Product Documentation

XenMobileサーバー10.3.6について

Oct 25, 2016

XenMobile 10.3.6 Service Packには、XenMobile 10.3.5からのみ直接アップグレードできます。

注意

XenMobileを10.3.6にアップグレードする前に、CitrixライセンスのSubscription Advantage(SA)日付が2016年6月1日以降である必要があります。 SA日付は、ライセンスサーバーのライセンスの隣に表示されています。 SA日付を更新するには、Citrixポータルから最新のライセンスファイルをダウンロードし、そのファイルをライセンスサーバーにアップロードします。 詳しくは、http://support.citrix.com/article/CTX209580を参照してください。

アップグレードを行うには、xms_10.3.6.310.binを使用します。 XenMobileコンソールで、右上の歯車アイコンをクリックした後、[Release Management]をクリックします。 [Upgrade]をクリックしてから、xms_10.3.6.310.binファイルをアップロードします。 コンソールでのアップグレードについて詳しくは、「XenMobileのアップグレード」を参照してください。 

XenMobile 10.3.6を新たにインストールする場合は、「XenMobileのインストール」を参照してください。

XenMobile展開を計画する場合は、多くの検討事項があります。 エンドツーエンドXenMobile環境の推奨事項、よくある質問、およびユースケースについては、『XenMobile展開ハンドブック』を参照してください。

XenMobile 10.3.6の新機能

XenMobile 10.3.6リリースでは、品質とスケーラビリティに重点が置かれています。 バグ修正について詳しくは、「XenMobile 10.3.6の既知の問題および解決された問題」を参照してください。 XenMobile 10.3.6には、次の新機能もあります。

スケーラビリティの改善

XenMobile 10.3.6サーバーで品質が大幅に向上したことにより、XenMobileサーバーとデータベースの通信、XenApp統合、デバイスへの展開の通知、LDAP検索などの領域でのスケールとパフォーマンスも向上しました。

  • HDX列挙は、XenMobile 10.3.5と比較して約40%改善されました。
  • XenMobile CLIメインメニューでServer Tuningコマンド(Advanced Settingsのオプション5)を使用した場合に次の設定に適用されるデフォルトが、以下のように変更されました。

Maximum connections on port 443:デフォルト値が10000から12000に変わりました。

Maximum connections on port 8443:デフォルト値が10000から12000に変わりました。

Maximum threads on port 443:デフォルト値が750から2000に変わりました。

Maximum threads on port 8443:デフォルト値が750から2000に変わりました。

  • iOSとWindows Phoneデバイス、およびGoogle Cloud Messaging用に構成されたAndroidデバイスからの再接続要求の急増を防ぐため、XenMobileは段階的展開で通知を送信するようになりました。 展開のレートのデフォルトは毎時10,000デバイスです。 展開のレートを変更するには、[Max deployment rate]サーバープロパティ(perf.deploy.schedule.maxrate)を編集します。
localized image
  • XenMobile展開の対象は、ターゲットデリバリーグループに含まれるデバイスのみになりました。 これまでは、役割に関係なくすべてのデバイスが展開されていました。

Worxアプリの更新

Worx Home

  • WorxMailによるログの送信: ユーザーが問題の報告時にログを送信する場合、デフォルトでWorxMailが開くようになりました。 これにより、ユーザーはサイズの大きいファイルを送信できます。 Worx Homeの以前のバージョンでは、サイズの大きいファイルの送信が失敗することがありました。

WorxMail

  • Exchange Server 2016のサポート: WorxMailをExchange Server 2016と統合できるようになりました。 Active Sync 14がサポートされますが、WorxMailにはActive Sync 16との互換性も必要です。
  • ShareFileからのファイルの添付(Android)[Attach from ShareFile]をタップすると、電子メールまたはカレンダーイベントにファイルを添付できます。
  • ShareFileの制限付きStorageZoneおよびコネクタからのファイルの添付(iOS)。 電子メールまたはカレンダーイベントで[Attach from ShareFile]をタップすると、電子メールやカレンダーイベントに、ShareFileからだけでなく、制限付きStorageZonesおよびコネクタ(SharePointやネットワーク共有など)からもファイルを添付できます。
  • .vcardファイルによる連絡先データの共有: ユーザーは、.vcardファイルとして送信された添付ファイルから連絡先情報をインポートできます。
  • 新しいネットワークアクセスのデフォルト: MDX Toolkitのネットワークアクセスポリシーのデフォルトは[Tunneled to the internal network]になりました。 この変更により、構成エラーが軽減されます。

WorxWeb

  • デフォルトでのポップアップのブロック: Safariのポップアップをデフォルトでブロックするには、XenMobileコンソールを使用して制限デバイスポリシーの[Block pop-ups]オプションを[On]に設定します。 バージョン10.3.6にアップグレードする前に[Block pop-ups][Off]に設定した場合、この設定はオフのままとなります。 そうでない場合は、設定は[On]になり、Safariのポップアップはブロックされます。
  • ShareFileでのリンクの開き方: ShareFile 4.0では、リンクをブラウザで開くか、ShareFileで直接開くかを選択できます。

WorxChatのテクニカルプレビュー

  • Androidのサポート: WorxChatをAndroidで使用できるようになりました。
  • Lync 2013およびSkype for Business 2015のサポート: WorxChatを同じプールにあるLync 2013およびSkype for Business 2015と統合できるようになりました。

Secure Forms

  • ShareFileの制限付きゾーンのサポート: Secure FormsをShareFileの制限付きゾーンで構成できるようになりました。 設定手順については、「Secure FormsとShareFileの統合」を参照してください。
  • iBeacon機能: iBeacon技術を使用して、モバイルアプリ上のフォームに自動入力できるビーコンを構成および追跡できます。 ビーコン情報は、ユーザーがフォームを送信するときに含められます。 ビーコンの設定について詳しくは、「ビーコン」を参照してください。
  • 作成者名: Secure Forms Composerに、フォームを作成したユーザーの名前が表示されるようになりました。 この機能により、Composerに複数のユーザーがアクセスする場合に追跡を行いやすくなりました。
  • 番号の範囲: Composerの[Number]フィールドで、ユーザーがフォームの入力時に入力可能な番号の範囲を指定できます。
  • 新規ファイル名形式: モバイルアプリで送信したフォームおよび添付ファイルが送信者名とタイムスタンプ付きで保存されるようになり、ファイル名の確認と整理がしやすくなりました。

詳しくは、「Worxモバイルアプリの新機能」を参照してください。

その他の更新

  • 追加のCitrixコンポーネントバージョンのサポート: 
    • NetScaler Gateway 10.5.x、11.0.x、11.1.x(XenMobileオンプレミス)
    • NetScaler Gateway 10.5.57.7(XenMobile Cloud) 
    • XenAppおよびXenDesktop 7.9と7.8
    • StoreFront 3.6
    • ライセンスサーバー11.13.1.2
  • WiFiネットワークのホワイトリストへの追加: Whitelisted WiFi networksポリシーを使用すると、許可されるネットワークを指定できます。 アプリは、ホワイトリストに含まれているいずれかのネットワークに接続されているときのみ動作します。  この機能は、MDM+MAMモードでのみ使用できます。
  • ShareFileでの共有デバイスのサポート: ShareFile Mobileアプリのバージョン4.4では、MDM+MAMモードの共有デバイスがサポートされるようになりました。これにより、複数のユーザーが再登録せずにデバイスを共有できます。 詳しくは、「XenMobileの共有デバイス」を参照してください。
  • アイコンの制御(iOS): アプリ開発者は、info.plistの代わりに、アプリバンドルのルートフォルダーにアイコンファイルを含めることができるようになりました。 ツールキットがアイコンファイルを見つけられるように、アイコンファイルの名前は次のいずれかの形式にする必要があります。
    • icon.png
    • icon-60x2.pn
    • icon-72.png
    • icon-76.png
  • メール同期の改善(iOS): メール同期およびShareFile統合が更新され、メール同期の信頼性が向上しました。
  • デバイス情報の追加: XenMobileコンソールの[Device details]ページに、デバイス上の展開操作の対象が表示される[Channel/User]列が追加されました。 対象には、デバイスを登録したユーザー、共有デバイスにチェックインしたユーザー、または特定のユーザーに関連付けられていないシステムレベルの設定や展開操作が表示されます。 この情報を使用すると、特にMac OS Xなどの特定のプラットフォームで1つのデバイスを複数のユーザーが制御している場合や、このプラットフォーム上に多数のコンテナがある場合に、展開プロセスを追跡しやすくなります。 
localized image
  • 新しいXenMobileコンソールページ: XenMobileコンソールには、新しいページである[Settings]>[Google Cloud Messaging]が含まれます。このページでは、GCMのAPI keyおよびSender IDを指定できます。 これらの項目は、以前は[Server Properties]にのみ表示されていました。
localized image
  • Hibernateによる診断統計ログ: アプリケーションのパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングを支援するために、XenMobileでは、XenMobileとMicrosoft SQL Serverとの接続に使用されるコンポーネントであるHibernateについての統計ログレポートを利用できるようになりました。

Hibernate統計ログを有効にするには、[Enable/Disable Hibernate statistics logging for diagnostics]サーバープロパティ(enable.hibernate.stats)を[true]に変更します。 ログはアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼすため、デフォルトでは無効になっています。 膨大なログファイルが作成されるのを避けるため、ログを有効にするのは短期間だけにしてください。 XenMobileは、/opt/sas/logs/hibernate_stats.logにログを書き込みます。

localized image
  • Android Appアプリストアの更新: Androidアプリストアでは、Androidデバイスにインストールされているバージョンがアプリストアのバージョンよりも古い場合に限り、更新されたアプリのバージョンが表示されるようになりました。
  • XenMobile Analyzerツール。 XenMobile環境に問題がある場合、Citrixサポートに問い合わせると、時間と費用がかかることがあります。 XenMobile Analyzerを使用すると、サポートに問い合わせる前に、一般的な問題を自身で選別できます。 XenMobile Analyzerツールは、多数のユースケースと、MDM、MDM+MAM、およびMAM-onlyなどの展開オプション、5つの異なる認証シナリオ、iOSおよびAndroidのモバイル環境をサポートします。 

    XenMobile Analyzerでは、以下のことができます。 
    • お使いの環境での問題のチェックとソリューションの推奨。 XenMobile Analyzerの環境チェックは、デバイスの問題、ユーザー登録の問題、および認証の問題を識別できます。
    • 高度な診断を受けるための手順の確認。
    • WorxMail対応やサーバー接続性チェックを確認するためのツール操作。
    • 他の手段がすべて失敗すると、ツールにCitrixサポートへの直接リンクが表示されます。

詳しくは、「XenMobile Analyzerツール」を参照してください。

  • XenMobile AutoDiscoveryサービス。 これまで、自動検出をアクティブ化するには、サポートチケットを作成する必要がありました。 AutoDiscoveryサービスポータルを使用すると、自身で自動検出を設定できます。 サービスでは、ドメインを指定して自動検出レコードを作成する手順が案内されます。 詳しくは、「XenMobile AutoDiscoveryサービス」を参照してください。