージを更新するときに、管理者が説明ラベル(Office 365インストール済みなど)を追加するのに役立ちます。次のコマンドを使用して、イメージの説明を追加または表示します:

    • NewProvScheme。新しいパラメーターmasterImageNoteを使用すると、イメージにメモを追加できます。例:
    C:\PS>New-ProvScheme -ProvisioningSchemeName XenPS -HostingUnitName XenHu -IdentityPoolName idPool1 -MasterImageVM XDHyp:\HostingUnits\XenHU\Base.vm\Base.snapshot -MasterImageNote "Office365 installed"
    <!--NeedCopy-->
    
    • Publish-ProvMasterVMImage。このパラメーターを使用して、メモを公開します。例:
    C:\PS>Publish-ProvMasterVMImage -ProvisioningSchemeName MyScheme -MasterImageVM XDHyp:\HostingUnits\HostUnit1\RhoneCC_baseXP.vm\base.snapshot -MasterImageNote "Visual Studio 2019 installed"
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    • Get-ProvSchemeMasterVMImageHistory。各イメージの情報を表示します。例:
    C:\PS>Get-ProvSchemeMasterVMImageHistory -ProvisioningSchemeName MyScheme -Showall
    
    VMImageHistoryUid : 3cba3a75-89cd-4868-989b-27feb378fec5
    
    ProvisioningSchemeUid : 7585f0de-192e-4847-a6d8-22713c3a2f42
    
    ProvisioningSchemeName : MyScheme
    
    MasterImageVM : /Base.vm/base.snapshot
    
    Date : 17/05/2021 09:27:50
    
    MasterImageNote : Office365 installed
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    OSディスクのリセット

    PowerShellコマンドReset-ProvVMDiskを使用して、MCSで作成されたマシンカタログ内の永続的なVMのOSディスクをリセットします。この機能は現時点ではAWS、Azure、Google Cloud、SCVMM、VMware、およびXenServerの仮想化環境に適用できます。

    PowerShellコマンドを正常に実行するには、次のことを確認してください:

    • ターゲットVMが永続的なMCSカタログにある。
    • MCSマシンカタログが正常に機能している。これは、プロビジョニングスキームとホストが存在し、プロビジョニングスキームに正しいエントリがあることを意味します。
    • ハイパーバイザーはメンテナンスモードではない。
    • ターゲットVMの電源がオフで、メンテナンスモードになっている。

    OSディスクをリセットするには、以下の手順を実行します:

    1. PowerShellウィンドウを開きます。
    2. asnp citrix*を実行し、Citrix固有のPowerShellモジュールをロードします。
    3. 次のいずれかの方法で、PowerShellコマンドReset-ProvVMDiskを実行します:

      • VMの一覧をコンマ区切りの一覧として指定し、各VMでリセットを実行します:

         Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -VMName ("abc","def") -OS
         <!--NeedCopy-->
        
      • Get-ProvVMコマンドからの出力としてVMの一覧を指定し、各VMでリセットを実行します:

         (Get-ProvVM -ProvisioningSchemeName "xxx") | Reset-ProvVMDisk "abc" -OS
         <!--NeedCopy-->
        
      • 単一のVMを名前で指定します:

         Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -VMName "abc" -OS
         <!--NeedCopy-->
        
      • Get-ProvVMコマンドによって返されるVMごとに個別のリセットタスクを作成します。これは、VMごとのハイパーバイザー機能チェック、接続チェックなど、各タスクが同じ冗長チェックを実行するため、効率が低下します。

         Get-ProvVM -ProvisioningSchemeName "xxx" | Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -OS
         <!--NeedCopy-->
        
    4. リセットするVMを一覧表示する確認プロンプトと、回復不能な操作であるという警告メッセージが表示されます。回答を入力せずにEnterキーを押すと、それ以上のアクションは実行されません。

      PowerShellコマンド-WhatIfを実行して、実行するアクションを出力し、アクションを実行せずに終了できます。

      次のいずれかの方法を使用して、確認プロンプトを回避することもできます:

      • -Forceパラメーターを指定します:

         Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -VMName "abc" -OS -Force
         <!--NeedCopy-->
        
      • -Confirm:$falseパラメーターを指定します:

         Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -VMName "abc" -OS -Confirm:$false
         <!--NeedCopy-->
        
      • Reset-ProvVMDiskを実行する前に、$ConfirmPreferenceをNoneに変更します:

         PS C:\Windows\system32> $ConfirmPreference='None'
         PS C:\Windows\system32> $ConfirmPreference
         None
         PS C:\Windows\system32> Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName "xxx" -VMName "abc" -OS
         <!--NeedCopy-->
        

      注:

      リセットプロセスが完了するまで、VMのメンテナンスモードを解除したり、電源を入れたりしないでください。

    5. Reset-ProvVMDiskコマンドで返されたタスクのステータスを取得するには、Get-ProvTaskを実行します。

    アクティブなコンピューターアカウントのID情報を修復する

    ID関連の問題があるアクティブなコンピューターアカウントのID情報をリセットできます。マシンのパスワードと信頼キーのみをリセットするか、IDディスクのすべての構成をリセットするかを選択できます。この実装は、永続および非永続の両方のMCSマシンカタログに適用できます。

    注:

    現在、この機能はAWS、Azure、VMware仮想化環境でのみサポートされています。

    条件

    IDディスクを正常にリセットするには、次のことを確認してください:

    • VMをオフにしてメンテナンスモードに設定する
    • PowerShellコマンドにパラメーター「-OS」を含めない

    ID情報をリセットする

    ID情報をリセットするには:

    1. PowerShellウィンドウを開きます。
    2. asnp citrix*を実行し、Citrix固有のPowerShellモジュールをロードします。
    3. ID情報をリセットします。

      • マシンのパスワードと信頼キーのみをリセットするには、次のコマンドを次の順序で実行します:

         Repair-AcctIdentity -IdentityAccountName TEST\VM1 -PrivilegedUserName TEST\admin1 -PrivilegedUserPassword $password -Target IdentityInfo
         <!--NeedCopy-->
        

        コマンドで使用されるパラメーターの説明は次のとおりです:

        • IdentityAccountName:修復が必要なIDアカウントの名前。
        • PrivilegedUserName:IDプロバイダー(ADまたはAzure AD)に対する書き込み権限を持つユーザーアカウント。
        • PrivilegedUserPassword:PrivilegedUserNameのパスワード。
        • Target:修復作業のターゲット。これには、アカウントのパスワード/信頼キーを修復するためのIdentityInfo、およびHybrid Azure ADに参加しているマシンのIDのユーザー証明書属性を修復するためのUserCertificateがあります。
         Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName <name> -VMname <name> -Identity -ResetIdentityInfo
         <!--NeedCopy-->
        

        ResetIdentityInfoパラメーターは以下をリセットします:

        • パスワードと信頼キー:VMがADドメインに参加している場合(Citrix DaaSのみ)
        • 信頼キーのみ:VMがADドメインに参加していない場合(Citrix DaaSのみ)
        • パスワードのみ:VMがADドメインに参加している場合(Citrix Virtual Apps and Desktopsのみ)
      • IDディスクのすべての構成をリセットするには、次のコマンドを次の順序で実行します:

         Repair-AcctIdentity -IdentityAccountName TEST\VM1 -PrivilegedUserName TEST\admin1 -PrivilegedUserPassword $password -Target IdentityInfo
         <!--NeedCopy-->
        
         Reset-ProvVMDisk ProvisioningSchemeName <name> -VMName <name>  -Identity
         <!--NeedCopy-->
        
    4. y」と入力してアクションを確認します。-Forceパラメーターを使用して確認プロンプトをスキップすることもできます。例:

      Reset-ProvVMDisk -ProvisioningSchemeName <name> -VMName <name> -Identity -Force
      <!--NeedCopy-->
      
    5. Get-ProvVM -ProvisioningSchemeName <name -VMName <name>を実行して、更新されたIDディスク設定を確認します。IDディスクの属性(IdentityDiskIdなど)を更新する必要があります。StorageIdIdentityDiskIndexは変更しないでください。

    既存のマシンカタログのネットワーク設定を変更する

    新しい仮想マシンが新しいサブネットワーク上に作成されるように、既存のマシンカタログのネットワーク設定を変更できます。Set-ProvSchemeコマンドのパラメーター-NetworkMappingを使用して、ネットワーク設定を変更します。

    既存のプロビジョニングスキームのネットワーク設定を変更するには、以下を実行します:

    1. PowerShellウィンドウで、コマンドasnp citrix*を実行してPowerShellモジュールをロードします。
    2. (Get-Provscheme -ProvisioningSchemeName "name").NetworkMapsを実行して、変更するネットワークパスにアクセスします。
    3. 新しいネットワーク設定に変数を割り当てます。例:

      $NewNetworkMap = @{"0"= "XDHYP:\HostingUnits\MyNetworks\Network 0.network"}
      <!--NeedCopy-->
      
    4. Set-ProvScheme -ProvisioningSchemeName "name" -NetworkMapping $NewNetworkMapを実行します。
    5. (Get-Provscheme -ProvisioningSchemeName "name").NetworkMapsを実行して、既存のプロビジョニングスキームの新しいネットワーク設定を確認します。

    マシンカタログのバージョンの管理

    MCSマシンカタログがSet-ProvSchemeコマンドで更新されると、現在の設定がバージョンとして保存されます。その後、PowerShellコマンドを使用してさまざまなバージョンのマシンカタログを管理できます。次の操作を実行できます:

    • マシンカタログのバージョンの一覧を表示する
    • 以前のバージョンを使用してマシンカタログを更新する
    • そのマシンカタログのVMで使用されていないバージョンを手動で削除する
    • マシンカタログによって保持されるバージョンの最大数を変更する(デフォルトは99)

    バージョンには、マシンカタログの次の情報が含まれます:

    • VMCpuCount
    • VMMemoryMB
    • CustomProperties
    • ServiceOffering
    • MachineProfile
    • NetworkMapping
    • SecurityGroup

    (例として提供された)次のコマンドを実行して、マシンカタログのさまざまなバージョンを管理します。

    • マシンカタログのさまざまなバージョンの構成の詳細を表示する場合:

       Get-ProvSchemeVersion -ProvisioningSchemeName AzureCatalog
       <!--NeedCopy-->
      
    • マシンカタログの特定のバージョンの構成の詳細を表示する場合:

       Get-ProvSchemeVersion -ProvisioningSchemeName AzureCatalog -Version 2
       <!--NeedCopy-->
      
    • マシンカタログに関連付けられているバージョンの合計数を確認する場合:

      ``` (Get-ProvSchemeVersion -ProvisioningSchemeName AzureCatalog).Count

    • 以前のバージョンを使用してマシンカタログを更新する場合:

       Set-ProvScheme -ProvisioningSchemeName AzureCatalog -Version 2
       <!--NeedCopy-->
      
    • そのマシンカタログのVMで使用されていないバージョンを手動で削除する場合:

       Remove-ProvSchemeVersion -ProvisioningSchemeName AzureCatalog -Version 3
       <!--NeedCopy-->
      
    • マシンカタログで保持されるバージョンの最大数を設定する場合(デフォルトは99)。この設定はすべてのカタログに適用されます。たとえば、この場合、MCSでプロビジョニングされたすべてのカタログに対して最大15のバージョンが保持されます。

       Set-ProvServiceConfigurationData -Name "MaxProvSchemeVersions" -Value 15
       <!--NeedCopy-->
      

    バージョン数が最大バージョン数に達した場合、マシンカタログ内のいずれかのVMで古いバージョンが使用されていると、新しいバージョンを作成できなくなります。その場合は、次のいずれかを実行します:

    • マシンカタログで保持されるバージョンの最大数の上限を増やします。
    • 古いバージョンの一部のVMを更新して、それらの古いバージョンがどのVMからも参照されなくなり、削除できるようにします。

    既存のマシンカタログのキャッシュ構成を変更する

    MCSIOを有効にして非永続カタログを作成した後、Set-ProvSchemeコマンドを使用して次のパラメーターを変更できます:

    • WriteBackCacheMemorySize
    • WriteBackCacheDiskSize

    この機能は現在、以下に適用されます:

    • GCPおよびMicrosoft Azure環境、および
    • MCSIOが有効になっている非永続カタログ

    要件

    キャッシュ構成を変更するための要件は次のとおりです:

    • VDAの最新バージョン(2308以降)に更新します。
    • 既存のマシンカタログのパラメーターUseWriteBackCacheを有効にします。UseWriteBackCacheを有効にしてマシンカタログを作成するには、New-ProvSchemeを使用します。例:

       New-ProvScheme -ProvisioningSchemeName $CatalogName -HostingUnitUid $HostingUnitUid `
       -IdentityPoolUid $acctPool.IdentityPoolUid -CleanOnBoot `
       -MasterImageVM $MasterImage `
       -ServiceOffering $ServiceOffering `
       -NetworkMap $NetworkMap `
       -SecurityGroup $SecurityGroup `
       -UseWriteBackCache -WriteBackCacheDiskSize 8
       <!--NeedCopy-->
      

    キャッシュ構成を変更する

    Set-ProvSchemeコマンドを実行します。例:

    Set-ProvScheme -ProvisioningSchemeName $provScheme.ProvisioningSchemeName -WriteBackCacheDisk32 -WriteBackCacheMemorySize 128
    <!--NeedCopy-->
    

    注:

    • 少なくとも1GBのキャッシュディスクストレージが必要であるため、WriteBackCacheDiskSizeの値は0より大きい必要があります。
    • WriteBackCacheMemorySizeの値は、マシンカタログのメモリサイズより小さくなければなりません。
    • これらの変更は、変更後にカタログに追加された新しいVMにのみ影響します。既存のVMはこれらの変更の影響を受けません。

    非マシンプロファイルベースのマシンカタログをマシンプロファイルベースのマシンカタログに変換する

    VM、テンプレートスペック(Azureの場合)、または起動テンプレート(AWSの場合)をマシンプロファイルの入力に使用して、非マシンプロファイルベースのマシンカタログをマシンプロファイルベースのマシンカタログに変換できます。カタログに追加された新しいVMは、マシンプロファイルからプロパティ値を取得します。

    注:

    既存のマシンプロファイルベースのマシンカタログを、非マシンプロファイルベースのマシンカタログに変更することはできません。

    これを行うには、以下の手順を実行します:

    1. VMを使用し、マシンプロファイルを使用せずに、永続的または非永続的なマシンカタログを作成します。
    2. PowerShellウィンドウを開きます。
    3. Set-ProvSchemeコマンドを実行して、マシンプロファイルのプロパティ値をマシンカタログに追加された新しいVMに適用します。例:

      • Azureの場合:

         Set-ProvScheme = Set-ProvScheme -ProvisioningSchemeName xxxx -MachineProfile XDHyp:\HostingUnits<HostingUnitName>\machineprofile.folder<ResourceGroupName><TemplateSpecName><VersionName>
         <!--NeedCopy-->
        
      • AWSの場合:

         Set-ProvScheme = Set-ProvScheme -ProvisioningSchemeName xxxx -MachineProfile "XDHyp:\HostingUnits<hosting-unit><launch-template>.launchtemplate<launch-template-version>.launchtemplateversion"
         <!--NeedCopy-->
        

    カタログに関連した警告とエラーの取得

    MCSカタログの問題を把握して修正するために、エラーと警告の履歴を取得することができます。

    PowerShellコマンドを使用すると、次のことができます:

    • エラーまたは警告の一覧を取得する
    • 警告ステータスをNew(新規) からAcknowledged(確認済み) に変更する
    • エラーまたは警告を削除する

    PowerShellコマンドを実行するには:

    1. PowerShellウィンドウを開きます。
    2. asnp citrix*を実行し、Citrix固有のPowerShellモジュールをロードします。

    エラーと警告の一覧を取得するには:

    Get-ProvOperationEventコマンドを実行します。

    • パラメーターなし:すべてのエラーと警告を取得します
    • LinkedObjectTypeおよびLinkedObjectUidパラメーターあり:特定のプロビジョニングスキームに関連付けられたすべてのエラーと警告を取得します
    • EventIdパラメーターあり:このイベントIDに一致する特定のエラーまたは警告を取得します
    • Filterパラメーターあり:カスタマイズされたフィルターによってエラーまたは警告を取得します

    エラーまたは警告の状態をNew(新規)からAcknowledged(確認済み)に変更するには:

    Confirm-ProvOperationEventコマンドを実行します。

    • EventIdパラメーターあり:このイベントIDに一致する特定のエラーまたは警告の状態を設定します。Get-ProvOperationEventコマンドからの出力として特定のエラーまたは警告のEventIdを取得できます
    • LinkedObjectTypeおよびLinkedObjectUidパラメーターあり:特定のプロビジョニングスキームに関連付けられたすべてのエラーと警告の状態を設定します
    • Allパラメーターあり:すべてのエラーと警告の状態をAcknowledged(確認済み)に設定します

    エラーまたは警告を削除するには:

    Remove-ProvOperationEventコマンドを実行します。

    • EventIdパラメーターあり:このイベントIDに一致する特定のエラーまたは警告を削除します。Get-ProvOperationEventコマンドからの出力として特定のエラーまたは警告のEventIdを取得できます
    • LinkedObjectTypeおよびLinkedObjectUidパラメーターあり:特定のプロビジョニングスキームに関連付けられたすべてのエラーと警告を削除します
    • Allパラメーターあり:すべてのエラーと警告を削除します

    詳しくは、「Citrix PowerShell SDK」を参照してください。

    ハイパーバイザーにアクセスできないマシンの削除

    VMまたはプロビジョニングスキームを削除する場合、MCSは、削除オプションに含まれるリソースがMCSによって追跡または識別されなくなるように、VMから(場合によってはベース ディスクからも)タグを削除する必要があります。ただし、これらのリソースの一部は、ハイパーバイザーを介してのみアクセスできます。ハイパーバイザーにアクセスできない場合は、Remove-ProvVMPowerShellのPurgeDBOnlyオプションを使用して、VM、基本ディスク、ACG内のイメージなどのVMリソースオブジェクトをデータベースから削除します。

    このオプションは以下で有効になります:

    • サポートされるすべてのハイパーバイザー
    • 永続的および非永続的なVM

    制限事項

    コマンド-PurgeDBOnlyと-ForgetVMを同時に使用することはできません。

    PurgeDBOnlyコマンドを使用する

    PowerShellコマンドRemove-ProvVM -ProvisioningSchemeName SCVMM-MC -VMName SCVMM01 -ForgetVMを実行すると、次のシナリオで削除操作が失敗することがあります:

    • ホスト接続がメンテナンス モードである
    • 無効な資格情報
    • 認証エラー
    • 不正な操作
    • ハイパーバイザーに到達できない

    注:

    Remove-provVM -ForgetVMは、永続的なVMのみを対象としています。一覧にあるいずれかのVMが非永続的である場合、操作は失敗します。

    ハイパーバイザーに到達できないために操作が失敗すると、次のプロンプトが表示されます:

    Try to use -PurgeDBOnly option to clean DDC database.

    Remove-ProvVMPowerShellコマンドで-PurgeDBOnlyオプションを使用して、VMのリファレンスをMCSデータベースから削除します。たとえば、

    Remove-ProvVM -ProvisioningSchemeName SCVMM-MC -VMName SCVMM01 -PurgeDBOnly

    ローカルファイル共有アクセスによるVDAの更新をサポート(Technical Preview)

    PowerShellコマンドレットを使用してVDAインストーラーの場所を指定すると、各VDAがCitrix Managed Azure CDNから新しいVDAインストーラーを取得できるようにするためのネットワーク規則を提供する手間が軽減されます。

    PowerShellコマンドレット

    New-VusCatalogScheduleおよびNew-VusMachineUpgradeコマンドレットに2つの新しいオプションのパラメーターが追加され、ローカルファイル共有からインストーラーを使用できるようになりました

    • VdaWorkstationPackageUri - ワークステーションOS VDAインストーラーへのUNCパスを指定します
    • VdaServerPackageUri - サーバーOS VDAインストーラーへのUNCパスを指定します

    前提条件

    • VDA Upgrade Agentをバージョン7.40.0.35以降にアップグレードします(VDAインストーラーバージョン2311以降を使用)
    • Virtual Apps and Desktops Remote PowerShell SDKバージョン7.40以降(2024年1月10日以降にリリース)
    • リモートPowerShell SDKバージョン7.42以降(2024年2月16日以降にリリース)

    ファイル共有権限を設定する方法

    VDAインストーラーパッケージを含むネットワーク共有には、ローカルシステム(NT AUTHORITY\SYSTEMプリンシパル)として実行されるVDA Upgrade Agentサービスの読み取りアクセス権が必要です。

    • ドメイン参加ファイルの共有権限

      VDAマシンがドメイン参加の場合、ローカル システムアカウント(VUAはローカルシステムとして実行されます) は、ネットワーク共有にアクセスするときにコンピューターの資格情報を使用します。

      ドメインコンピューターに読み取りアクセスを許可することで、最小限の権限を設定できます。

      1. ネットワーク上でファイルを共有するユーザーを選択します。
      2. [共有の詳細設定] をクリックして、[ファイルとプリンターの共有] をオンにします。
    • ドメイン非参加ファイルの共有権限

      VDAマシンがドメイン非参加の場合、ローカルシステムアカウント(VUAはローカルシステムとして実行されます)は、ネットワーク共有にアクセスするときにANONYMOUS LOGONを使用します。

      1. 共有フォルダーを選択します。
      2. パスワード保護を無効にします。
        1. フォルダーの [プロパティ] に移動します。
        2. [ネットワークと共有センター] を選択します。
        3. [パスワード保護共有] をオフにします。
      3. 共有権限を付与するには、[詳細な共有] をクリックします。
        1. [アクセス許可] を選択します。
        2. ANONYMOUS LOGON読み取り共有権限を付与します。
      4. フォルダーの権限を付与するには [セキュリティ]タブを選択します
        1. 共有フォルダーに権限を追加するには [編集] をクリックします
        2. ANONYMOUS LOGONにフォルダー権限を付与する共有フォルダーを選択します。
      5. [詳細設定] をクリックして、[ファイルとプリンターの共有] をオンにします。
      6. 共有フォルダー名をネットワークアクセスセキュリティポリシーに追加します。

      注:

      変更をすぐに有効にするには、マシンを再起動してください。

    ローカルファイル共有からVDAを更新する

    1. VDAインストーラーをダウンロードし、共有ファイルに格納します。

      注:

      仮想アップグレードサービスでは、現在のリリーストラックまたはLTSRトラックのいずれかを選択できます。

      例: マシンカタログが現在のリリース(2311)に設定されており、VDAバージョンが2305の場合、VDAをバージョン2311にアップグレードする必要があります。

      1. 当社Webサイトダウンロードページに移動します。
      2. 製品でCitrix Virtual Apps and Desktopsを選択します。
      3. Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2311, All Editionsを選択します。
      4. 製品ISOに含まれており、個別に展開可能なパッケージも用意されているコンポーネントからVDAインストーラーを選択します。
    2. カタログの種類に基づいて、関連するVDAインストーラーを選択します。

      • カタログの種類がマルチセッションの場合は、マルチセッションOS VDAインストーラーをダウンロードします
      • カタログの種類がシングルセッションの場合は、シングルセッションOS VDAインストーラーをダウンロードします
      • カタログの種類がリモートPCアクセスの場合は、シングルセッションOSコアサービスVDAインストーラーをダウンロードします

    注:

    ファイル共有インストーラーのバージョンは、VUSによってクラウドに公開された最新のインストーラーバージョンと完全に一致する必要があります。

    トラブルシューティング

    • マシンの状態が「Power State Unknown」の場合は、CTX131267を参照してください。
    • 継続的に不明な電源状態を示す仮想マシンを修正するには、How to fix VMs that continuously show an unknown power stateを参照してください。
    • Cloud Connectorが正常に動作していない場合、MCSプロビジョニング操作(カタログの更新など)は通常よりも時間がかかり、管理コンソールのパフォーマンスが大幅に低下します。

    次の手順

    特定のハイパーバイザーカタログの管理については、次を参照してください:

    マシンカタログの管理

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