Azureクイック展開

Citrix Virtual AppsおよびDesktopsサービスで、リソースの場所にAzure Resource Managerマシンを使用してアプリケーションと公開デスクトップを配信する場合、次の展開方法を選択できます:

  • フル構成: このオプションでは、Citrix Studioの管理コンソールを使用し、ガイドに従ってマシンカタログとデリバリーグループを順番に作成します。この展開方法では、構成を詳細に行うことができます。この方法は、サポートされているすべてのホストタイプで使用できます。
  • Azureクイック展開: このオプションでは、簡略化されたインターフェイスによりアプリとデスクトップを短時間で展開できます。この展開方法では基本的な構成のみが可能であり、詳細な構成は行なえません。この方法は、Azure Resource Managerをホストとして使用する場合のみ利用できます。

Azure Resource Managerを使用する場合、Azureクイック展開により、概念実証環境を簡単に設定したり、Citrix Virtual AppsおよびDesktopsサービスの使用をすぐに開始したりできます。

Studioを使用してカタログを展開する場合(オンプレミスのCitrix Virtual AppsおよびDesktops、またはCitrix Virtual AppsおよびDesktopsサービスのフル構成)と比べ、次のような違いがあります。

  • Azureクイック展開では使用する用語が異なり、作成するのはカタログになります。フル構成(Studio)で作成するのは、マシンカタログです。
  • Azureクイック展開では、サーバーVMが自動的に作成され、2つのCloud Connectorがリソースの場所にインストールされます。フル構成では、これらの作業は、カタログの作成前に別の手順として行う必要があります。
  • Azureクイック展開ではデリバリーグループを使用しません。Azureクイック展開では、すべての展開アイテム(カタログ、マシン、アプリケーション、デスクトップ、利用者)をカタログで構成します(デリバリーグループは、Azureクイック展開カタログごとに、カタログと同じ名前を使用してバックグラウンドで自動で作成されます。顧客管理者が操作を行う必要はありません)。
  • Azureクイック展開のインターフェイスはレイアウトとスタイルが異なり、画面上に表示されるガイダンスが追加されています。

次の図と表に、各展開方法の違いを示します。

展開方法の画像

  機能 Azureクイック展開 フル構成
展開 Azureでの展開
  アマゾンウェブサービスとGoogle Cloudでの展開
  オンプレミスのハイパーバイザーでの展開
配信 Windowsアプリの配信
  Windows共有(サーバー)デスクトップの配信
  Linuxアプリまたはデスクトップの配信
  クライアントOSのWindowsデスクトップの配信
ユーザーエクスペリエンス リモートPCアクセス
  簡素化されたユーザーエクスペリエンス

Azureクイック展開のインターフェイスは、Citrix Virtual Apps Essentialsサービスとほとんど同じです。特にStudioに慣れていない方にとって使いやすいものになっています。

各展開方法は、お互いに両立可能です。ある方法でいくつかのリソースを作成してから、別の方法でさらにリソースを作成できます。ただし、カタログの編集を行う場所によって影響が異なります。「Azureクイック展開カタログの編集 」を参照してください。

カタログの表示

Azureクイック展開を使用して作成したカタログは、Azureクイック展開の画面とStudioの両方に表示されます。

Studioで作成したマシンカタログは、Azureクイック展開の画面には表示されません。

制限事項

  • Azureクイック展開は、ホストにAzure Resource Managerを使用している場合にのみ使用できます。他の種類のホストでは使用できません。
  • Azureクイック展開は、Citrix Virtual AppsおよびDesktopsサービスと、Citrix Virtual Appsサービスでのみ利用できます。Citrix Virtual Desktopsサービスでは提供されていません。
  • Azureクイック展開で配信されるのは、Windows Serverマシンのみです。デスクトップOSマシンの展開には使用できません。
  • 両方の展開オプションを使用するには、すべての管理権限を実行できる管理者である必要があります。管理権限が不足している場合、[Azureクイック展開]オプションは表示されず、自動的にフル構成が使用されます。
  • Azureクイック展開カタログの編集」の重要な注意事項を参照してください。

Citrix Gatewayに関する考慮事項

独自のCitrix Gatewayを使用する場合、カタログ作成ウィザードで指定したVNETにCitrix Gatewayからアクセスできる必要があります。このアクセスは、VPNを使用することで可能になります。

または、Citrix Gateway Serviceを使用すれば、Azureクイック展開カタログに自動でアクセスできます。

Azureクイック展開カタログの編集

Azureクイック展開を使用して展開したカタログは、[管理]>[カタログ]画面の[クイック展開カタログ]カテゴリに表示されます。カタログの行にある省略記号メニューで、次の操作を実行できます:

  • アプリのを追加または削除する
  • 利用者を追加または削除する
  • 容量を変更する
  • マスターイメージを変更する
  • カタログを削除する

重要:

Azureクイック展開で展開したカタログは、Studioを使用して編集することもできます。ただし、Studioを使用してそのカタログまたは対応するデリバリーグループを変更すると、そのカタログをAzureクイック展開のインターフェイス([管理]>[カタログ])で編集できなくなります。[管理]>[カタログ]にカタログは表示されますが、このインターフェイスで管理および削除することはできません。

Azureクイック展開を使用する

Azureクイック展開の流れは、基本的にCitrix Virtual Apps Essentialsサービスの展開インターフェイスと同じです。

ほとんどのガイダンスは、Citrix Virtual Apps Essentialsサービスの記事のものを使用できます。(この記事のサービスの購入方法とキャンセル方法は無視してください)。

  1. カタログの作成」セクションの手順を開始し、手順2では代わりに次の手順を実行します。

    [カタログ] をクリックします(まだ選択していない場合)。[管理]>[Azureクイック展開] の順に選択します。[カタログの作成] をクリックします。

  2. カタログの作成手順を実行します。

  3. アプリの公開手順とカタログの利用者の割り当て手順を実行します。

上記の手順を正常に完了したら、利用者にワークスペースのURLを教えます。詳しくは、「アプリケーションとデスクトップの起動」を参照してください。