XenMobile Server:最新リリース

Firebase Cloud Messaging

注:

Firebase Cloud Messaging(FCM)は以前はGoogle Cloud Messaging(GCM)と呼ばれていました。XenMobileコンソールのラベルとメッセージの一部には、GCM用語が使用されています。

Firebase Cloud Messaging(FCM)を使用してAndroidデバイスがXenMobileに接続するタイミングと方法を制御することをお勧めします。XenMobileでFCMが構成されている場合、FCMで有効なAndroidデバイスに接続通知を送信します。セキュリティ操作や展開コマンドによって、ユーザーにXenMobile Serverへの再接続を求めるプッシュ通知が送信されます。

この記事の構成手順を完了し、デバイスがチェックインすると、デバイスはXenMobile ServerでFCMサービスに登録します。これにより、FCMを使用してXenMobile Serviceからデバイスにほぼリアルタイムで通信することができます。FCMの登録は、新しく登録するデバイスおよび以前に登録されたデバイスで機能します。

XenMobileがデバイスへの接続を開始する必要がある場合、XenMobileはFCMサービスに接続し、FCMサービスは接続するようにデバイスに通知します。この種類の接続は、Appleプッシュ通知サービスでの接続と似ています。

前提条件

  • 最新のSecure Hubクライアント
  • Googleデベロッパーアカウントの資格情報
  • FCM対応AndroidデバイスにインストールされたGoogle Playサービス

ファイアウォールポート

  • fcm.googleapis.comおよびGoogle.comに対しては、XenMobileのポート443を開きます。
  • デバイスのWi-Fiによるインターネット送信接続用にポート5228、5229、5230を開きます。
  • 送信接続を許可するには、IP制限なしでポート5228〜5230を許可することが推奨されています。ただし、IP制限が必要な場合は、IPv4およびIPv6ブロック内のすべてのIPアドレスを許可することが推奨されています。ブロックは、GoogleのASN 15169に記載されています。このリストは、毎月更新してください。FCMポートについて詳しくは、 Googleドキュメント「FCM ポートとファイアウォール」を参照してください。

詳しくは、「ポート要件」を参照してください。

アーキテクチャ

次の図は、外部および内部ネットワークにおけるFCMの通信フローを示しています。

FCMアーキテクチャ

GoogleアカウントをFCM向けに構成するには

  1. Googleデベロッパーアカウントの資格情報を使用して次のURLにサインインします:

    https://console.firebase.google.com/

  2. [Add project] をクリックします。

    [Create a project]オプション

  3. プロジェクトを作成したら、[Project settings] をクリックします。

    [Project Settings]オプション

  4. [Cloud Messaging] タブを選択します。

  5. [Cloud Messaging API (Legacy)]が無効になっている場合、サーバーキーは表示されません。

    [Cloud Messaging API (Legacy)]が「disabled」

    次のように [Cloud Messaging API (Legacy)] を有効にします。

    1. [Cloud Messaging API (Legacy)]の横にある[(縦長の3点リーダー)]をクリックし、 [Manage API in Google Cloud Console]をクリックします。

      [Manage API in Google Cloud Console]

    2. [CLoud Messaging]で、[Enable]をクリックします。

      [Enable Cloud Messaging]

  6. [Server key] および [Sender ID] の値をコピーします。次の手順で、これらの値をXenMobileコンソールに貼り付けます。2016年10月時点では、Firebaseコンソールでサーバーキーを作成する必要があります。

    [Cloud Messaging]タブ

Android上でFCMのクライアントアプリをセットアップする手順については、このGoogle DevelopersのCloud Messagingの記事を参照してください:https://firebase.google.com/docs/cloud-messaging/android/client

XenMobileをFCM用に構成するには

XenMobileコンソールで、[設定]>[Firebase Cloud Messaging] の順に選択します。

  • [APIキー] を編集して、Firebase Cloud Messaging構成の最後の手順でコピーしたFirebase Cloud MessagingのServer keyを入力します。

  • [送信者ID] を編集して、前の手続きでコピーした送信者ID値を入力します。

送信者ID値の入力

セットアップを完了後は、接続スケジュールデバイスポリシーを削除するか、接続頻度を下げるようにポリシーを変更できます。

構成をテストするには

  1. Androidデバイスを登録します。

  2. このデバイスをXenMobileから切断するため、少しの時間アイドル状態にします。

  3. XenMobileコンソールにサインインして [管理] をクリックし、Androidデバイスを選択して [保護] をクリックします。

    Androidデバイスの[保護]オプション

  4. [デバイス操作] で、[選択的なワイプ] をクリックします。

    [選択的なワイプ]オプション

    正常に構成されている場合、Endpoint Managementに再接続せずにデバイスで選択的なワイプが行われます。

Firebase Cloud Messaging