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クライアントドライブマッピング（CDM）
クライアントドライブマッピングは、クライアントエンドポイントのストレージドライブをCitrix HDXセッション内で利用できるようにすることで、ファイルやフォルダーをクライアントからセッションホストに、またはその逆方向に転送できるようになります。この機能はデフォルトで読み取り権限と書き込み権限の両方で有効になっています。マップされたクライアント側デバイス上でのフォルダーおよびファイルの追加や変更を禁止するには、［クライアント側ドライブへの読み取り専用アクセス］設定を有効にします。この設定項目をポリシーに追加するときは、［クライアントドライブのリダイレクト］設定も追加されており、［許可］が選択されていることを確認してください。
セキュリティ上の予防措置として、デフォルトでは、エンドポイントドライブは実行権限なしでマップされます。マップされたクライアントドライブから実行可能ファイルをユーザーが直接実行できるようにするには、セッションホストのExecuteFromMappedDriveレジストリ値を編集します。詳しくは、「レジストリを介して管理される機能」にある「マップされたクライアントドライブ」を参照してください。
要件
CDMを使用するための要件は以下のとおりです。
Citrixコントロールプレーン
- Citrix Virtual Apps and Desktops 1912以降
- Citrix DaaS
セッションホスト
- オペレーティングシステム
- Windows 10 1809以降
- Windows Server 2016以降
- Linux：Linux Virtual Delivery Agentの「システム要件」を参照してください。
- VDA
- Windows：Citrix Virtual Apps and Desktops 1912以降
- Linux：Linux Virtual Delivery Agentのドキュメントを参照してください。
クライアントデバイス
- オペレーティングシステム
- Windows 10 1809以降
- Linux：Linuxのシステム要件については、Workspaceアプリを参照してください。
関連ポリシー
CDMの設定については、「ポリシー設定リファレンス」セクションを参照してください。
ダブルホップのシナリオ
CDM はダブルホップのシナリオでサポートされます。デフォルトでは、クライアントエンドポイントのドライブは2番目のホップセッションにマップされ、最初のホップのドライブは使用できません。ただし、これは、クライアントエンドポイントのドライブでなく最初のホップのドライブが2番目のホップのセッションにマップされるように設定することもできます。
この機能を構成するには、次のレジストリ値を編集します。
- キー： HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\ICA Client\Engine\Configuration\Advanced\Modules\ClientDrive\
- 値の名前：NativeDriveMapping
- 値の種類：REG_SZ
- 値のデータ：
- True - 最初のホップセッションのドライブを2番目のホップセッションにマッピングします。
- False - クライアント エンドポイントのドライブを2番目のホップセッションにマッピングします。
注：
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
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