コマンドラインを使用したVDAのインストール

この記事の対象は、WindowsオペレーティングシステムがインストールされたマシンでのVDAのインストールとカスタマイズです。

重要:

この記事では、VDAのインストールコマンドの実行方法について説明します。インストールを始める前に、「VDAのインストール」を参照して、インストールに関する考慮事項、インストーラー、インストール中に指定する内容について確認してください。

シトリックスでは、VDAのインストール、削除、アップグレード用のサンプルスクリプトをご用意しています。詳しくは、「スクリプトを使用したVDAのインストール」を参照してください。

VDAをインストールする

VDAのインストールおよびコマンド実行の進行状況と戻り値の確認を行うには、管理者特権を持っているか、[管理者として実行]を使用する必要があります。

  1. VDAをインストールするマシンで、Citrix Cloudにサインインします。
  2. 左上のメニューで、[マイサービス]>[Virtual AppsおよびDesktops] を選択します。
  3. 右上にある [ダウンロード] をクリックし、ドロップダウンで [VDAのダウンロード] を選択します。VDAのダウンロードページが表示されます。目的のVDAインストーラーを見つけて、[ファイルのダウンロード]をクリックします。
  4. ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイル名を指定して実行します。この記事で説明するオプションを使用してください。

    • サーバーOS用Virtual Delivery Agentの場合は、VDAServerSetup.exeを実行します。

    • デスクトップOS用Virtual Delivery Agentの場合は、VDAWorkstationSetup.exeを実行します。

    • デスクトップOS用Core Services Virtual Delivery Agentの場合は、VDAWorkstationCoreSetup.exeを実行します。

インストール前にファイルを展開するには、絶対パスを指定して/extractを実行します(例:.\VDAWorkstationCoreSetup.exe /extract %temp%\CitrixVDAInstallMedia)。(ディレクトリはあらかじめ存在する必要があります。そうでない場合、抽出は失敗します)。次に、新しいコマンドプロンプトを開いて、抽出先フォルダー(上の例ではCitrixVDAInstallMedia)でVDAWorkstationCoreSetup.exeを実行します。この記事で説明する有効なオプションを使用してください。

VDAのインストールで使用するコマンドラインオプション

次のオプションは、VDAServerSetup.exeVDAWorkstationSetup.exeVDAWorkstationCoreSetup.exeの各コマンドの1つ以上で使用できます。

  • /baseimage

    このオプションは非推奨です。仮想マシン上にVDA for Desktop OSをインストールする場合にのみ有効です。マスターイメージでのPersonal vDiskの使用を有効にします。

    このオプションはVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーの使用時には無効です。

  • /components component[,component]

    インストールまたは削除するコンポーネントをコンマ区切りのリストで指定します。以下の値を指定します。

    • VDA: Virtual Delivery Agent

    • PLUGINS: Windows向けCitrix Workspaceアプリ

    VDAおよびCitrix Workspaceアプリをインストールするには、「/components vda,plugins」と指定します。

    このオプションはVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーの使用時には無効です。このインストーラーでは、Citrix Workspaceアプリはインストールできません。

  • /controllers “controller [controller] […]”

    VDAが通信可能なCitrix Cloud ControllerのFQDNを、引用符で囲んだスペース区切りのリストで指定します。/site_guidと/controllersを一緒に指定しないでください。

  • /disableexperiencemetrics

    Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析の自動アップロードが阻止されます。

  • /enable_framehawk_port

    Framehawkで使用されるUDPポートを開放します。デフォルト値:false

  • /enable_hdx_ports

    Windowsファイアウォールサービスが有効な場合(ファイアウォールが無効になっていても)、Cloud Connectorおよび有効な機能(Windowsリモートアシスタンスは除く)で必要なポートが開放されます。Windows以外のファイアウォールを使用している場合は、手作業でファイアウォールを構成する必要があります。ポートの詳細については、「ネットワークポート」を参照してください。

    HDXアダプティブトランスポートがControllerとの通信に使用するUDPポートを解放するには、このオプションに加えて、/enable_hdx_udp_portsオプションを指定します。

  • /enable_hdx_udp_ports

    Windowsファイアウォールサービスが検出された場合に(ファイアウォールが無効になっていても)、HDXアダプティブトランスポートに必要なポートがWindowsウォールで開放されます。Windows以外のファイアウォールを使用している場合は、手作業でファイアウォールを構成する必要があります。ポートの詳細については、「ネットワークポート」を参照してください。

    VDAとControllerおよび有効化された機能との通信に使用するUDPポートを新たに解放するには、このオプションに加えて、/enable_hdx_portsオプションを指定します。

  • /enable_real_time_transport

    オーディオパケットでUDPを使用してパフォーマンスを向上させる機能(リアルタイムオーディオ転送)を有効または無効にします。この機能を有効にすると、オーディオパフォーマンスを向上させることができます。Windowsファイアウォールサービスが検出されたときにUDPポートが開放されるようにするには、/enable_hdx_portsを指定してください。

  • /enable_remote_assistance

    Citrix Cloud Directorの監視機能で使用する、Windowsリモートアシスタンスのシャドウ機能を有効にします。このオプションを指定すると、Windowsリモートアシスタンスによってファイアウォールで動的ポートが解放されます。

  • /exclude “<component>”[,”<component>”]

    二重引用符で囲まれた、オプションコンポーネントをインストールしません。複数のコンポーネントを指定する場合は、コンマで区切って、それぞれを二重引用符で囲みます。たとえば、MCSが管理していないイメージ上でVDAをインストールまたはアップグレードする場合、Machine Identity Serviceコンポーネントは必要ありません。以下の値を指定します。

    • AppDisks VDAプラグイン
    • Personal vDisk
    • Machine Identity Service
    • Citrix User Profile Manager
    • Citrix User Profile Manager WMI Plugin
    • Citrix Universal Print Client
    • Citrix Telemetry Service
    • Citrix Personalization for App-V - VDA
    • Citrix Supportability Tools
    • Smart Tools Agent
    • Citrix Files for Windows

    インストールでCitrix Profile Managementを除外すると(/exclude “Citrix User Profile Manager”オプションを使用すると)、Citrix Cloud Directorコンポーネントを使ったVDAの監視やトラブルシューティングに影響が生じます。[ユーザーの詳細]ページの[個人設定]パネル、および[EndPoint]ページの[ログオン処理時間]パネルに不具合が発生します。[ダッシュボード]ページと[傾向]ページでは、Profile managementがインストールされているマシンについてのデータしか[平均ログオン処理時間]パネルに表示されません。

    サードパーティのユーザープロファイル管理ソリューションを使用している場合でも、Citrix Profile Managementサービスをインストールして実行することをお勧めします。Citrix Profile Managementサービスの有効化は、必須ではありません。

    MCSを使用してVMをプロビジョニングする場合は、Machine Identity Serviceを除外しないでください。

    /includeおよび/includeadditionalの両方に同じ追加コンポーネント名を指定した場合、そのコンポーネントはインストールされません。

    このオプションはVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーの使用時には無効です。そのインストーラーは、これらの項目の多くを自動的に除外します。

  • /h または /help

    コマンドのヘルプを表示します。

  • /hdxflashv2only

    セキュリティを強化するため、従来のFlashリダイレクトのバイナリをインストールしません。

    このオプションはグラフィックインターフェイスでは使用できません。

  • /includeadditional

    インストールするオプションコンポーネントを1つ以上、それぞれ二重引用符で囲みコンマ区切りで指定します。このオプションを使用すると、リモートPCアクセス展開を作成する場合に、デフォルトでは含まれない追加コンポーネントをインストールできます。以下の値を指定します。

    • Personal vDisk
    • Citrix User Profile Manager
    • Citrix User Profile Manager WMI Plugin
    • Citrix Universal Print Client
    • Citrix Telemetry Service
    • Citrix Personalization for App-V - VDA
    • Citrix Supportability Tools
    • Smart Tools Agent
    • Citrix Files for Windows

    /includeおよび/includeadditionalの両方に同じ追加コンポーネント名を指定した場合、そのコンポーネントはインストールされません。

  • /installdir <directory>

    コンポーネントのインストール先として既存の空ディレクトリを指定します。デフォルト値:c:\Program Files\Citrix

  • /logpath <path>

    ログファイルのパスを指定します。既存のフォルダーを指定する必要があります。インストーラーによって作成されません。Default = 「%TEMP%\Citrix\XenDesktop Installer」

    このオプションはグラフィックインターフェイスでは使用できません。

  • /masterimage

    仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。VDAをマスターイメージとしてセットアップします。このオプションは/mastermcsimageと同等です。

    このオプションはVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーの使用時には無効です。

  • /mastermcsimage

    インストールするマシンを、Machine Creation ServicesでVMのプロビジョニングに使用するマスターイメージに指定します。

  • /masterpvsimage

    インストールするマシンを、Citrix Provisioningまたはサードパーティのプロビジョニングツール(Microsoft System Center Configuration Managerなど)でVMのプロビジョニングに使用するマスターイメージに指定します。

  • /no_mediafoundation_ack

    MicrosoftのMedia Foundationがインストールされていなければ、複数のHDXマルチメディア機能はインストールされず、動作しないものがあることを認識します。このオプションが省略されていて、Media Foundationがインストールされていない場合、VDAインストールは失敗します。サポートされているほとんどのWindowsのエディションには、Nエディションの例外を除けば、Media Foundationが既にインストールされています。

  • /nodesktopexperience

    VDA for Server OSをインストールする場合にのみ有効です。デスクトップエクスペリエンス拡張機能を無効にします。この機能の有効/無効は、Citrixポリシーの[デスクトップエクスペリエンス拡張]設定でも制御できます。

  • /noreboot

    インストール後の再起動を無効にします。VDAは、再起動後にのみ使用できます。

  • /noresume

    デフォルトでは、インストール中にマシンの再起動が必要になった場合、再起動が完了すると自動的にインストーラーが再開します。デフォルトを上書きするには、/noresumeを指定します。これは、メディアを再マウントする必要がある場合、または自動インストール中に情報をキャプチャする必要がある場合に役立ちます。

  • /optimize

    仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。ハイパーバイザー上の仮想マシンにインストールするVDAを最適化します。仮想マシンの最適化には、オフラインファイルの無効化、バックグラウンド最適化(デフラグ処理)の無効化、およびイベントログサイズの縮小などの操作が含まれます。リモートPCアクセスの展開では、このオプションを指定しないでください。詳しくは、CTX125874を参照してください。

  • /portnumber port

    /reconfigオプションを指定する場合にのみ有効です。Virtual Delivery AgentとController間の通信で使用されるポート番号を変更します。変更前のポートは無効になります(ポート80を除く)。

  • /quiet または /passive

    ユーザーインターフェイスを表示せずにインストールを実行します。インストールおよび構成プロセスは、Windowsタスクマネージャーにのみ表示されます。このオプションを指定しない場合、インストールウィザードが表示されます。

  • /reconfigure

    インストール済みのVirtual Delivery Agent設定をカスタマイズします。/portnumber、/controllers、または/enable_hdx_portsオプションと一緒に使用します。/quietオプションを指定しない場合は、VDAをカスタマイズするためのグラフィカルインターフェイスが開きます。

  • /remotepc

    リモートPCアクセス展開(デスクトップOS)または仲介接続(サーバーOS)でのみ有効です。次のコンポーネントのインストールを除外します:

    • Citrix Personalization for App-V
    • Citrix User Profile Manager
    • Citrix User Profile Manager WMI Plugin
    • Machine Identity Service
    • Personal vDisk
    • Citrix Supportability Tools
    • Citrix Files for Windows

    このオプションはVDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーの使用時には無効です。このインストーラーは、上記のコンポーネントのインストールを自動的に除外します。

  • /remove

    /componentsオプションで指定したコンポーネントを削除します。

  • /removeall

    インストール済みのすべてのコンポーネントを削除します。

  • /sendexperiencemetrics

    Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析が自動的に送信されます。これが省略される場合(または/disableexperiencemetricsが指定される場合)、分析はローカルで収集されますが、自動的には送信されません。

  • /servervdi

    Windowsサーバー上にVDA for Desktop OSをインストールします。Windowsサーバー上にVDA for Server OSをインストールする場合は、このオプションを指定しないでください。このオプションを使用する前に、「サーバーVDI」を参照してください。

    このオプションはグラフィックインターフェイスでは使用できません。

  • /site_guid guid

    サイトのActive Directory組織単位(OU)のグローバル一意識別子(GUID)を指定します。Active Directory OUベースのController検出を使用する場合、GUIDにより仮想デスクトップとサイトが関連付けられます(デフォルトの検出方法である自動更新を使用することをお勧めします)。サイトGUIDは、Studioに表示されるサイトプロパティです。/site_guidと/controllersを一緒に指定しないでください。

  • /tempdir directory

    インストール時に一時ファイルを作成するディレクトリを指定しますデフォルト値:c:\Windows\Temp

    このオプションはグラフィックインターフェイスでは使用できません。

  • /virtualmachine

    仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。インストーラーによる物理マシンの検出を上書きして、BIOS情報を仮想マシンに渡して物理マシンとして振る舞うようにします。

    このオプションはグラフィックインターフェイスでは使用できません。

例:VDAのインストール

次のコマンドでは、サーバーOSにVDAをインストールします。マスターイメージにはVDAを使用します。

VDAServerSetup.exe /quiet /controllers "Contr-East.domain.com" /enable_hdx_ports /masterimge

次のコマンドは、リモートPCアクセスまたはVDI展開で使用するためにデスクトップOSにCore Services VDAをインストールします。Citrix Workspaceアプリとその他の非コアサービスはインストールされません。Cloud Connectorのアドレスが指定され、Windowsファイアウォールサービスのポートが自動的に開放されます。管理者が再起動を処理します。

VDAWorkstationCoreSetup .exe /quiet /controllers "Contr-East.domain.com" /enable_hdx_ports /noreboot

コマンドラインを使ったVDAのカスタマイズ

VDAをインストールした後で、いくつかの設定をカスタマイズできます。次のオプションの1つまたは複数を使用して、XenDesktopVDASetup.exeを実行します。

  • /reconfigure(VDAをカスタマイズする場合は必須のオプションです)
  • /hまたは/help
  • /quiet
  • /noreboot
  • /controllers
  • /portnumber <port>
  • /enable_hdx_ports

次のステップ

マシンカタログの作成

構成プロセス全体を確認するには、「インストールと構成」を参照してください。