マシンカタログの作成

物理マシンまたは仮想マシンのグループは、「マシンカタログ」と呼ばれる単一のエンティティとして管理されます。カタログ内のマシンは、オペレーティングシステムの種類(サーバーまたはデスクトップ)がすべて同じです。サーバーOSマシンを含むカタログには、WindowsマシンまたはLinuxマシンのいずれかのみを含めることができ、両方を含めることはできません。

注:

Azure Resource Managerを使用してリソースをホストしている場合には、以下で説明するようにStudioを使用する代わりに、展開方法としてAzureクイック展開を使用することもできます。詳しくは、「Azureクイック展開」を参照してください。

最初のマシンカタログを作成する場合、Studioに手順が表示されます。最初のカタログを作成した後、Studioでは最初のデリバリーグループを作成する手順が表示されます。作成したカタログを後で変更したり、追加のカタログを作成したりすることができます。

概要

仮想マシンのカタログの作成時には、それらの仮想マシンのプロビジョニング方法を指定します。Machine Creation Services(MCS)やCitrix ProvisioningなどのCitrixツールを使用できます。または、独自のツールを使用してマシンをプロビジョニングすることもできます。

  • Citrix Provisioningを使用してマシンを作成する場合の手順については、Citrix Provisioningのドキュメントを参照してください。
  • MCSを使用して仮想マシンをプロビジョニングする場合、カタログ内に同じ仮想マシンを作成するためのマスターイメージ(またはスナップショット)を提供します。カタログを作成する前に、まずハイパーバイザーまたはクラウドサービスのツールを使用し、マスターイメージを作成して構成します。この処理には、イメージへのVirtual Delivery Agent(VDA)のインストールが含まれます。インストール後、Studio管理コンソールでマシンカタログを作成します。そのイメージ(またはイメージのスナップショット)を選択し、カタログで作成する仮想マシンの数を指定して、追加情報を構成します。
  • マシンが既に提供されており、マスターイメージが必要ない場合でも、マシンに対して1つまたは複数のマシンカタログを作成する必要があります。

MCSを使用して最初のカタログを作成する場合は、以前に作成したホスト接続を指定します。後で(最初のマシンカタログおよびデリバリーグループを作成した後に)、その接続に関する情報を変更したり、追加接続を作成したりすることができます。

RDSライセンスチェック

Windows Server OSマシンを含むマシンカタログの作成には、有効なMicrosoft RDSライセンスの自動チェックが含まれます。Studioは、電源が投入され登録されたマシンのカタログを検出し、このチェックを実行します。

  • 電源が投入され登録されたマシンが見つからない場合は、RDSライセンスチェックが実行できなかったことを示す警告が表示されます。
  • マシンは検出されたがエラーが検出された場合は、検出された問題を含むカタログの警告メッセージがStudioによって表示されます。カタログからRDSライセンス警告を削除する(Studioに表示されないようにする)には、カタログを選択して、[操作]ペインで [RDSライセンスの警告を削除] をクリックします。確認のメッセージが表示されたら、操作を確定します。

VDA登録

仲介セッションを起動する場合、検討対象のCloud ConnectorにVDAが登録されている必要があります。VDAが登録されていないと、登録されていれば使用されるはずの資源が使用されない場合があります。VDAが登録されない理由はさまざまですが、その多くはトラブルシューティングできるものです。Studioではカタログ作成ウィザードで、またはカタログをデリバリーグループに登録した後に、トラブルシューティング情報を提供します。

カタログ作成ウィザードで、既存のマシンを追加すると、コンピューターアカウント名の一覧に、各マシンがカタログに追加するのに適しているかどうかが示されます。各マシンの横にあるアイコンにマウスを合わせると、そのマシンに関する情報メッセージが表示されます。

メッセージで問題のあるマシンが示された場合は、該当のマシンを([削除]ボタンを使って)削除することも、そのマシンを追加することもできます。たとえば、(登録されたことがないなどの理由により)マシンに関する情報を取得できないことを示すメッセージが表示された場合は、そのマシンを追加する可能性があります。

VDA登録のトラブルシューティングについて詳しくは、CTX136668を参照してください。

MCSカタログ作成の概要

以下は、カタログの作成ウィザードに情報を入力した後のデフォルトのMCS操作の簡単な概要です。

  • (スナップショットではなく)マスターイメージを選択した場合、MCSでスナップショットが作成されます。
  • MCSでスナップショットの完全コピーが作成され、ホスト接続で定義されたストレージの各場所に格納されます。
  • MCSによってマシンがActive Directoryに追加され、そこで一意の識別子が作成されます。
  • ウィザードで指定した数の仮想マシンがMCSによって作成され、各仮想マシンに対して2つのディスクが定義されます。1つの仮想マシンにつき2つのディスクに加えて、同じストレージの場所にマスターも保存されます。ストレージの場所が複数定義されている場合、それぞれの場所に以下の種類のディスクが割り当てられます。
    • スナップショットの完全コピー(前述の説明を参照)。読み取り専用であり、作成した仮想マシン間で共有されます。
    • 各仮想マシンに一意の識別子を与える、一意のIDディスク(16MB)。各仮想マシンに対し、1つのIDディスクが割り当てられます。
    • 仮想マシンへの書き込みを保存する、一意の差分ディスク。このディスクは(ホストストレージでサポートされている場合)シンプロビジョニングされ、必要に応じてマスターイメージの最大サイズまで拡大します。各仮想マシンに対し、1つの差分ディスクが割り当てられます。差分ディスクには、セッション中に加えられた変更が保存されます。専用デクストップの場合、この変更は無期限に保存されます。プールされたデスクトップの場合、再起動のたびにこの変更は削除され、新しい変更が作成されます。

または、仮想マシンを作成して静的デスクトップを配信する場合、(カタログの作成ウィザードの [マシン] ページで)シックな(完全なコピーの)仮想マシンのクローンを指定できます。完全なクローンでは、すべてのデータストアにマスターイメージを保持する必要はありません。各仮想マシンに独自のファイルが存在します。

ハイパーバイザーまたはクラウドサービスでのマスターイメージの準備

マスターイメージには、オペレーティングシステム、仮想化しないアプリケーション、VDA、およびそのほかのソフトウェアをインストールしておきます。

ヒント:

  • マスターイメージは、「クローンイメージ」、「ゴールデンイメージ」、「ベース仮想マシン」、または「基本イメージ」と呼ばれることがあります。ホストベンダーとクラウドサービスプロバイダーで、異なる用語を使用する場合もあります。
  • Citrix Provisioningを使用する場合は、マスターイメージまたは物理コンピューターをマスターターゲットデバイスとして使用できます。Citrix Provisioninでは、イメージを指すのにMCSとは異なる用語を使用します。詳しくは、 Citrix Provisioningのドキュメントを参照してください。
  • ハイパーバイザーまたはクラウドサービスに、作成されたマシン数に対応する十分なプロセッサ、メモリー、ストレージがあることを確認してください。
  • デスクトップとアプリケーションで必要な適切な量のハードディスクスペースを構成します。この値は、後で、またはマシンカタログ内で変更することはできません。
  • リモートPCアクセスのマシンカタログでは、マスターイメージを使用しません。
  • MCS使用時のMicrosoft KMSライセンス認証に関する注意事項:VDA 7.xをXenServer 6.1、XenServer 6.2、vSphere、またはMicrosoft System Center Virtual Machine Managerホストで使用している場合、Microsoft WindowsやMicrosoft Officeのライセンスを手動でリセットする必要はありません。

マスターイメージに以下のソフトウェアをインストールして構成します。

  • ハイパーバイザー用の統合ツール(XenServer Tools、Hyper-V統合サービス、VMware Toolsなど)。この手順を省略すると、アプリケーションやデスクトップが正しく動作しなくなる場合があります。
  • VDA。最新の機能を利用できるように、最新バージョンをインストールすることをお勧めします。マスターイメージにVDAをインストールできないと、カタログ作成が失敗します。
  • アンチウイルスプログラムや電子ソフトウェア配信エージェントなどのサードパーティツール(必要に応じて)。ユーザーやマシンの種類に適した設定で、サービス(更新機能など)を構成します。
  • 仮想化せずにユーザーに提供するサードパーティのアプリケーション。ただし、可能な場合はアプリケーションを仮想化することをお勧めします。仮想化することで、アプリケーションを追加したり再構成したりするたびにマスターイメージを更新する必要がなくなり、コストが削減されます。また、各デスクトップにインストールするアプリケーションが少なくなるため、マスターイメージのハードディスクのサイズを減らしてストレージコストを節約できます。
  • App-Vアプリケーションを公開する場合は、推奨設定のApp-Vクライアント。App-V Clientは、Microsoft社から提供されます。
  • MCSで作成したマシンカタログで、ローカライズされたMicrosoft Windowsを配信する場合は、マスターイメージに言語パックをインストールして言語オプション(システムロケールや表示言語など)を設定しておく必要があります。これにより、プロビジョニング時にスナップショットが作成されると、その言語パックおよび言語オプションが仮想マシンで使用されます。

重要:

Citrix ProvisioningまたはMCSを使用する場合は、マスターイメージ上でMicrosoft System Preparation Utility(Sysprep)を実行しないでください。

マスターイメージを準備するには

  1. ハイパーバイザーの管理ツールを使用して、マスターイメージを作成してから、オペレーティングシステムと、すべてのサービスパックおよび更新プログラムをインストールします。仮想CPUの数を指定します。また、PowerShellを使用してマシンカタログを作成する場合、仮想CPUの値を指定することもできます。Studioを使用してカタログを作成する場合には、仮想CPUの数は指定できません。デスクトップとアプリケーションで必要な量のハードディスクスペースを構成します。この値は、後で、またはカタログ内で変更することはできません。
  2. ハードディスクはデバイスの場所「0」で接続されている必要があります。多くの標準マスターイメージテンプレートでは、デフォルトでこの場所にハードディスクが構成されますが、カスタムテンプレートを使用する場合は注意してください。
  3. マスターイメージに前述のソフトウェアをインストールして構成します。
  4. Citrix Provisioningを使用する場合は、マスターターゲットデバイスをドメインに追加する前に、マスターターゲットデバイスから作成したvDiskのVHDファイルを作成します。詳しくは、Citrix Provisioningのドキュメントを参照してください。
  5. MCSを使用していない場合、マスターイメージはアプリケーションとデスクトップがメンバーとなっているドメインに統合します。マスターイメージが、仮想マシンを作成するホスト上で使用できることを確認してください。MCSを使用している場合、ドメインへのマスターイメージの統合は必要ありません。プロビジョニングされたマシンは、カタログの作成ウィザードで指定されたドメインに統合されます。
  6. マスターイメージのスナップショットを作成して、わかりやすい名前を付けておくことをお勧めします。カタログの作成時にスナップショットの代わりにマスターイメージを指定すると、Studioによりスナップショットが作成されますが、そのスナップショットにわかりやすい名前を付けることはできません。

カタログの作成を開始する

カタログを作成する前に:

  • 以下のセクションを確認して、選択する項目および指定する情報について理解しておいてください。
  • マシンをホストするハイパーバイザーやクラウドサービスなどのリソースに対して、接続を作成していることを確認してください。
  • マシンのプロビジョニングに使用するマスターイメージを作成している場合は、そのイメージにVDAがインストールされていることを確認してください。

カタログ作成ウィザードを開始するには、次の操作を行います:

  1. Citrix Cloudにサインインします。左上のメニューで、[マイサービス]>[Virtual AppsおよびDesktops] を選択します。
  2. [管理] をクリックします。
  3. 初めてカタログを作成する場合には、適切な選択を行うためのガイドがStudioに表示されます(「マシンをセットアップし、マシンカタログを作成して、アプリとデスクトップを実行します。」など)。カタログ作成ウィザードが開き、以下の項目が順番に表示されます。

既存のマシンカタログがあり、別のマシンカタログを作成する場合は、Studioのナビゲーションペインで [マシンカタログ] を選択します。その後、[操作]ペインで [マシンカタログの作成] を選択します。

ウィザードの指示に従って、以下のページで操作を行います。表示されるページは、選択内容と使用する(ホストへの)接続によって異なります。具体的なガイダンスについては、ホストの種類に応じた記事を参照してください。

手順1:オペレーティングシステム

各カタログでは、以下のいずれかの種類のマシンを追加します。

  • サーバーOS: サーバーOSのカタログでは、ホストされた共有デスクトップおよびアプリケーションが提供されます。マシンでは、サポートされているバージョンのWindowsまたはLinuxオペレーティングシステムを実行できますが、両方をカタログに含めることはできません。
  • デスクトップOS: デスクトップOSのカタログでは、さまざまなユーザーに割り当て可能なVDIデスクトップやアプリケーションが提供されます。
  • リモートPCアクセス: リモートPCアクセスのカタログでは、オフィスにあるユーザーの物理デスクトップマシンへのリモートアクセスが提供されます。リモートPCアクセスでは、セキュリティを保護するためのVPNが不要です。

手順2:マシン管理

このページは、リモートPCアクセスカタログを作成するときには表示されません。

[マシン管理] ページでは、マシンの管理方法と、マシンの展開に使用するツールが示されます。

Studioを使用してカタログ内のマシンの電源を管理するかどうかを選択します。

  • Studioで電源管理したりクラウド環境でプロビジョニングしたりするマシン(仮想マシンやブレードPCなど)。このオプションは、ハイパーバイザーやクラウドサービスへの接続が構成済みの場合にのみ使用可能です。
  • Studioで電源管理しないマシン(物理マシンなど)。

マシンがStudioで電源管理されるか、クラウド環境でプロビジョニングされるよう指定した場合、仮想マシンの作成に使用するツールを選択します。

  • Citrix MCS(Machine Creation Services): マスターイメージを使用して仮想マシンを作成および管理します。クラウド環境内のマシンカタログではMCSが使用されます。MCSは物理マシンでは使用できません。
  • Citrix Provisioning: 複数のターゲットデバイスを単一のデバイスコレクションとして管理します。マスターターゲットデバイスからイメージ作成されたCitrix Provisioning vDiskを使用して、デスクトップとアプリケーションを配信します。このオプションはクラウド展開では使用できません。
  • その他: 上記以外のツールでデータセンター内の既存のマシンを管理します。この場合、Microsoft System Center Configuration Managerまたはほかのサードパーティアプリケーションを使用してカタログ内のマシン構成の一貫性を保つことをお勧めします。

手順3:デスクトップの種類(デスクトップエクスペリエンス)

このページは、デスクトップOSマシンを含むカタログを作成しているときにのみ表示されます。

[デスクトップエクスペリエンス] ページでは、ユーザーがログオンするたびに行われる処理を指定できます。次のいずれかを選択します。

  • ユーザーは、ログオンするたびに新しい(ランダムの)デスクトップに接続されます。
  • ユーザーは、ログオンするたびに同じ(静的な)デスクトップに接続されます。

2つ目のオプションを選択し、Citrix Provisioningを使用してマシンをプロビジョニングしている場合、デスクトップへのユーザー変更の処理方法を構成できます:

  • ユーザー変更を個別のPersonal vDisk上のデスクトップに保存する。
  • ユーザー変更をローカルディスク上のデスクトップに保存する。
  • ユーザーがログオフしたらユーザー変更を破棄し、仮想デスクトップをクリアする。

手順4:マスターイメージ

このページは、MCSを使用して仮想マシンを作成するときにのみ表示されます。

ホストハイパーバイザーまたはクラウドサービスへの接続を選択してから、過去に作成したスナップショットまたは仮想マシンを選択します。

そのほかの注意事項:

  • MCSまたはCitrix Provisioningを使用する場合は、マスターイメージ上でMicrosoft System Preparation Utility(Sysprep)を実行しないでください。
  • スナップショットの代わりにマスターイメージを指定すると、Studioでスナップショットが作成されますが、そのスナップショットにわかりやすい名前を付けることはできません。

デフォルトで選択されているVDAの最小バージョンは変更しないでください。

ウィザードで過去に選択したマシン管理テクノロジとの互換性がないスナップショットまたは仮想マシンを選択すると、エラーメッセージが表示されます。

手順5:クラウドプラットフォームとサービス環境

仮想マシンをホストするのにクラウドサービスやプラットフォームを使用している場合、カタログ作成ウィザードでホスト固有の追加ページが表示されることがあります。たとえば、Azure Resource Managerマスターイメージを使用する場合、カタログ作成ウィザードには [ストレージとライセンスの種類] ページが含まれます。

手順6:デバイスコレクション

このページは、Citrix Provisioningを使用して仮想マシンを作成するときにのみ表示されます。このページには、まだカタログに追加されていないデバイスコレクションおよびデバイスが表示されます。

使用するデバイスコレクションを選択してください。詳しくは、Citrix Provisioningのドキュメントを参照してください。

手順7:マシン

このページは、リモートPCアクセスカタログを作成するときには表示されません。

このページのタイトルは、 [マシン管理]ページの[マシン][仮想マシン][仮想マシンとユーザー]で選択した内容によって変わります。

  • MCSを使ってマシンを作成する場合:

    • 作成する仮想マシンの数を指定します。
    • 各仮想マシンのメモリ量(MB単位)を選択します。
    • 重要:作成された各仮想マシンにハードディスクがあります。そのサイズはマスターイメージで設定されます。カタログでハードディスクのサイズを変更することはできません。
    • [デスクトップエクスペリエンス] ページで、ユーザーによる静的デスクトップへの変更を専用のPersonal vDiskに保存することを指定した場合は、vDiskサイズ(GB単位)とドライブ文字を指定します。
    • 展開に複数のゾーン(リソースの場所)が含まれている場合、カタログのゾーンを選択できます。
    • 静的なデスクトップ仮想マシンを作成する場合は、仮想マシンコピーモードを選択します。「 仮想マシンコピーモード」を参照してください。
    • Personal vDiskを使用しないランダムなデスクトップ仮想マシンを作成する場合は、各マシンの一時データに対して使用するキャッシュを構成できます。「一時データ用キャッシュの構成」を参照してください。
  • Citrix Provisioningを使用してマシンを作成する場合:

    [デバイス]ページには、前のウィザードページで選択したデバイスコレクションにあるマシンが一覧表示されます。このページでは、マシンを追加または削除することができません。

  • 他のツールを使ってマシンを配信する場合:

    Active Directoryマシンアカウント名の追加(またはアカウント名一覧のインポート)仮想マシンのActive Directoryアカウント名は、追加またはインポートした後に変更できます。[デスクトップエクスペリエンス]ウィザードページで静的なマシンを指定すると、 追加する各仮想マシンにオプションでActive Directoryユーザー名を指定できます。

    名前を追加またはインポートした後で、[削除]ボタンを使用して、ユーザーはウィザードページ上のままで一覧から名前を削除できます。

  • Citrix Provisioningまたは他のツール(MCS以外)を使う場合:

    追加(またはCitrix Provisioningデバイスコレクションからインポート)する各マシンのアイコンとヒントにより、カタログに追加できない可能性のあるマシン、またはCloud Connectorに登録できない可能性のあるマシンを特定できます。

仮想マシンコピーモード

[マシン] ページで指定するコピーモードによって、MCSがマスターイメージからシン(簡易コピー)クローンまたはシック(完全なコピー)クローンのどちらを作成するかが決まります。(デフォルトはシンクローン)

  • 簡易コピークローンは、効率的にストレージを使用し、すばやくマシンを作成したい場合に使います。
  • 完全コピークローンは、マシン作成後にIOPSが潜在的に低下した場合に、質の高いデータの復元と移行サポートが必要な場合に使います。

一時データ用キャッシュの構成

仮想マシンでローカルに行う一時データのキャッシュはオプションです。MCSを使用してカタログ内のプールされた(専用ではない)マシンを管理するときに、マシンの一時データキャッシュの使用を有効にできます。カタログで一時データのストレージを指定する接続を使用する場合は、カタログ作成時に一時データキャッシュ情報を有効にして構成できます。

一時データのキャッシュを有効にするには、カタログの各マシンのVDAをバージョン7.9以上にする必要があります。この機能は、MCSIOと呼ばれます。

重要:

この機能を使用するには、最新のMCSIOドライバーが必要です。このドライバーは、VDAのインストール時またはアップグレード時にオプションとしてインストールできます。デフォルトでは、このドライバーはインストールされません。

カタログで使用する接続を作成するときに、一時データ用に共有ストレージとローカルストレージのどちらを使用するかを指定します。詳しくは、「 接続とリソース」を参照してください。カタログでの一時キャッシュの有効化と構成には、2つのチェックボックスと値:[キャッシュに割り当てられたメモリ(MB)][ディスクキャッシュサイズ(GB)] があります。デフォルトでは、これらのチェックボックスはオフになっています。これらのチェックボックスの片方または両方をオンにした場合、デフォルト値は接続の種類に応じて変化します。通常は、デフォルト値で十分なことが多いですが、次のデータに必要な容量を検討します。

  • Windowsページファイルなどの、Windows自体が作成する一時データファイル
  • ユーザープロファイルデータ
  • ユーザーのセッションに同期されるShareFileデータ
  • セッションユーザーによって作成またはコピーされるデータや、ユーザーがセッション内にインストールするアプリケーション

Windowsでは、マシンカタログのマシンがプロビジョニングされる元のマスターイメージの空き容量より極端に大きいキャッシュディスクをセッションで使用することはできません。たとえば、マスターイメージの空き容量が10GBしかないのに、20GBのキャッシュディスクを指定してもメリットはありません。

[ディスクキャッシュサイズ]チェックボックスをオンにした場合は、一時データは最初にメモリキャッシュに書き込まれます。メモリキャッシュが、構成されている制限([キャッシュに割り当てられたメモリ]の値)に到達すると、最も古いデータが一時データキャッシュディスクに移動されます。

ストレージの画像

メモリキャッシュは、各マシンの合計メモリ容量の一部であるため、[キャッシュに割り当てられたメモリ]チェックボックスをオンにする場合は、各マシンの合計メモリ容量の増加を考慮します。

[キャッシュに割り当てられたメモリ]チェックボックスをオフにし、[ディスクキャッシュサイズ]チェックボックスをオンのままにすると、一時データはメモリキャッシュの最小量に達するまでキャッシュディスクに直接書き込まれます。

[ディスクキャッシュサイズ]をデフォルト値から変更すると、パフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。サイズはユーザー要件とマシンの負荷に合わせる必要があります。

重要:

ディスクキャッシュの容量が不足すると、ユーザーセッションは利用できなくなります。

[ディスクキャッシュサイズ] チェックボックスをオフにすると、キャッシュディスクは作成されません。この場合は、[キャッシュに割り当てられたメモリ]にすべての一時データを格納できる十分に大きい値を指定します。この設定ができるのは、大容量のRAMを各仮想マシンに割り当てられる場合だけです。

両方のチェックボックスをオフにすると、一時データはキャッシュされず、各仮想マシンの差分ディスク(OSストレージにあります)に書き込まれます。(これは、7.9より前のリリースでは、プロビジョニングアクションです。)

このカタログを使用してAppDiskを作成しようとしている場合は、キャッシュを有効にしないでください。

マシンカタログの作成後は、キャッシュ値を変更できません。

手順8:ネットワークインターフェイスカード(NIC)

このページは、リモートPCアクセスカタログを作成するときには表示されません。

複数のNICを使用する場合は、各NICに仮想ネットワークを関連付けます。たとえば、特定のセキュアネットワークへのアクセスに1枚のNICを割り当てて、より一般的なネットワークへのアクセスに別のNICを割り当てることができます。また、このページでNICを追加または削除することもできます。

手順9:マシンアカウント

このページは、リモートPCアクセスカタログを作成するときにのみ表示されます。

ユーザーまたはユーザーグループに対応するActive Directoryマシンアカウントまたは組織単位(OU)を指定して追加します。組織単位名にはスラッシュ(/)を使用しないでください。

構成済みの電源管理接続を選択するか、電源管理を使用しないことを選択します。電源管理に必要な接続が構成済みでない場合は、マシンカタログの作成後に新しい接続を作成してから、そのマシンカタログを編集して電源管理設定を更新できます。

手順10:コンピューターアカウント

このページは、MCSを使用して仮想マシンを作成するときにのみ表示されます。

カタログ内の各マシンには、対応するActive Directoryコンピューターアカウントを割り当てる必要があります。新しいアカウントを作成するか既存のものを選択して、アカウントの場所を指定します。

  • 新しいアカウントを作成する場合は、マシンが存在するドメインのドメイン管理者権限が必要です。

    作成するマシンのアカウント名前付けスキームを指定します。番号記号(#)により、名前に追加される連番または文字とその位置が定義されます。組織単位名にはスラッシュ(/)を使用しないでください。名前の先頭に番号記号を配置することはできません。たとえば、名前付けスキームとして「PC-Sales-##」を指定して[0~9]を選択すると、PC-Sales-01、PC-Sales-02、PC-Sales-03などのコンピューターアカウント名が作成されます。

  • 既存のアカウントを使用する場合、アカウントを参照するか、[インポート]をクリックしてアカウント名が含まれるCSVファイルを指定します。インポートするファイルでは、次の形式を使用する必要があります:

    [ADComputerAccount] ADコンピューターアカウント名.ドメイン

追加するマシンに十分な数のアカウントをインポートする必要があります。これらのアカウントはStudioで管理されるため、すべてのアカウントのパスワードのリセットをStudioに許可するか、アカウントのパスワードを指定します(すべてのアカウントで同じパスワードを使用する必要があります)。

物理マシンまたは既存のマシン用のカタログでは、既存のアカウントを選択またはインポートして、各マシンをActive Directoryコンピューターアカウントおよびユーザーアカウントに割り当てます。

Citrix Provisioningで作成されたマシンでは、ターゲットデバイスのコンピューターアカウントは異なる方法で管理されます。詳しくは、Citrix Provisioningのドキュメントを参照してください。

手順11:概要、名前、および説明

[概要] ページで、指定した設定を確認します。カタログの名前と説明を入力します。この情報は、Studioに表示されます。

完了したら、[完了]をクリックしてカタログの作成を開始します。

詳細情報の表示

次のステップ

最初のカタログを作成すると、Studioではデリバリーグループを作成する手順が表示されます。

構成プロセス全体を確認するには、「インストールと構成」を参照してください。