XenMobile Server:最新リリース

XenMobile Server 10.15最新リリース

XenMobile Serverは、モバイルデバイス管理(MDM)とモバイルアプリケーション管理(MAM)を提供する、オンプレミスのエンタープライズモビリティ管理ソリューションです。

業務用モバイルアプリは、XenMobileソリューションの一部として提供される、業務効率化とコミュニケーションのためのアプリケーションです。業務用モバイルアプリについては、「業務用モバイルアプリ」を参照してください。

XenMobile Serverのクラウドサービスバージョンは、Citrix Endpoint Managementと呼ばれます。XenMobile Cloud製品について詳しくは、「Citrix Endpoint Management」を参照してください。

XenMobile Migration Service

XenMobile Serverをオンプレミスで使用している場合、Migration ServiceチームによってEndpoint Managementの使用を開始することができます。Citrix Endpoint Managementは、Cloud環境でのセキュアで簡易化されたデバイス登録、構成、エンドポイント管理を提供します。詳しくは、「Citrix Endpoint Managementサービスにより簡素化を実現」を参照してください。

移行を開始するには、地域のCitrix営業担当者またはCitrixパートナーにお問い合わせください。

前提条件

  • XenMobile Server:
    • オンプレミスのXenMobile Server展開のうち最新の3つのバージョンのいずれか
    • ローカル管理者アカウント
    • PKIパスワード
    • 有効なXenMobile Server SSLリスナー証明書。証明書は、ワイルドカードにすることはできず、有効期限が少なくとも6か月以上ある必要があります。
  • Citrix Cloud:
    • Citrix Cloudアカウント
    • Citrix Cloud ConnectorがWindows Server 2012 R2以降を実行している最低2台の専用マシンにインストールされている。詳しくは、「Citrix Cloud Connector」を参照してください。
    • Active Directoryでフォレストおよびドメインの機能レベルをサポートするWindows Server 2008 R2以降
  • XenMobileのデータベース要件:
    • Microsoft SQL Server 2014 SP3以降: Endpoint Managementでは、オンプレミスのSQLサービスアカウントのパスワードを指定する必要があります。データベースの要件と互換性について詳しくは、「システム要件」を参照してください。
    • SQL Server Management Studio: Endpoint Managementでは、BACPACファイルを作成するために、SQL Server Management Studioの最新バージョンが必要です。
  • Citrix ADC: MAM機能をテストするには、別のCitrix ADCアプライアンスが必要です。
  • 接続スケジューリングデバイスポリシー: 移行前に2時間以上の接続を要求するように、接続スケジューリングデバイスポリシーを構成します。Firebase Cloud Messagingを使用して、Endpoint Management、Android、Android Enterprise、およびChrome OSデバイスとの間の接続を制御することをお勧めします。詳しくは、「接続スケジューリングデバイスポリシー」と「Firebase Cloud Messaging」を参照してください。

次の図は、Endpoint Managementの移行フローです:

移行フロー

移行プロセスには、次の手順が含まれます:

  1. シトリックスはお客様のオンプレミス環境を評価し、最適な移行エクスペリエンスを実現します。
  2. お客様は、オンプレミスデータベースのデータを含むBACPACファイルを作成します。
  3. お客様によるBACPACファイルの提供後、Migration Servicesチームが、クラウド対応環境へのデータベースの変換を支援します。
  4. Migration Servicesチームは、Citrix Gatewayを構成して、すべてのアプリケーションでシングルサインオンをサポートできるようにします。
  5. 移行の最終段階には、次の2つのオプションがあります:
    • テストドライブ: お客様は、限られた数のテストデバイスを使用して、デバイスをクラウドでホストされたDNSにポイントし、Endpoint Managementに接続します。XenMobile ServerからCitrix Endpoint Managementへの移行では、エンドユーザーデバイスを再登録する必要はありません。
    • 実稼働環境の切り替え: お客様は、Cloudで負荷分散のサブドメインとして機能するCNAMEレコードを作成します。お客様の登録URLは変更されません。

追加情報

以下のブログで、XenMobile Migration Serviceについて解説しています:

XenMobileの現在および1つ前のバージョン

XenMobile Serverとアプリに関しては、現在および前のバージョンのXenMobile(Rolling Patch含む)までサポートされます。現在のバージョンは10.15で、前のバージョンは10.14です。すべてのセキュリティ関連の修正については、XenMobile Serverの最新バージョンにアップグレードする必要があります。最新のソフトウェアは、XenMobile Server 10のダウンロードページから入手できます。

XenMobile Serverの現在のバージョンと以前のバージョンの新機能、既知の問題、および解決された問題の一覧については、次を参照してください:

最新バージョン以前の全バージョンのドキュメント(PDF)については、「古いドキュメントのアーカイブ一覧」を参照してください。

XenMobile 9。このバージョンは、2017年6月30日に製品終了(End of Life:EOL)となりました。製品リリースがEOLに到達すると、製品のライセンス契約書の条件内で製品を使用できますが、利用できるサポートオプションは限られます。履歴情報がKnowledge Centerまたはほかのオンラインリソースに表示されます。この文書は今後更新されず、そのままの状態で提供されます。製品のライフサイクルマイルストーンについて詳しくは、「製品マトリクス」を参照してください。

EOLの日付から5年間は、「古いドキュメントのアーカイブ一覧」からXenMobile 9のドキュメント(PDF)をダウンロードできます。

XenMobile 9からCitrix Cloud経由でのXenMobile Serviceへの移行については、こちらのCitrix.comブログを参照してください。

アップグレード

アップグレードに関する重要な情報については、「新機能」を参照してください。

アップグレードを実行するには、https://www.citrix.com/downloadsにアクセスして利用可能な最新のバイナリをダウンロードします。Citrix Endpoint Management(およびCitrix XenMobile Server)>XenMobile Server(オンプレミス)>Product Software>XenMobile Server 10の順に移動します。ハイパーバイザー用のXenMobile Serverソフトウェアのタイルで、[Download File] をクリックします。

XenMobile 10.14.xまたは10.13.xからのアップグレードについて詳しくは、「アップグレード」を参照してください。

XenMobile Serverの最新リリースをインストールするには、「インストールと構成」を参照してください。

XenMobile Server 10.15最新リリース