Citrix DaaS

マシンの負荷分散

注:

この機能は、すべてのカタログ(シングルセッションOSカタログまたはマルチセッションOSカタログ)に適用されます。垂直負荷分散は、マルチセッションOSマシンにのみ適用されます。

この機能を使用すると、マシンの負荷分散方法を制御できます。垂直と水平の2つのオプションがあります。デフォルトでは、水平負荷分散が有効になっています。

  • 垂直負荷分散。最大負荷に達していない最も負荷の高いマシンに受信のユーザーセッションを割り当てます。これにより、既存のマシンが飽和状態になった後、新しいマシンに移ります。ユーザーが既存のマシンから切断すると、マシンの容量が解放されます。次に、受信の負荷がこれらのマシンに割り当てられます。垂直負荷分散により、ユーザーエクスペリエンスは低下しますが、コストを削減できます(セッションが電源オンのマシンの処理能力を最大化)。

    例:それぞれ10セッション用に構成された2つのマシンがあります。最初のマシンは、最初の10個の同時セッションを処理します。2つ目のマシンは、11番目のセッションを処理します。

    ヒント:

    マシンがホストできるセッションの最大数を指定するには、最大セッション数ポリシー設定を使用します。

    または、PowerShellを使用して、サイト全体で垂直負荷分散を有効または無効にすることができます。Set-BrokerSiteコマンドレットのUseVerticalScalingForRdsLaunches設定を使用します。Get-BrokerSiteを使用して、UseVerticalScalingForRdsLaunches設定の値を表示します。詳細については、コマンドレットのヘルプを参照してください。

  • 水平負荷分散。受信ユーザーセッションを、最も負荷が少なく電源がオンになっている使用可能なマシンに割り当てます。水平負荷分散によりユーザーエクスペリエンスは向上しますが、コストが増加します(より多くのマシンで電源オンの状態が保持されるため)。デフォルトでは、水平負荷分散が有効になっています。

    例:それぞれ10セッション用に構成された2つのマシンがあります。最初のマシンは5つの同時セッションを処理します。2つ目のマシンも5つのセッションを処理します。

この機能を構成するには、[管理]>[完全な構成] の左側ペインで [設定] を選択します。[マルチセッションカタログの負荷分散] でオプションを選択します。

マシンの負荷分散

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