XenMobile Server

ダッシュボードベースの操作

XenMobileコンソールのダッシュボードにアクセスすると、情報を一目で確認することができます。この情報を使用して、ウィジェットで問題や成功を速やかに確認できます。

ダッシュボードとは、XenMobileコンソールに最初にサインインすると表示される画面です。コンソールの別の場所からダッシュボードにアクセスするには、[分析] をクリックします。ページのレイアウトを編集したり表示されるウィジェットを編集するには、ダッシュボードの [カスタマイズ] をクリックします。

  • マイダッシュボード: 最大4つのダッシュボードを保存できます。ダッシュボードを個別に編集し、保存したダッシュボードを選択してそれぞれを表示することができます。
  • レイアウトスタイル: この行では、ダッシュボードに表示するウィジェットの数とレイアウトを選択することができます。
  • ウィジェット選択: ダッシュボードに表示する情報を選択することができます。
    • 通知: 左側の数字の上のチェックボックスをオンにして、ウィジェットの上に通知バーを追加します。このバーには、準拠デバイス数、非アクティブデバイス数、24時間以内にワイプまたは登録されたデバイス数が表示されます。
    • プラットフォームごとのデバイス: プラットフォームごとの管理対象デバイス数と管理対象外デバイス数が表示されます。
    • キャリアごとのデバイス: キャリアごとの管理対象デバイス数と管理対象外デバイス数が表示されます。各バーをクリックすると、プラットフォームごとの内訳が表示されます。
    • プラットフォームにより管理されているデバイス: プラットフォームごとの管理対象デバイス数が表示されます。
    • プラットフォームにより管理されていないデバイス: プラットフォームごとの管理対象外デバイス数が表示されます。このグラフに表示されるデバイスにはエージェントがインストールされている場合がありますが、特権が失効またはワイプされています。
    • ActiveSyncゲートウェイ状態ごとのデバイス: ActiveSyncゲートウェイの状態ごとにグループ化されたデバイス数が表示されます。この情報では拒否、許可、または不明の状態が表示されます。各バーをクリックするとプラットフォームごとの内訳が表示されます。
    • 所有権ごとのデバイス: 所有権の状態ごとにグループ化されたデバイス数が表示されます。この情報ではコーポレート所有、従業員所有、または不明の所有権状態が表示されます。
    • 失敗したデリバリーグループ展開: 失敗した展開の合計数がパッケージごとに表示されます。展開に失敗したパッケージのみが表示されます。
    • ブロックされた理由ごとのデバイス: ActiveSyncでブロックされたデバイス数が表示されます。
    • インストール済みアプリ: このウィジェットを使用して、アプリ名を入力すると、グラフにはそのアプリに関する情報が表示されます。
    • 一括購入アプリライセンス使用状況: Appleの一括購入アプリのライセンス使用状況に関する統計データが表示されます。

使用例

環境の監視におけるダッシュボードウィジェットの多彩な活用法の一例を次に示します。

  • 業務用モバイルアプリを展開したところ、業務用モバイルアプリをデバイスにインストールできないというサポートチケットを受け取りました。[コンプライアンス外デバイス] ウィジェットおよび [インストール済みアプリ] ウィジェットを使用して、業務用モバイルアプリがインストールされていないデバイスを確認します。
  • 非アクティブなデバイスを環境から削除してライセンスを解放できるように、こうしたデバイスを監視するとします。こうした統計情報を把握するには、[非アクティブ デバイス]ウィジェットを使用します。
  • データが正しく同期されないというサポートチケットを受け取りました。[ActiveSync ゲートウェイ状態ごとのデバイス] ウィジェットおよび [ブロックされた理由ごとのデバイス] ウィジェットを使用すると、この問題にActiveSyncが関連しているかどうかを特定できます。

レポート

環境のセットアップおよびユーザーの登録後、レポートを実行すると環境に関する情報を確認できます。XenMobileには、実際の環境でのデバイスの動作状況を把握するためのレポートが多数組み込まれています。詳しくは、「レポート」を参照してください。

重要:

カスタムレポートの作成にSQL Serverを使用することは可能ですが、お勧めしません。この方法でSQL Serverデータベースを使用すると、XenMobile展開環境で予期しない結果が生じることがあります。このレポート作成方法を実行する場合は、SQLクエリが読み取り専用アカウントで実行されるようにしてください。

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